「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年10月30日木曜日

イヌとカモシカの側頭筋と咬筋の着くところ                        The points of attachment of the temporalis and masseter muscles in dog and serow

 イヌ(ビーグル)とカモシカの下顎骨を含む頭骨で下顎骨に着く主な咬む筋肉(側頭筋と咬筋)、及びそれらの筋肉が走り出ている頭骨を示す。側頭筋はイヌでは矢状縫合fに発して頭頂骨・側頭骨eから出て筋突起aに着いて、下顎骨を引き上げる。咬筋は頬骨弓dに発して咬筋窩a'に着く。カモシカの咬筋も同じであるが、側頭筋は矢状縫合までは行かないで、側頭骨eからでて筋突起aに着く。

図1. イヌCanis familiarisの角突起a、咬筋窩a'、下顎頭b、犬歯c、頬骨弓d、側頭骨e、矢状隆起f
図2. カモシカCapricornis crispusの角突起a、咬筋窩a'、下顎頭b、犬歯c、頬骨弓d、側頭骨e

梃子の原理では、bが支点になり力点がa、a'となりcが作用点になる。イヌの方が側頭筋(fとa間)の幅と長さがカモシカよりも大きく、より強い力が犬歯に掛かると思われる。もちろん作用点は犬歯ばかりでなく全ての歯だが、ここでは犬歯だけを問題にした。

2025年10月29日水曜日

シカやカモシカは支点(下顎頭)から歯(作用点までの距離が長い)                 Deer and serrow have long distance between their fulcrums and their points of application force

 陸生の偶蹄類のシカ、カモシカ、イノシシ及びノウサギの下顎骨の下顎頭をアップする。シカ、カモシカの下顎頭は筋突起よりずいぶん離れた下にある。が、イノシシの下顎頭は筋突起より僅かに下だ。何れも歯冠より高い位置にある。

図1.シカCervus nipponの下顎頭
図2.カモシカCapricornis crispusの下顎頭
図3.イノシシSus scrofaの下顎頭
図4.ノウサギLepus brachyurusの下顎頭
筋突起は下顎頭より下の下顎枝前方の部分

嚙む力は、下顎骨が引き上げられて食物を噛み締める時の生じる力だ。ぼくは誤解をしていた。「ニホンザルはリスザルよりも咬む力が強いと云える」とは断言できない。それは、力点(力が作用する筋肉が着く筋突起)、支点(顎関節で下顎頭)、作用点(力を及ぼす場所、ここでは歯だ)である事を再度考えると、ニホンザルの方がリスザルよりも支点から作用点までの、また力点から支点までの距離が長い。ニホンザルはリスザル以上に噛むちからは強そうではある。
シカやカモシカでは、支点と力点となる筋突起の長さ(a)と支点と作用点となる歯までの距離(b)は圧倒的にbの方が長い。これはイヌやネコとは比較にならないほどだ。当然、イヌ、ネコの方が嚙む力が強いと云える。イノシシの下顎頭と筋突起の位置はニホンザルタイプだ。ノウサギも噛む力はネコやイヌに及ばないと云える。
動物たちの歯と筋突起と下顎頭をテコの原理の作用点、力点、支点と考えると一筋縄では行かない。
いずれにしても草食動物は草食動物に肉食動物は肉食動物に適した下顎骨の構造と筋肉を持っているのだ。

2025年10月25日土曜日

イヌの下顎頭と臼歯の位置                       Position of Condyloid process and Molars in Dog mandible

前回はニホンザルとリスザルの側面から見た下顎骨の下顎頭と歯の位置(高さ)の関係で、ニホンザル型とリスザル型を区別できた。ニホンザル型は下顎頭と歯の高さの位置の開き(図1のH)が大きいが、リスザル型は下顎頭と歯の高さには高さの開きが無かった。
食肉目は概してリスザル型である。イヌ型亜目イヌ科イヌ属のイヌ(Canis familiaris)をアップする。
図1.クロ(甲斐犬とコリーの雑種)
は下顎頭、他の図も同じ
図2.ビーグル
図3.友人YNが秩父?で
図4.奥湯河原で
イヌの下顎骨の形状は犬種による差は無いようだ(図1~4)。
下顎頭が支点になって筋突起に付着する側頭筋によって下顎骨は引き上げられる。筋突起の下方の下顎枝の外側と内側に頭骨下面にある翼状突起外側版と翼突窩外側版に外側翼突筋と内側翼突筋があって下顎骨を前後へ動かし、噛み締める。さらに、頬骨弓からの咬筋が下顎骨の上辺部に着き、下顎骨を引き上げる。

