伊勢沢林道の終点でブランチを食べた帰り道、首筋に大きな大きな昆虫が飛び付いたので左手で払いのけた(図1)。セミの♀だ。しかし、小さい。仰向けになって動かない(図2)。
図1. 払いのけた直後のセミ
図2. 側に寄っても動かない
身体を掴んだら、羽根をバタバタさせたので手の中で抑えた(図3)。しばらく羽根を抑えて静かに離すと歩き始めた(図4、5)。っと突然飛んで行ってしまった。まだ交尾していないメスだろうか?チャント交尾して卵を産んで欲しい!
図3. 羽根を抑えた
図4.歩く
図5. このように小さいセミはだれだろう?
手持ちの図鑑でヒグラシとしたがどうだろうか?
ぼくの故郷釧路では、セミと云うと大きなヤツしか知らなかった。このセミは、木の幹で啼いていても、草叢で啼いていても、ガサゴソ音を立てながら近づいても逃げなかったので、ゆっくり手づかみできた。だから、初めて関東地方で鳴いているミンミンゼミやアブラゼミに出くわした時、捕まえようとするとパットすぐ飛び立つので、ギンバエのようだと思ったものだ。ぼくのセミのイメージからかけ離れていたのだ。
その釧路が妹の話しによると、連日30度近い暑さのようだ。ぼくが子供の頃は20度を超えるのが8月の2,3日だけであったはずだ。夕方になればもう寒く。8月の花火大会をセーターを着て見に行ったものだ。真夏なのに寒いのでストーブを焚くことも普通だった。だから、もちろん扇風機はどの家にも無かった。それが、夜は蒸し暑く寝苦しいようだ。
3 件のコメント:
こんばんわ
先生の捕まえたセミはエゾハルゼミの可能性もあります。
ヒグラシより小型が多く、腹端が白みがなく、雌の交尾器がより長いのがエゾハルゼミです。
画像ですと交尾器が長めに見えますが確証は得られませんでした。
羽根の褐色紋が二列になっているのは、エゾハルゼミとヒグラシの両方が持つ特徴です。
今、改めて裏返っている所を見ると交尾器は長くありませんね。
ヒグラシであっていると思います。
豊田さんへ
二度も詳しく調べてもらって、、、、。
ありがとう。
ヒグラシであっていますか?
しかし、エゾハルゼミとヒグラシは翅の褐色紋が二列になっているとの事、、、、。
流石に昆虫の専門家は観察する箇所が違う。
これからも昆虫の事を教えて下さい。
コメントを投稿