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原発不要・核廃絶


2008年6月17日火曜日

男のトイレ学(2)野山で立ちションができない若者たち

野生動物のサインから、サインを残した哺乳動物の性別を判断することができる。
柔らかい地面や雪上や乾いたアスファルト上に、残された足跡とオシッコの痕からだ。
哺乳類のオスは長いペニスをもつが、メスはそうではない。

男女の排尿器が異なるため、ヒトがはくパンツやズボンには男用と女用では前が開くかどうかでことなっている。
ぼくが子供の頃は、男の子は立ったままオシッコができるので、女の子たちからも羨ましがられたものだ。

専門学校の男子に尋ねた。家では座ってオシッコをしていることがわかった。若い男子の同僚の先生にも聞くと、「息子にも座ってやるように躾けているし、自分もそうしている」と話してくれた。

一般家庭では、男子の小用便器は無くなり、男女兼用の便器一つになっている。

物心つく頃から日本の男子は、便器の周りにオシッコを飛び散らさないようにするために、便器に座らされてするように躾けられてしまっている。

さらに、屋外での立ちションを禁じられて育った子供たちは、山中でも気軽にオシッコができなくなっている。

小さい頃から、オシッコもウンチもズボンを下ろして便器に座って女子のようにしかしたことがないし、野原ではもちろんのこと立ちションをしたことがないので、山の中でさえ立ちションができない若者が 多数を占めるようになってしまった。

野山で用をたせない若者にとって、野外実習は苦行そのものになっている。
野生のカモシカをリスやサルを観察したい、野山を歩きたい若者にとっては、山にはトイレが無いので、山は嫌いになる。

これは、女子の話しではなく、高校を卒業した男子学生の話しである。若者が変わってきていること考えてほしい。

屋外における立ちションは市街地では禁止だが、農耕地や山野では許される。もっと幼稚園や小学校で子供たちを野山に連れていき、野山で気軽にオシッコをさせるべきだ。

山の素晴らしさを知ってもらうためにも、男子学生には尾根から谷に向かってする立ちションの開放感を、気持ち良さをあじ合わせてあげたい。

メーカーは、男の特権をいかせる周りに飛び散らない男子小用家庭便器を開発すべきだ。このままでは日本男子はメス化の一途を辿ることになる。

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