2025年10月23日木曜日

下顎頭の位置のニホンザルタイプとリスザルタイプ                 Japanese macaque type and Squirrel monkey type for the mandible

ニホンザルとリスザルの下顎骨を見ていて、面白い事に気が付いた。それは歯が出てくる位置と下顎頭●の高さに大きな違い(H)がある事だ(図1&2)。ニホンザルではHが高くなり(図1)、リスザルは低くなり歯冠の高さより下顎頭は少し上にあるだけだ(図2)。この違いは咬む時の支点となる下顎頭が歯と離れる程固い物を咬む時に下顎の歯に力が入ることだろう。つまりニホンザルは固い樹皮を食べることができるが、リスザルは樹皮食いはしないでもっぱら果実を食べているからだろう。
ここで、下顎頭と歯が出る位置の違いHをニホンザル型とリスザル型と名付ける。
図1.ニホンザルMacaca fuscataの下顎頭●と歯の位置
図2.リスザルSaimiri sciureusの下顎頭●と歯の位置
ニホンザル型には、ネズミ、ウサギ、シカ、カモシカ、イノシシいる。
リスザル型には、イヌ、ネコなどの食肉目が含まれる。
次回はそれらの写真をアップする。

2025年10月22日水曜日

道端に生えている毒キノコのオオシロカラカサダケ                       Poison mushrooms, Chlorophyllum molybdites that are seen in road side

千葉市に住む友人TGが道端にキノコがたくさん出ているとLINEで写真を送ってきた。あー、これは毒キノコだ。が、名は覚えていない。Googleの画像検索で調べたら出てきた。ハラタケ科のオオシロカラカサダケと云うもののようだ。もちろん毒キノコで、食べると消化器系の嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、発熱となるが、死までの例はないようだ。
あー、イヤダイヤダ!キノコを食べて胸がムカついてきたり、オカシイと感じたら、ぼくはすぐトイレで吐く、水を飲んでは吐く、吐けない時は喉に指を入れて吐く。これだと気持ち悪さが続くが、半日で済む。
しかし、神経系の毒で、その症状が食べてから数時間後に出るものには対応できない。神経性の毒は死に繋がる。これからキノコの季節だ注意したい。
道端の草叢に出ている毒キノコのオオシロカラカサダケ
一段と寒くなってきた。床暖をONにしているが、それでも寒く感じる。昨日、カトレア類を部屋に取り込んでいて良かった。

2025年10月21日火曜日

スズメガの仲間                            Hawkmoth family                  

 この所、庭の下草であるタイワンホトトギスの花にスズメガの仲間が訪れている。スズメガの仲間は一か所でホバリングしながら花の蜜を吸う。が、狙ってカメラに納めようとしても一つの花に落ち着いていない。2,3秒ですぐ他の花に移る。移る花が10センチ以内のモノであればピントも合うのだが、随分離れたところの花に行ったり、すぐ隣の花に行ったり、その飛行行動パターンが読み取れない。

このスズメガの幼虫は草取りをしている連れ合いが時々見つけて教えてくれる。庭は雑草園のようなので、ヘクソカズラが絡みついているのでホシホウジャクの幼虫の食草となっているようだ。

図1.タイワンホトトギスの花の蜜を吸おうとホバリングする
図2.花が多くある箇所にピントを合わせるが、、、、
図3.下の方の花に行くホシホウジャク
図4.ピンのあったホシホウジャクを撮るのは難しい
この所急に寒く?なってきた。庭のウメの枝にぶら下げていたカトレア類も室内に取り込んだ。残りのデンドロの仲間は5度c以下の低温になるまでそのままだ。我が部屋の中は、窓ぎわ下げたラン鉢で部屋の中が少し薄暗くなった。まー、仕方がない。また、4月の八重桜が咲くまでの半年間は我慢するよりない。

2025年10月19日日曜日

金木犀が咲いた!                      Osmanthus fragrans has bloomed!

