「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年7月23日水曜日

斜里岳で24名ヘリで救助のニュース                  News on rescue 24 peoples in Mt.Shari by heli.

 北海道・斜里岳で14人孤立 ヘリ2機、現場を「ハシゴ」で全員救助

のニュースが載っていた。それで、思い出したのだ。1975年8月の斜里岳登山でも同じような急な豪雨で沢登りの道を下れなくなり、網走青年団の人たちが人間ザイル・人間垣根を作ってくれて下りれなくなった人たちを助けてくれたのだ。今からちょうど50年前の夏だ!
登り始めは快晴だが、蒸し暑かった。

登りはこのような水が流れる岩場を登る
山頂に着いたら、一転俄かに掻き曇り、ブヨが襲い掛かる
雨曇りの中、下りは登山者で溢れる
急流となっている岩場では網走青年団の人たちが、、、
これらの網走青年団の人たちが登っていなければ我々は孤立した
上の2枚の写真は友人の故Jean J. Burton氏が撮る。
網走青年団の人たちにまだ感謝の言葉を述べていない。この場を借りてお礼を言いたい。この日は道東地域は快晴であり、絶交の登山日和だった。それが、このような状況に陥るのだ。山を侮ってはいけないことを教えてくれる。

偶蹄類の下顎骨と臼歯列              Molar line and mandibula in Artiodactyla

前回は霊長目の下顎骨と臼歯列を見てきた。今回は偶蹄類の下顎骨と臼歯をアップする。
カモシカやシカ、キョンの下顎骨は齧歯目や食肉目の下顎骨より、さらに鋭いV字状になっている(図1&2)。それは、ブッシュバックも同じだ(図3)。臼歯列は下顎骨の真上に乗っている。

図1.左カモシカと右シカの下顎骨と臼歯列

図2.シカ科キョンMuntiacus reevesiの下顎骨と臼歯列
この若いキョンはキンシコウ調査地の楊家の番犬が食べていた。
図3.ウシ科ポンゴ・ブッシュバックTragelaphus scriptusの下顎骨と臼歯列
この若いポンゴはタンザニア・マハレNPで殺された。

イノシシでは臼歯列が内側に少し入り込んでいる(図3)。下顎骨は下から見れば臼歯層が下顎体の内側に出ていることが判る(図4)。

図3.イノシシの下顎骨と臼歯列
図4.イノシシの下顎骨を下から見る
歯槽が下顎体の内側に入っているのが判る
この臼歯槽が下顎体の内側に入っているのはネズミやサルの仲間もそうであった。臼歯槽が下顎体の内側に入ることによって、どのような機能が付加されるのか????、、、、?この問題はpendig にしておく。

2025年7月22日火曜日

カノコユリが咲きだした!                          Kanokoyuri, Japanese lily has begun to bloom!

今、庭の吊り下げたラン類に散水していたら、カノコユリが咲いていた。この株にはまだ4つの蕾があるし、もう1本の株のも3つの蕾がある。嬉しい、このカノコユリはヤマユリに次いで好きなゆりだ。この場所は朝陽が当たるだけだが、割に大きな花を咲かせている。まだ、オニユリたちがたくさん咲いている。カノコユリをググっていたら、花粉はネコに有毒だとWikipediaに載っている。本当かな?
オニユリとは違った明るさを清々しさを漂わせている。

日本が右傾化の道を辿らなければ良いが、、、。不安を感じる参院選の結果だ!フィンランドに近いサンクト・ペテルブルクでプーチンやめろ!と大規模デモがあったようだ。これがロシア全土に波及してもらいたい。
 

2025年7月21日月曜日

霊長目の下顎骨と臼歯列                 Mandibles and molar lines in Primates

霊長目直鼻亜目の下顎骨をアップする。サルの仲間はヒトを含めて生まれながらに左右の下顎骨が癒合・合体している。先ず、アジア・アフリカに分布する狭鼻下目のオナガザル亜科マカク属のニホンザルとカニクイザルとタイワンザルだ。(図これらの両性のカニクイザルは実験動物として飼育されていた個体だ。)カニクイザル♂の臼歯列は放物線を描くような並びだ。この個体だけの特徴のようにも思える。で、カニクイザル♀では図1の♂のような臼歯列ではない(図2)。
図1.左ニホンザルMacaca fuscata♂と右カニクイザルM.fascicularis♂の下顎骨と臼歯列 

