「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年6月6日土曜日

丹沢実習:蓑毛・ヤビツ峠・大山・見晴台・日向薬師

 昨日はTCA専門学校の丹沢実習があった。夕方から小雨模様になる予報であったが、お昼前には曇り空となり、午後2時過ぎにはポツリポツリと雨が落ちてきたので、予定を代えて梅ノ木尾根から見晴台への登山道をたどることにした。心配した雨も小雨状態だった。
7:50、秦野駅北口の4番バス停に集合
8:05、蓑毛行に乗る。
8:25、蓑毛下車、8:30、蓑毛発
最後の家を過ぎてスギ林の中を歩いていくと、学生たちが下のように毛が飛び散っているのを見つける。4ヶ所に何故か毛がまとまって落ちている。9:07、ノウサギの毛のようだ。
学生が毛の臭いを嗅いでイヌの臭いがするという。柔らかい毛ばかりなのでノウサギがテンかイタチにやられたものと考える。
学生たちは鳥の声を聴いては、その鳥の写真を撮ろうとする。どうもミソザザイを見つけたようだ。
9:15、アカショウマが丁度よく咲いている。
9:30、テン糞を見つる。以後、10個のテン糞を拾うことになる。
9:58、オニシバリが青く硬い実をつけている。これが赤い実になるんだ。
10:10、ヤブムラサキが蕾となっていた。 
 10:14、学生たちは葉の裏の小さな昆虫や様々な動植物に興味を示すのでどうしても遅くなる。
もう、この時点で大山山頂に12時という計画は取り止めだ。
 10:45、コゴメウツギが咲いていた。高度を増すにつれて蓑毛辺りではすでに咲き終わっていた木々の花が咲いている。
 10:46、マルバウツギだ!
10:50、ヤビツ峠に着く。10分休憩にする。K.H君はトイレに走る。
10:59、
ヤビツ峠から登り始めて間もなく、
11:05、オオルリのペアを見つけた学生たちはそこからしばらく動かず。
 11:08、サル糞が踏まれている。
11:16、またも何かを見つけたような学生たち、今年の2年生たちがシカやカモシカに遭ったらどんなに興奮するだろうか?
11:25、マメザクラの黒ずんだ果実だ。テン糞の内容物の大きな種子はマメザクラかも知れないので、これを3、4個採集。もちろん食べる。旨い!
11」29、イボタノキはまだ蕾だ。
11:31、ヤブデマリの花が散りはじめている。
11:44、キンランがこんな所にさいていた。
12:32、ようやく富士山が見える見晴の良いところに到着だ。
ここでも小休憩とする。もうお昼の時間だが、山頂まで我慢してもらう。
富士山が素晴らしい。このままの姿でいてもらいたい。
12:48、大山山頂で記念写真!
山頂は外国人を含め3,40名の人たちがいた。
山頂のパラボナアンテナのあるところで昼食をとる。
12:53、山頂にあるカマツカの花が満開だ。
 パラボナアンテナのところは富士山が見えて気持ちが良いのだが、寒く。
昼食休憩を30分にして13:20、出発する。
13:22、山頂近くのツクバネウツギが満開だった。
ここでは、ミツバウツギもガマズミも咲いていた。
13:30、ヤマボウシの花だ。奥がクマノミズキの花かと思っていたが、パソコンで拡大したらヤマボウシのだった。
13:42、唐沢峠・不動尻方面と見晴台方面との分かれ道になる。
地図で場所を確認させ、空模様があやしいので、見晴台へ下りることに決める。
階段の下りで、もう脚が膝ががたがたになる。足がプリプリになったという女子のKさん。
14:30、見晴台に着き、10分休憩する。
見晴台でもテン糞を3、4個拾う。どれもマメザクラの種子が入ったものだった。
途中で、雨粒が落ちてきたので、ザックカバーを持っている者はカバーをかけさせる。
 15:02、大きなお地蔵さんの所を通過する。
七曲りというか九十九折の下りは続く、続く。もう、下りはイヤだ。
15:31、舗装道路着、I君とS君は登山道を降りる。ぼくらは舗装道路のなだらかな方を歩く。
舗装道路沿いには、クサイチゴ、ニガイチゴ、モミジイチゴの熟した実が連なり、サルになったようだとKさん、摘まんでは口に運ぶ。
皆、イチゴ目になって歩く。
15:48、アブラチャンの実も大きくなってきている。
15:49、アシスタントのY.Mさんがコアカソの繁みの中にオオミズアオを見つける。 
 16:16、川沿いの道路の路肩にKa君が「糞があります!」教えてくれる。
側に植栽?されていたナンテンの葉をマークとする。 
 16:20、熊出没注意の看板や、サルの注意書きの看板がある。
この辺りはサルが出て悪さをするようだ。
もうすぐ、バス停だ。
 霧雨状の雨が降り続く。
16:29、ぼくは、傘を差して、トイレの入り口に、学生たちは自動販売機前に!
16:45分発日向薬師発の電車に、他の二人の山ガールと共に乗る。
バスに乗って、GPSをスイッチオフにする。
計、 15.5キロの行程だった。
伊勢原駅前で解散し、ぼくとアシスタントのY.Mさんとで駅前の商学部の大学の先輩がやっている「とんぼ」という食堂に入る。旨かった。

