「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年6月25日水曜日

園芸品種のユリ:カサブランカ

部屋の窓際の鉢植えのカサブランカが咲いている。
二日前の夜、窓を開けたら香りが部屋に立ち込めた。
カサブランカの花の香りは微かだと思っていた。
それは、日中の話しだ。
昨夜も仕事から帰ってきてから窓を開けて香りを楽しんだ。

今、匂いを嗅ぐとヤマユリのような匂いはしない。
夜になると香りを放つのだ。

カサブランカはヤマユリの血?が混じった交雑種のようだ。

となると、ヤマユリは昼間よりも夜の方がもっともっと
艶やかな香りを放つのだろうか?

今年はまだヤマユリを見ていない。

2008年6月23日月曜日

アカショウマ

6月19日:丹沢・塩水林道で

いずれもアカショウマのようである。上のはその変種のウスベニアカショウマというようだ。

サラシナショウマとか、ショウマって一体何?
調べた。
晒菜升麻(サラシナショウマ)の漢名で、その根を乾した物のことを升麻と云い。
漢方では発汗解熱の薬として使うようだ。

ハクビシンがいる。すぐ来て!

昨年1月25日夜:
連れ合いの友人から電話がある。
飼い猫の「家」となっている箱の中にハクビシンがいて、出て行かないと云うのだ。
早速、カメラを持って駆けつける。
サンルームとしている部屋の隅に箱が置かれている。
飼い猫が自由に出入りできるような扉がある。
コヤツは飼い猫を追い出して住み込んでしまったようだ。
見る!
お!いるいる。フラッシュをつけて撮るが反応しない。
ハクビシンならもらい受けようと思ってきたのに、コヤツはハクビシンではない。
疥癬になっているタヌキである。

どうも、疥癬のため弱っているようでこのネコハウスが温かいので失敬したようだ。
気味悪いので外に出して欲しいというので、箱ごと軒下に置く。
中型犬くらいの重さの筈なのに、軽い、相当弱っているようだ。
箱ごと持ち上げて軒下に置いても出てこようともしなかった。

2日後、このタヌキはどこかに姿をくらました。
ハクビシンのまともな頭骨を持っていない。
すべて、轢死体のものなので、崩れている。
もし、これがハクビシンなら死ぬまで待っていただろうか、、、、。

この知人の家は境川沿いにある木立に囲まれた中にある一軒家。
ときどき、不快有害動物のことで電話をもらう。

2008年6月22日日曜日

梅雨にアジサイ

塩水林道沿いの斜面に見つけたコアジサイの花 上のコアジサイ花の周りがシカに食べられている。
蕾や新枝を食べたのだ。
もしやと思い、葉を一枚とり咬んでみた。
甘くはなく、青臭いだけだった。
やはり、塩水林道沿いのガクウツギの花
ウツギという名がついているが、ユキノシカ科のウツギの仲間ではなくアジサイの仲間である。

子供の頃、冬になれば雪囲いをして育てていたアマチャの記憶が鮮明にある。
山を歩いていて、アマチャに似たヤマアジサイを見つけると、口に入れて咬むこを今でも続けている。

あのちょっと不思議な甘さももう一度だけでも味わってみたい。

2008年6月21日土曜日

林道の閉ざされたゲート

塩水林道のゲート(6月19日)
丹沢のほとんどの 林道は、このような鋼鉄製のゲートで出入りができなくなっている。
登山者や自然探索者にとっては不便この上ない。
車で乗り入れるためには、県林務課へ出向いて使用許可を取る。
面倒だが、不法投棄を防止するためには致し方が無い。
四輪車の行き来をできなくするには、杭を打つだけで、あるいは、もっと大雑把で良いと思うが、不法投棄以外に、競技用二輪で沢の中や山道を駆け回る輩がいることだ。
谷間にエンジン音を響かせ、山の草木を踏み荒らす「自然愛好者」。

2008年6月20日金曜日

アサギマダラ

昨日の丹沢・塩水林道で:道路沿いのウツギの花の蜜を吸うアサギマダラ
今年も、アサギマダラに出会えた。
一昨年は奥野林道のバイカウツギの花にきていた。
いつも歩いている奥野林道のバイカウツギが下草刈りの人たちに根元付近から伐られてしまい、昨年は花を見ることができなかった。
今年は最悪の場合は株ごと死んでしまうかなと悲痛な思いで見ている。

アサギマダラのことを知ったのは40年くらい前の台湾であった。
タイワンザルの調査で沢を渡渉したところ、分け入った草叢に、まるでクリスマスツリーにつけた電球のようにキラキラと七色に輝いているサナギが1メートルくらいの草々にたくさんついていた。

蝶に詳しいY.N.君がマダラチョウの仲間のサナギで、日本にはアサギマダラがいると教えてくれた。
その神秘的とも言えるような美しいサナギの集団にまた会ってみたいものだ。