図2.左カニクイザル♀、中ニホンザル♀、右タイワンザルM.cyclopis♀の下顎骨と臼歯列 
ニホンザル♀とタイワンザル♀はまだ第三臼歯が萌出していない。

コロブス亜科のアカコロブスとオナガザル亜科のサバンナモンキー♂をアップ(図3)。何れもやはり臼歯列は下顎骨の内側に入り込んでいる。
図3.アカコロブスPiliocolobus  badius♂とサバンナモンキーChlorocebus aethiops♂の下顎骨と臼歯列
更に、中南米に分布する広鼻小目のオマキザル科のリスザルSaimiri sciureusをアップ(図4)。
図4.リスザルの下顎骨と臼歯列

リスザルはそんなに臼歯列が内側には入っていない。どうも、リスザルやマーモセット、タマリンのような広鼻下目のサルたちの臼歯列は下顎骨の内側に僅かしか入り込まないようだ。

気になって曲鼻亜目のスローロリスの下顎骨を見た(図4)。これではリスザルのように僅かに臼歯列が内側に入り込んでいる。
図4.スローロリスNycticebus  coucangの下顎骨と臼歯列
ワオキツネザルADW: Lemur catta: SPECIMENSの下顎骨はどうだろう(図5)? やはり、スローロリスの下顎骨と臼歯列と大差がない。僅かに臼歯列が内側にあるだけだ。
図5.ワオキツネザルLemur cattaの下顎骨と臼歯列
霊長目の下顎骨と臼歯列との関係において云えることは、曲鼻亜目のサルでは臼歯列が僅かに内側に入り、次に直鼻亜目広鼻小目が来て、狭鼻小目ではより臼歯列が内側に入る。これは系統的に決まっている可能性がある。

暑くなってきた、昨日は我が部屋のエアコンも付けた。が、29度設定なのに身体が冷えるの、とうとうエアコンを消し、窓を開け放した。
ネタニヤフ・イスラエスはガザの食料を求めにきた人々をも虐殺しているもうネタニヤフには腹が立つ。プーチンと一緒に磔にしたい!

2025年7月19日土曜日

日本生息の食肉目の下顎骨と臼歯の並び The row for manidibles and molars in Japanese Carnivora

齧歯目の下顎の臼歯が下顎枝の中程まで内側に入り込んでいる(図1&2)。しかし、日本に生息する食肉目の下顎の臼歯は下顎枝の内側に入り込むことはなく、下顎枝の手前に最後位の臼歯がある(図3~7)。

齧歯目Rodentia

図1. アフリカオニネズミCricetomys eminiの下顎骨と臼歯
図2.スミスネズミEothenomys smithiの下顎骨と臼歯
〇:下顎枝 a:筋突起 b:関節突起or下顎頭 c:角突起

ご覧のように明らかに、ネズミの下顎骨と臼歯の並び方と食肉目のものとは違うことが判る。食肉目の臼歯は全て下顎骨の真上に並んでいる。この違いが、何に基づくものだろう。犬歯の有無?咬筋の違い?

イヌ型亜目Caniformia

図3.イヌ科Canidae:左タヌキNyctereutes procyonoides、中キツネVulpes vulpes、右イヌCanis familiarls
図4.イタチ科Mustelidae:左アナグマMeles mesles、中テンMartes melampus、右イタチMustela itatsi
図5.クマ科UrsidaeツキノワグマUrsus thibetanus 2016年TCA専門学校で
図6.アライグマ科ProcyonidaeアライグマProcyon lotor
ネコ型亜目Feliformia

図7.左ジャコウネコ科ViverridaeハクビシンPaguma larvata、中ネコ科FelidaeネコFelis catus、右マングース科HerpestidaeジャワマングースHerpestes javanicus
齧歯目の下顎骨にしても食肉目の下顎骨にしても左右の下顎骨をボンドで貼り合わせている。V字状の下顎骨だ。しかし、食肉目の臼歯列は齧歯目のように下顎枝の内側に入り込むことはない。

2025年7月17日木曜日

ネズミとネコの下顎骨臼歯の並びの違い                  The differences in the row of mandible molars between rats and cats

