丹沢宿泊実習続き:
2日目の朝、9時を過ぎて雨が上がってきた。
集合写真を撮ってもらい、出発だ。
女子は雨もあるので、宮ヶ瀬ビジターセンターまで歩いてもらう。
男子は登山道を通って、物見峠まで歩くことにする。
黒岩までのコースは平坦な山道である。が、木の橋が滑る。
黒岩から、唐沢林道に直接登る班と、崩壊した登山道を歩く班に分かれる。
林道直下のスギ林斜面の登山道が大きく崩壊しており、ここで登山道を歩きを諦める。
この斜面を登るのに、学生たちとの体力差・年齢差を感じる。
這うようにして登る。っとここで黒岩で別れた班と合流する。
物見隧道横の階段路を登って物見峠に出て、煤ヶ谷へ向かう。
学生たちは早い早い。こちらは、左足首をかばいながら少し変な歩き方をしたせいか
膝まで痛くなる。ストックをつきながらゆっくりゆっくり歩く。
学生たちが待っている。ぼくが降りて来なくても煤ヶ谷でバスが来たらそれに乗れ!
っと学生たちを行かせる。
ダブルストックでゆっくりゆっくり歩く。
K君がぼくを待っている。否、何かを見つけたようだ。
このキノコだ!
昨日、彼はアラゲキクラゲをレジ袋一杯に採り、それを野菜炒めに入れて食べた。
地面から直接出ている。
二人で一本づつ採り、調べために持ち帰る。
帰ってきて、持ち帰ったキノコの写真を見て「ムラサキシメジ」だと判る。
現場では、このような紫色に見えず、茶褐色に見えたのだ。
色覚もおかしくなったのか?
昨年、キンランを見ても金色に見えなかったことがあった。
疲れると色の判断もできなくなるのか?
K君はぼくを振り返りながら先に行く。
ときどき彼がぼくを待っている。
ぼくの姿を見ると、彼は消える。
まるでハンミョウが飛ぶようにして彼はぼくの様子を伺っているのだ。
自分が情けない。
もう、20歳前後の学生たちと一緒に争うように歩くのは無理なのだ。
一人だと、自分のペースで歩けるが、若者の歩く速度は速い。
ぼくが学生たちよりも優れているのは、ただ山、自然を知っているということだけだ。
学生たちはそれを上回る若さがある。
左足首の捻挫が治らず、とうとう膝も痛くなり、なんだか陰鬱な気持ちになる。
昨日は、「野生生物探検隊」の集まりが真鶴であった。
膝が痛いから、疲れているからと断ろうと思ったが、
自分を奮い立たせなければいけないと、真鶴駅前のお店へ!
take隊員、isa隊員、k-ta隊員、やまぼうしさん、Sakaiさんが笑顔で迎えてくれる。
take隊員の還暦だという。やまぼうしさんはバイクで後ろから車に追突されて怪我をしたようだ。
8時過ぎに終わり、駅に走る。
これからも、できるだけ長く楽しい集まりを続けて行きたい。
3 件のコメント:
ムラサキシメジを連れ合いと二人で食べました。
どうもこの埃臭さというか土臭さの味に馴染めない。丸一日湯がいて水に浸けておいたが、この味は薄まらない。
この土臭さを除くにはどうしたら良いのだろう。
今年は、ナラタケをまだ見つけていない。
先日は足の調子がよくないのに夕方から参加してくださり、ありがとうございました。take隊員も途中からでしたが、皆そろって、乾杯できてよかったです。
今度はぜひ湯沢のほうにも来てください。やまぼうしさんたちも乗り気ですから。
ムラサキシメジ、単体で食べるよりほかのキノコ類と一緒に食べるといいかもしれませんね。あんまりそのものの味を楽しむということにはなりませんが。
とにかく足のほう、お大事にしてください。
k-ta隊員へ
湯沢へは是非行ってみたいです。
春の湯沢なんて山菜がいっぱいありそうですね。
足の方は来春までに治れば良いかなと思ってます。
心配かけてすみません。
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