不動尻の登山口でニコヤカな同年配の登山者が三峰山方面の道をとったこともあってこちらは大山方面への道をとった。唐沢峠までは行こうと思う。こちら登りは杉林の中を行くが、割りに急なので、階段状になってる箇所が多く、40センチ以上も段差があるところあり、それこそ一歩一歩だ。汗が噴き出すが、ズボンを膝まで巻くっているし、何と上着として来ていた長袖シャツを不動尻で脱いでザックに付けたので、涼しい。と云うよりも今まで長袖シャツは真夏のサル追いの時も、台湾の暑い山中をタイワンザルを探して歩いた時も、アフリカのミヨンボ林をチンプを求めて歩いた時も長袖シャツを脱いだことがない。妙に肩や腕がひんやりとする。これはまずいかなシャツを着ようかなと思いながら歩く。
ほぼ東に走り落ちる尾根をジグザク道を辿りながら歩く。太陽が昇っている南に向かう時はすごく涼しく感じられる。杉林を通ってくる南風が涼しく気持ちが良い。こちらを登ってきて正解だ!っと思う。美味しそうに見える真っ赤な実をつけたオニシバリがあった(図1)。これよりももっともっとたくさん赤い実をつけたオニシバリがあったが、暑くて撮る気にならず。この道も舗装された林道と同じようにトカゲが走り回る。
図1.9:11 オニシバリの食べられない赤い実
ようやく、大山まで3キロの道標がある標高720付近にくる。オニシバリがあったところから30分で150メートルくらい登ったことになる。これからだ!頑張ろう!
10分ちょっと登って随分赤ペンキが多い所に出てきた。スマホのGeographicaで自分の位置を確かめる(図3)。ヨシ!直登は階段を登ることになるので、このまま左に巻いて直接唐沢峠に向かうことにする。
図2.9:44 大山まで3キロの道標
図3.9:57 赤ペンキが多い箇所
赤ペンキの所からしっかりした巻き道があり、そのまま15分やや登るが、平坦なコースを歩き、以前東屋があった唐沢峠の休み台に着く(図4)。そのまま、通せんぼのザイルが張ってあるところの上から斜面を3メートルほど下り踏み分け道をゆっくり20分下って大山山頂が目の前に見える石尊沢の河原だ(図5)。この沢で水を見たことがない。伏流水になっているんだ。図4.10:13 唐沢峠の休み台
石尊沢の河原に降りてから、ネクタイ尾根の方まで歩き、河原は暑いので、堰堤の木陰でブランチにする。河原から大山山頂が見える(図6)。途中、登山者?が唐沢峠から下りて来たと思ったが、いくら待っても誰もやってこない。カモシカだったのかも知れない。座るための厚手のシートを敷き、お湯を沸かし、その中に峠からの下り道で採ったアザミの新葉を入れ、買ってきたインスタントラーメンを半分に割り入れる(図6)。これにオニギリを1個食べる。図5.石尊沢の堰堤 この堰堤の上が日陰なのでここでブランチ
図6.10:37 石尊沢河原からの暑そうな大山山頂
ブランチを終えて大山を見上げたら山頂は白い雲に覆われていた。
図7.10:56 半ラーメンにアザミの葉を容れた。
11:20にガスストーブや荷物を片付けてザックに納め、この堰堤から下りて唐沢峠を目指す。往きには気が付かなかったギンリョウソウがあった(図8)。さらに、峠の休み台で小休憩して自撮りしているとテン糞に気がついた(図9)。もちろん、拾う。図8.11:34 ギンリョウソウだ。乾いていて気の毒だ!
図9.11:47 テン糞2だ!
テン糞を拾って、巻き道を行く、ちゃんと石積みをしている箇所もあるが、まるでハイキングコースのようである。気持ち良く本ルートの登山道だ。そこには の立て看板があった(図10)。ここから、2度5分くらい休んだだろうか?下りで膝が痛くなるとイヤなのでしっかり休みスポーツドリンクを飲む。図10.12:01 ここは山林保護管理の経路とある
山神隧道は往きは涼しくなかったが、帰路は涼しく気持ちがよかった。ゲートを過ぎた水汲み場に誰も人がいなければそこで顔を洗い、冷たい水をがぶ飲みしたいと思いながら水が流れる水汲み場に着く。ザックやバックを脇に置き、頭を浸ける、ヒョーいい気持ち!顔や腕を洗う。水を両手に受け何度も飲む。冷たい!ズボンも濡れたが歩いている内に乾いた。駐車場の水場で再び頭、顔を洗い、腰のタオルで拭う。車に乗ったのは14時半だった。
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