咲いた!朝、庭に面した窓を開けると金木犀の香りが飛び込んできた。早速網戸を開けて縁台に出て写真を撮る(図1)。
図1.縁台から
庭に降りて、今度はカメラを変えて近寄って花を撮る(図2)。が、どうしてかピントが合っているのが撮れない。近寄るとと流石に香りが凄い。枝を一本切って居間のテーブルの花瓶に挿そう。
図2.近くから花を撮る
今日は、午後から4千歩の散歩に行こう。先日、日大の博物館から戻ってから腰椎辺りが重痛い感じが3日間続いていたが、昨日から大丈夫になったので、スーパーまで往復2千歩の買い物だった。

 

2025年10月18日土曜日

秋の味覚と香り                    The tastes and scents of autumn

昼過ぎ駅近くのスーパーに秋刀魚・サンマを買いに行ってきた。序に大根1本とバドワイザー2缶を買った。スーパーの魚売り場に並んでいる秋刀魚を見て、良くこの漢字を当てはめたと思った。まさしく秋を代表とする日本刀のような魚である。
もちろん焼いて食べる。できれば庭にブロックを二つ置きその間に金網を置き、炭火で焼きたい。でも、面倒だそれになんだか雨が降ってきそうだ。仕方がないガスコンロで焼くよりないか!
図1.秋刀魚
スーパーの帰路、ほのかに金木犀の香りがする。帰宅後すぐ庭の金木犀を見た。もう蕾が開きかかっていて香りを放っている。秋だ。今夜はこの金木犀の香りとビールと秋刀魚の味を堪能しよう。
図2.金木犀の蕾が開きかけている

2025年10月16日木曜日

我が家の金木犀はまだ蕾           The Osmanthus fragrans in back yard is still in buds.

青梅の方に住んでいる大学の同級の友人女子が金木犀の香りが漂っていると14日にLINEのクラス会の仲間で投稿していた。が、こちらはまだ。しかし、今朝庭の金木犀を見ると蕾を付けている(図1)。明日か明後日には咲き、素晴らしい香りを漂わせそうだ。
図1.キンモクセイの蕾、もうすぐだ!
庭のコムラサキの選定した枝先にヤマトシジミが停まっている(図2)。いつも飛び回っているが、冷たい雨曇りの空なので動かない。 

図2.庭のヤマトシジミ


日大の骨の博物館                 Museum of Bones and Skeletons, Nihon Univ.

 日大の「骨の博物館」に行ったのは、ムササビの骨格標本が展示されていることをネットで知ったからだ。始めは、ムササビの置いてある場所を何と素通りしたのだ。で、オカシイと思い探したが見つからない。受付に行って訊くかな?っと思って戻りながら歩いているとあった!(図1)。

どうして気付かなかったのか不思議な位だ。触って、骨をバラバラにして見たいが、そんな骨格標本の展示はありえない。スケール代わりにいつも持ち歩いているノートを置く(図2)。ゴメン、仕切り線を越えた。これで、上腕骨、橈骨、大腿骨、脛骨の長さの目安になる。

図1.ムササビの骨格標本
図2.スケール代わりにA6判148x105のノートを置く

手持ちの確実には同定できなかった上腕骨、橈骨や大腿骨、脛骨はムササビのモノと同定した。散歩を兼ねて行って来た甲斐があった。また、拙書「頭骨コレクション」が本棚にあった(図3)。嬉しいねぇー!
図3.「頭骨コレクション」がある!
帰りも歩いて往復6355歩であった。しかし、帰路は左の脹脛がおかしくなりそうなので、足裏に力を入れずに歩き事無きを得た。
6千歩を超えたせいか、帰ってきてから腰の腰椎辺りが痛い。それは、二日過ぎた今朝も痛いのだ。ベットの上で寝る前も起きた時も4タイプのストレッチをしている時は腰は何も違和感を感じない。しかし、今朝もベットから立ち上がると腰椎辺りが重痛い。