2015年6月3日水曜日

梅雨に入った? Has entered into the rainy season?

 2階の寝室に置いていたオンシジュームが咲き始めた。
このオンシジュームは花茎が1メートル以上にもなる。
バルブの大きさが15センチを超えるような大きなものに花茎がつく。
つまり、ぼくにとっては超大型の洋ランなのだ。
これも友人の奥さんの妹さんからもう30年近くまえに貰ったのだ。
株はどんどん増えるが貰い手がないので、可哀想だが、毎年小さなバルブは捨てている。
厄介者のように扱っていて、花茎が伸びてきた時から花が枯れるまで大事にされる。 
 
花が終わりかけてきたら、花茎を根元から切って花瓶に挿し、バルブの植わった大鉢は油粕と骨粉を置いて、庭の木の下に10月一杯まで放り出される。
他の洋ラン類はいつも葉やバルブの状態が見られるのだが、これだけは違う。
大きいというだけで、放り出されるのだ。
直径30センチを超す大鉢で5本以上も花茎がでて花がたくさんつけた時は
このオンシジュームを囲って写真を撮った時もあった。
しかし、今は、可哀想なくらいだ。今年からはまた以前のように少し大事にしてあげよう。

何だか、梅雨に入ったのかな?と思うような天気だ。久しぶりの雨らしい雨とも云える。
今週金曜日は専門学校の丹沢実習で、蓑毛・ヤビツ峠・大山・梅ノ木尾根・坊中と歩く予定だ。
雨だと見えるモノが見えなくなりただ雨の中の行進になってしまう。
でも、梅雨に入るのだから仕方がない。そのために学生たちにはぼくが欲しいくらの高級なゴアテのレインギアが学校から支給されている。


2015年6月2日火曜日

シカとカモシカの大腿骨の明らかな違い The clear difference of femurs between Sika deer and Japanese serow.

丹沢山塊には偶蹄類のイノシシ、シカ、カモシカが生息している。
完全な白骨死体を見つけるのは非常に稀である。
頭骨や頸椎があれば誰の骨なのか判りやすい。
今まで、漠然と大腿骨では区別できないと思っていた。
今日、越後湯沢で拾ってきた下肢骨(Fig.1&Fig.2の下の大腿骨)を綺麗にしていると、
大腿骨頭が、イノシシやカモシカとは異なっていることに気が付いた。
で、ネットで他のシカ(white tailed deer)の大腿骨頭を調べた。
ニホンジカ、のFig.1&Fig.2の黄線で囲った部分(大腿骨頭)とwhite tailed deerの形状は同じである。
http://booksite.elsevier.com/9780123884374/display.php?slide=05-07-deer_fem_lt
 Fig.1 カモシカSerow( 上)とシカDeer(下)の大腿骨、正面から
カモシカは左の大腿骨、シカは右の大腿骨
赤や黄色の線で囲った部分はそれぞれの大腿骨頭
カモシカの大転子(大腿骨頭の反対側の突出し部分)が欠けているのは、そこに筋肉に付着していたためにタヌキかアナグマなどによって齧り取られている。

Fig.2 カモシカSerow(上)とシカDeer(下)の大腿骨、後面から

カモシカの大腿骨頭の形状はイノシシばかりでなく、サル、タヌキ、アナグマ、ウサギやネズミたちと変わらない。もちろんヒトも同じ形だ。

何故、シカが他の多くの哺乳類の大腿骨頭と形状が異なるのか?
シカと同じような大腿骨頭の哺乳類はいないか?
寛骨や筋肉の着き方とともに興味を持った。

しかし、大腿骨頭は寛骨と関節でつながり、当然、カモシカとシカの歩き方の違いはあるのだろう。今まで全く気が付かなかった

2015年6月1日月曜日

ジムグリの歯  The teeth of the snake that called the Jimuguri in Japanese.