前回アップした齧歯目の内側咬筋の図1では、鼻骨に近い上顎骨に起因する内側咬筋が眼窩下孔を通って下顎骨の臼歯と下顎枝の間まで伸びている。齧歯目の下顎骨をあらためて見ると、食肉目のネコの下顎骨と臼歯との位置が違っている(図1)。
ネコでは臼歯は下顎骨上に並んでいる。が、ネズミでは下顎骨はネコと同じV字状であるが、左右の臼歯は内側に入り込むように平行して並んでいる。そのため、臼歯と下顎枝との間に隙間ができている(図2)。つまり、ネコの歯槽骨は下顎骨の真上に乗っているが、ネズミの歯槽骨は下顎骨から内側にずれ、しかも臼歯の歯槽骨は後退し下顎枝の前を通り超している(図1&2)。
図1.オオヤマネコLynx lynx(左)とアフリカオニネズミ(右)の下顎骨

図2のこの赤線の溝に眼窩下孔を通ってきた内側咬筋がへばり着き、この咬筋によって齧歯目特融の切歯の咬む力が強くなるのだ。
図2.アフリカオニズミCricetomys eminiの臼歯と下顎枝との間の溝(赤線

アフリカオニネズミばかりでなく、この臼歯層が、下顎骨からずれて内側に入り、さらに後退しているのは内側咬筋が眼窩下孔を通らないリス科にも見られる(図3)ので、齧歯目の特徴のようだ。
図3.アメリカモモンガGlaucomys volansの臼歯と下顎枝

まだ、プーチン・露はキーウ攻撃を続けている。ウクライナは同胞な筈なのに、、、。

2025年7月16日水曜日

ナスの中に幼虫が!             The larva is in egg-plant!

昨夕、台所でナスを切っていた連れ合いが「見て!ナスに入っている虫がいる!」と切ったナスを渡してくれた。うん、確かに何かの幼虫の芋虫がいる(図1)。何の幼虫か判らないので、画像検索したら。オオタバコガの幼虫と出てきた(図2)。ナス科の植物を食べ荒らす害虫になっている。ナス科ならトマトやジャガイモもそうだ。庭に鉢に植えたジャガイモがあるが、このところ生育状態が良くない。葉にニジュウヤホシテントウが着いている。以前はこのテントウムシの仲間を見つけたら振り落としていただけだが、今は踏み潰している。それでも毎朝2,3匹付いている。このニジュウヤホシテントウの幼虫はどこにいるのだろう。葉の裏だ。コヤツもジャガイモの葉を食っているんだ。どうりで花が咲かないわけだ。小さなジャガイモでも3,4個収穫できればと思っていたが、光合成ができなくなっているから無理かな?
図1.ナスの実の中にいる幼虫
図2.取り出したオオタバコガの幼虫
もう、6月28日に左の脹脛が散歩で攣ってから、もう3週間近く脹脛が痛くてまともに歩けない状態だ。家の中でもビッコを引き、階段の上り下りも右足だけを使っている。どうしてこんなにも長引くのか?自分の身体に腹が立つ。腰部脊柱管狭窄症による尻、腰の怠さ、痛さは4月からの毎日朝夕の足のストレッチによるリハビリによって、狭窄症による症状はかなり薄れているので、散歩したいのだ。が、今度は左脹脛が痛いのだ。
子供の頃は外遊びの日々だったので、手足を含め身体の何処かが毎日擦り傷や打ち身による怪我をしていた。治ってきたと思うと別のところを怪我していた。でも、毎日外を駆け回れた。足が攣るなんてことはなかったのだ。あー、早く歩きたい!

2025年7月15日火曜日

眼窩下孔を通る齧歯目の内側咬筋             Medial masseters passing through the infraorbital foramena in Rodents

 動物の発生過程で、先ず神経系が形成され、それから血管系も形成され、次に筋肉系も形成されていき、最後に骨が形成される。それは、頭では理解している筈だが、骨を見ていると、骨が先にあり、後から神経や血管、筋肉が作られるのではないかと思ってしまう。

さて、前回齧歯目の巨大な眼窩下孔をアップした。これらの眼窩下孔には咬筋 masseterの内側咬筋medialis m.が通るのだ(図1)。図1は齧歯目を4つに分類したADW: Rodent jawsもので、咬筋は浅咬筋と外側咬筋と内側咬筋に分けの3タイプに分けて、ネズミ型亜目とヤマアラシ型亜目の大きな眼窩下孔を通るのは内側咬筋であるとしている(図1)。

図1.眼窩下孔を通る内側咬筋  fromADW: Rodent jaws
左上:Protrogomorphous原齧歯亜目 右上:Sciuromorpousリス型亜目
左下:Myomorphousネズミ型亜目 左下:Hystricomorphousヤマアラシ型亜目

