「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2018年9月18日火曜日

クマやタヌキとテンの果実の消化率の違い The different digestion ratio of froots for black bear, racoon dog, and marten.

13日の水沢橋ー平戸・焼山登山道ー焼山・姫次登山道ー大平分岐・大平ー奥野林道 を歩いて、見つけた食肉目の糞はクマ糞、タヌキ糞、テン糞の僅か3個であった。それぞれ見つけた場所を下の図1に示す。
テン糞を除いて、他は登山道上であった。
図1 赤線は13日に歩いたGPSの軌跡
B:ツキノワグマの糞位置、R:タヌキの糞位置、M:テンの糞位置
9:38 平戸・焼山の登山道上で見つけたクマ糞。 ちょっと目には柔らかいので、アナグマ糞のようだが、糞塊の量、大きさが違う。
図2 右の方にもう一つ糞塊があった。
図2’ ヤマボウシの種子が見える 枝を箸にして摘む
13:57 大平への下りで、タヌキのタメ糞だ。2、3匹の糞虫の外羽の輝きが見える。
図3 タヌキのタメ糞 ヤマボウシの種子が見える、一塊を採集
15:14 奥野林道の舗装道路に入って間もなくテン糞だ!
図4 テン糞 大きな果皮があるが何だろう?全て採集
これらを、昨朝(17日)洗った。庭に出る前に、長袖シャツを着込み、ズボンの裾は靴下の中に入れ、手や首や耳に虫除けを噴霧し、ぼくが座る水道栓の回りに虫除けスプレーを撒き、椅子に座って行う。

内容物は何か? 結果は以下のようであった。
ツキノワグマ糞:ヤマボウシの種子と果皮、大半がサルナシの種子と果皮だった。
タヌキ糞:ヤマボウシの種子と果皮、アケビの仲間の種子、サルナシの種子
テン糞:サルナシの1個分の果皮と種子

全ての糞にサルナシが入っていた。特に、クマ糞は内容物の多くがサルナシの種子であった。また、クマとタヌキ糞ではヤマボウシの種子や果皮も入っていた。

テン糞を拾って、いつも気になっていたのがテンが果実から栄養として消化吸収する割合が気になっていた。というのは、テン糞ではほとんど消化分解されていな果実が多いからである。
今回、クマ、タヌキ、テン、同じサルナシを食べていた。クマもタヌキもサルナシの種子の回りには果肉が全く着いていなく、クマでは果皮も薄い表皮しか残っていない。タヌキではサルナシの表皮は不明で、テンは果肉はまったく未消化の状態である。
ヤマボウシでは、クマの方がタヌキよりも果皮がかなり薄くなるまで消化されていた。今回はテンがヤマボウシを食べた糞を拾ってないが、テンはヤマボウシを食べたとしてもただ果実を潰したような感じだ。

食肉目でもサルナシを食べた場合、タヌキ、クマ、テンの順に消化率が悪くなっていると思える。
一方、ヤマボウシを食べた場合、クマ、タヌキ、テンの順に消化率が悪い。
いずれの場合もテンの果実の消化率はかなり悪い。
テンは果実を食べるようになったのはクマやタヌキに比べるとずーと後になってからのことかもしれない。

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