湯河原の白銀林道の探索でジムグリのミイラを拾ったことは、アップした。
その歯をケンコウのDoNature STV-40Mで観察した。
下は、LumixGH1にMARUMIのクローズアップレンズMC MACRO+10をつけて撮った。
残念、前部の歯が上下とも潰れている。
上顎の歯は、片側2列に平行に並んでおり、外側の方が長く大きい歯であることが分かる。
ヘビ類の歯は、他のトカゲやヤモリ、カナヘビなどの歯とは違って針のように鋭い。
http://members2.jcom.home.ne.jp/fumio.fukuda/boneOK.html の両性・爬虫類の骨と歯を参照。
マムシは外側の1列だけだが、アオダイショウも2列だ。
 下顎の歯の多くは潰れており、2列にはなっていないことが分かった。
ヘビ類の歯と同じ爬虫類のトカゲヤモリ、カナヘビの歯とはまったく異なる。
ヘビの歯は一度咬んだら逃さない鋭く内部へ押し込む歯であるが、
トカゲたちの歯は単に上から押し潰すといったものだ。

ノウサギが食べたクローバーの部分  A part of clover that the hare has eaten.

湯河原にはシカが生息していない。
猟期になると丹沢や伊豆半島の方から追い出されるようにやってきた
シカが侵入してくるくらいである。
だから、山に入っても下草がちゃんと繁茂しているし、
林道沿いの日当たりの良い場所は、道路工事で植栽されたクローバーの群落が見つかる。

子供の頃、家ではウサギを飼っていた。
当時はペットとしてではなく食糧として、ニワトリと同じように飼っていた。
春から秋までのウサギの餌は家の周りの道端や野原に生えているクロバーやタンポポだった。
小学生の頃はもう普通に自分で鎌を砥ぎ、これらの草を刈った。
クロバーもタンポポもウサギたちは喜んで食べてくれた。

下の写真の中央の茎のいくつかはそれらの先に葉も花も付いていない。
これは、ウサギが上の部分をパクリと食べたのだ。
では、、茎の上についていたのはクローバーの花?それとも葉?
タンポポやクローバーの群落のところで草刈して持ち帰った草を、
ウサギたちに与えると、埋もれた草の中から花を引っ張り出してムシャムシャ食べた。
ウサギは、タンポポもクローバーも花の部分が大好きなのだ。
同じように、テンやハクビシン、サルも果実はもちろんのこと花が大好きだ。
きっと甘いからなのだろう。
もちろん、上の写真の茎の先はクローバーの花がついていたのだ。

2015年5月31日日曜日

雛鳥を食べる。 The marten eat the bird's infant.

28日の湯河原の白銀林道での野生生物探検隊の探査会で見つけ拾ってきた糞、10個が全てテンのものであった。
今回の林道歩きでは、往路は糞を一個も見つけられなかった。
誰もが糞を見つけようと思う糞目になっていなかったからだ。しかし、帰路はぼくが皆さんに「糞を探して!」と叫んだので、10個も見つかったのだ。特にやまぼうしさんがたくさん見つけてくれた。

糞の水洗いの結果、内容物が分かったのでアップする。

14:37、テン糞①
これは、林道脇の大きな岩の上にあった。
その側には何故かジムグリが干からびて死んでいた。もちろん歯を見るために持ち帰ってきた。

不明植物質(蕾や花粉?)、ムカデ外皮5センチ一匹、昆虫脚外骨格

14:41、テン糞②
花?花粉?あるいは蕾が食べられた糞を洗うと、水が黄褐色に濁り、最後に花粉の柔らかい塊や蕾のガク片がたくさん残る。新鮮な糞ほど、蕾がそのままの形で残る。
また、葯に花糸がついたまま残ることも多い。

ガマズミ?の枝分かれ花柄と蕾の小片、幼鳥のウブ毛骨片
テン糞②の回りにはタヌキやイヌの足跡があった。
 イヌの足跡

 14:51、テン糞③
不明植物質塊(花粉?)、昆虫脚外骨格

14:55、テン糞④
 ヤマザクラ種子2個、ヤマグワ種子5個

 14:56、テン糞⑤
小哺乳類の毛か幼鳥のウブ毛か判断に苦しむことがあるが、哺乳類の毛は1本1本ばらばらだが、ウブ毛は根元でまとまっていることが多い、もちろん羽毛状となっているものが1本でもあればすぐ解決だ。
下の糞の中にトカゲの顎骨が見つからなければ全て小哺乳類の骨片になっただろう。