アカネズミやスミスネズミの大きな眼窩下孔には図1の左下のように咬筋が眼窩下孔を通って下顎骨の臼歯と下顎枝との間に張り付く。また、ヌートリアでは図1の右下のようになる。いずれも内側咬筋は鼻骨付近の上顎骨から起因し、眼窩下孔を通って下顎枝と臼歯との間に張り付く。

なお、外側咬筋は図2のように張り付き、浅咬筋は図3のように張り付く。
なお、臼歯よりも切歯が重要な働きをしている齧歯目でも、頭頂部から筋突起に張り付く目立たない側頭筋もある。しかし、ヒトや他の哺乳類にある翼骨突起から翼突筋は無いようだ。
図2.齧歯目の外側咬筋の付き方  fromADW: Rodent jaws
図3.齧歯目の浅咬筋の付き方 fromADW: Rodent jaws

ふー、どうも齧歯目の場合は、咬筋の種類や名称がヒトやイヌ、ネコ、豚、牛などとは違うようだ。どなたか教えて下さい。何だか、眼窩下孔を通る神経や血管、さらには咬筋まで通るのか?っと驚き、齧歯目の多様性と動物の不思議に今更ながら驚いている。

ネタニヤフ・イスラエルのガザの攻撃は続き、プーチン・露のキーウへの攻撃も激しくなっている。一時も早く攻撃を止めるべきだ。

2025年7月14日月曜日

ゴマダラカミキリを部屋に入れた!           I put a long-horned beetle into my room!

昨日夕方近く、庭に出て水道栓に散水ホースをつけて睡蓮鉢や、吊るしているラン類に水をかけていると、何とアカトンボが来て柵の上にとまった。アカトンボにも水をかけてやると一瞬飛び上がったが、またすぐ舞い戻って同じ所にとまった。足元に目を移すとゴマダラカミキリが一匹歩いている。早速捕まえて、我が部屋の網戸を開けて放り入れた。
散水が終わり、部屋に戻ったがカミキリはどこへ行ったのか分からない。そのまま放置して隣のエアコンが効いた居間でウィスキーに氷を入れて飲んでいると、娘が我が家のビールが詰まっている冷蔵庫を開けようとして、ゴマダラカミキリを見つけた。驚いて、「庭に出して!」と叫んでいる。「何言ってるんだ!俺の部屋に入れているんだ!」と云うが、もうゴキブリにあったかのようにイヤがっている。写真を撮ったら外に出す!っと言って、廊下との境のドアを閉めた。これだと、我が部屋で飛び回ろうと文句を言われる筋合いがない。
図1.ゴマダラカミキリ

 っと、寝ながらこのカミキリの件に関して考えた。

娘はダンゴムシは平気だし、ショウリョウバッタも平気だ。それらは庭で見られるからだ。連れ合いはカミキリムシやカナブンの仲間は平気だと云う。イナゴの佃煮を食べて育った世代だ。が、娘は虫やチョウまでも部屋にいると嫌がる。虫やチョウは屋外にいるものたちなのだ。

この事からよそ者嫌い、外国人嫌い、自分と異質な者嫌いも同じ根を持っているのではないかと思った。

2025年7月12日土曜日

ヌートリアの大きな眼窩下孔とリスの小さな眼窩下孔                    Big infraorbital foramen of coypu and small infraorbital foramen of squirrel

 齧歯目ほど一つの目Orderで多様な眼窩下孔を持っている目はない、眼窩と見間違うほど大きな眼窩下孔を持つヌートリアたちもいれば、小さな眼窩下孔をもつリス科の仲間もいる。でも、リスの仲間を除けば多くの齧歯目は大きな眼窩下孔をもつ。

図1と2の動物はネズミ科のアカネズミとスミスネズミである。いずれも頭骨の大きさに不釣り合いに大きな眼窩下孔をもつ。

図1.アカネズミの眼窩下孔
図2.スミスネズミの眼窩下孔
さらに大きな眼窩下孔をもつのがヌートリアの仲間である。まるで眼窩かと見誤るほど大きい(図3&4)。
図3.ヌートリアの前面からの眼窩下孔
図4.ヌートリアの右側面からの眼窩下孔
しかい、齧歯目とは思われないほとリスの仲間の眼窩下孔は小さい(図5)。
図5.ニホンリスの前面からの眼窩下孔
次回にこのような齧歯目の眼窩下孔を通る咀嚼筋についてアップする。

プーチンロシアは相変わらずウクライナに侵略戦争を仕掛けている。NATOはウクライナに武器援助だけでなく兵士も援助してもらいたい。