マダラチョウの幼虫は有毒物質を含んだ植物を食草にするものが多く、鳥たちは成虫も食べないようだ。

イチゴ食べ歩き

今回、キイチゴの仲間を食べ歩きできたのは、塩水林道沿いであった。尾根は低木はアセビやツツジの仲間くらいなもので、高木となるブナが多く、林床に落ちているブナの実を踏みしめて歩いた。
モミジイチゴが沿道にもっとも多く見られた。
一箇所で5、6個を口に入れながら歩いた。
ニガイチゴは数箇所で見られたくらいで、モミジイチゴよりも格段に少ない。しかし、これ本当にニガイチゴ?二粒食べたが苦味が残らなかった。現場では葉を裏返してみなかった。
これはクマイチゴ?早戸川近辺で見るクマイチゴとちょっと違う。太い幹にゴツゴツしたトゲがでており、果実の味はまー、まーと言うところか。
今まで、このイチゴはクマイチゴにしていた。が、今回図鑑で調べてウラジロイチゴということがわかった。花が咲いているだけで、実がなるのは梅雨が明けた頃か?
他に大きな赤い実をつけたクサイチゴもあった。一粒食べたが、撮り忘れた。

なんと、連れ合いの友人より頂いた佐竹・原・亘理・冨成編による「日本野生植物」木本(平凡社)によるとキイチゴ属には36種(草本を除く)があるようだ。が~んと頭を殴られたようだ。
そんなにも種分化したのは何故なんだろう?
動物たちに食べられ、いろんな環境のところにタネが分散したせいなのだろう。
では、そのオリジナルのキイチゴは何イチゴ?

2008年6月19日木曜日

久しぶりの尾根歩き

丹沢山から東に流れる塩水川の塩水橋付近に車を置く。
5時40分:出発、塩水林道を歩く。
40分くらい歩いたところから、川を渡り、尾根に取りつく。

昨年3月にこの尾根を登っている。
が、今は6月、下草が生え、さらに、スギの枝打ちをした枝が尾根道を覆いかぶさる。

30分くらいのたうち回り、汗だくとなる。
アオバトがアーウァー、オアーと鳴いている。
昨年つけた赤布が色は褪せているが、残っている。
頂上付近では、ウグイスが鳴いている。
8時41分:円山木の頭に着く。すごいブヨの大群だ。汗をかいた顔面に群がる。
下のハエのようなヤツだ。
もってきたストーブでお湯を沸かし、山頂に咲いていたアザミの新芽部分を5個、ヤマザクラの葉を5枚、オオバコの葉も容れてインスタントラーメンの朝飯とする。
ここから丹沢山までは、2.5キロなので迷ったが、ブヨがうるさいので、早々に下ることにする。

帰路は、草木の花の写真を撮りながら下る。
シカには往復で3度3頭に出会うが、一度も撮ることができなかった。いずれもメスであった。
他に出会った脊椎動物はヤマアカガエルのみ。
ホトトギスの声が響く中を林道を下る。
林道沿いの、モミジイチゴ、ニガイチゴを口に頬張りながら歩く。

往きも帰りもそれぞれ約3時間かかった。

2008年6月17日火曜日

男のトイレ学(2)野山で立ちションができない若者たち

野生動物のサインから、サインを残した哺乳動物の性別を判断することができる。
柔らかい地面や雪上や乾いたアスファルト上に、残された足跡とオシッコの痕からだ。
哺乳類のオスは長いペニスをもつが、メスはそうではない。

男女の排尿器が異なるため、ヒトがはくパンツやズボンには男用と女用では前が開くかどうかでことなっている。
ぼくが子供の頃は、男の子は立ったままオシッコができるので、女の子たちからも羨ましがられたものだ。

専門学校の男子に尋ねた。家では座ってオシッコをしていることがわかった。若い男子の同僚の先生にも聞くと、「息子にも座ってやるように躾けているし、自分もそうしている」と話してくれた。

一般家庭では、男子の小用便器は無くなり、男女兼用の便器一つになっている。

物心つく頃から日本の男子は、便器の周りにオシッコを飛び散らさないようにするために、便器に座らされてするように躾けられてしまっている。

さらに、屋外での立ちションを禁じられて育った子供たちは、山中でも気軽にオシッコができなくなっている。

小さい頃から、オシッコもウンチもズボンを下ろして便器に座って女子のようにしかしたことがないし、野原ではもちろんのこと立ちションをしたことがないので、山の中でさえ立ちションができない若者が 多数を占めるようになってしまった。

野山で用をたせない若者にとって、野外実習は苦行そのものになっている。
野生のカモシカをリスやサルを観察したい、野山を歩きたい若者にとっては、山にはトイレが無いので、山は嫌いになる。

これは、女子の話しではなく、高校を卒業した男子学生の話しである。若者が変わってきていること考えてほしい。

屋外における立ちションは市街地では禁止だが、農耕地や山野では許される。もっと幼稚園や小学校で子供たちを野山に連れていき、野山で気軽にオシッコをさせるべきだ。

山の素晴らしさを知ってもらうためにも、男子学生には尾根から谷に向かってする立ちションの開放感を、気持ち良さをあじ合わせてあげたい。

メーカーは、男の特権をいかせる周りに飛び散らない男子小用家庭便器を開発すべきだ。このままでは日本男子はメス化の一途を辿ることになる。

2008年6月16日月曜日

エゾリスの糞

フィールドサインで見つけたことがない物にリスの糞がある。
飼育下のエゾリスの糞をもらうことができたので、それを見てもらいたい。

まるで小さな岩石だ。

で、Collins Guide to Animal Tracks and Signs をみた。大きさはこんなもんだがシカ糞のような薬きょう型のもある。上の飼育されているエゾリスの糞はおそらく人工餌を食べたものだろう。自然の食物だと柔らかいので、円筒状になるのかもしれない。

エゾリスの身体はムササビよりも明らかに小さいのに、ムササビの糞よりも大きいのがおもしろいと思った。