大型甲虫頭部脚外翅腹部外骨格、小哺乳類骨片・毛、トカゲ顎骨歯・骨片

 14:58、テン糞⑥
ミズキ蕾柄、小哺乳類毛

15:09、テン糞⑦
 キブシ種子、小哺乳類毛

15:11、テン糞⑧
 ミズキ蕾、小鳥ウブ毛爪骨片

15:17、テン糞⑨
これは新鮮なもので、クワの房状の集合果がそのままの形で排泄されているのが分かる。

 クワ種子果実房果柄

15:48、テン糞⑩
クワ種子

いよいよ春の果実や幼鳥が食べられる季節となった。
クワやヤマザクラの実、さらにはミズキの蕾を食べ、不明植物の花食いをしたと思われる黄褐色の柔らかい塊が見つかった。
さらに、巣内に留まっている幼鳥を食べたと思われるウブ毛や骨片が2個の糞にあった。

2015年5月30日土曜日

クワやキイチゴの実を食べる   Eating the fruits of mulberry and raspberry.

28日の白銀林道では、クワの実、モミジイチゴ、クサイチゴの実を食べまくった。
モミジイチゴを2、3個まとめて口に放り込む。
空のペットボトルがあるなら、それに詰め込みたいくらいだ。
クサイチゴもたくさん生っていた。
写真のは小さいくらいで、この倍くらいの大きなヤツが足元に食べて下さいとある。
これはヘビイチゴなので、食べても甘くないし、舌触りも良くない。
クマイチゴはこれからだ。
一番食べて、甘かったクワの実の写真を撮っていない。
黒く熟したヤツを採るのに夢中で写真を撮ることなど眼中になかった。

帰路、糞目になってもらって動物糞を探してもらった。
テン糞を7、8個拾うことができた。不思議と乾いた古い糞ばかりであったが、
一つだけ新しいものがあった。それは小さな種子が表面に浮き出ていたので、
当然、テンはキイチゴやクワの実を食べ始めているだろう。
今日は天気が良いので、水に浸けていた糞洗いをしよう。

2015年5月29日金曜日

GPSの軌跡   The route of GPS

5月21日に歩いたGPSの軌跡
パソコンが修理されたので、再びGPSの軌跡をパソコン画面で見ることができるようになった。

林道終点の伝道から雷平まで早戸川をズボンを脱いで3度渡ることになる。
3度目は雷平から対岸に渡り、すぐ下のルートのように尾根を登る。

魚止橋・車発、7:47
雷平、9:57
登山道、12:50
蛭ヶ岳、13:40
姫次、15:30
榛ノ木丸、16:30
魚止橋・車着、17:50

姫次・黍殻山の登山路から榛ノ木丸までのルートも
しっかりした踏み跡がついている。20年前では考えられないことだ。
歩いた距離は15.6キロだった。

植物の毛の存在理由 The reason why the plant leaf has comose and/or hair.

昨日は、野生生物探検隊の集まりが湯河原であった。
いつものように真鶴駅前に集合し、take隊員の車に乗せられて白銀林道を散策する。

植物の同定の仕方を教わった。
オオツルウメモドコはツルウメモドキとは違う。
これは、オオツルウメモドキとのこと。
オオツルウメモドキの葉裏の脈に沿って毛が多数あるのが同定のポイントのようだ。
毛が分かるかな?

ハコネウツギ
花弁は急角度で開く・葉裏面の脈に毛ナシ
  
 ニシキウツギ
花弁は穏やかに開く・葉裏面の脈に毛多し

どうも、植物の種を同定する場合、葉裏の葉脈に沿っての毛の形や有無が決めてになるようだ。
植物の毛の形や有無は、それぞれの植物たちにどのような機能を与えているのだろう。
乾燥や暑さや寒さに耐えるとか、捕食をまぬがれるとかがすぐ考えられるが、
毛のあるニシキウツギは山沿いに多く、毛の無いハコネウツギは海岸沿いに多いようだ。
となると、両種の生息域における毛の存在有無の理由はどうなのだろう。

白銀林道の探査を早めに終えて、真鶴駅前の食堂兼居酒屋へ
漁師で船頭のtake隊員の釣り上げた魚の刺身、焼き魚、お寿司などがテーブルに並ぶ、
さらに、林道沿いでtake隊員が採っていたウドの葉の天麩羅が出された。
ビールや焼酎を飲み、take隊員が養殖したという昆布をもらいお開きとなった。

20時頃帰宅し、修理から戻ったパソコンを箱から出し、2つのディスプレイ、キーボード、マウス、外付けハードディスクなどの配線をし、最後に電源アダプターを挿し込んで、スイッチオン。
で、今は再びこのように使用可能となる。嬉しい限りだ。