「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2018年9月19日水曜日

快速ラビット! The Express Rabbit!

昨日、今日と専門学校だ。その日の気分で、戸塚か、横浜で東海道線に乗り、東京まで行く。朝、東海道の満員電車に乗って、新橋を過ぎると、「この車は上野から宇都宮行きの快速ラビットになります」と社内放送が流れる。ぼくは、毎回、この放送に違和感を覚える。

これまで、JRの電車ではハクチョウ、ハヤブサ、ヒバリなどの鳥の名前があった。哺乳類の名前と云えば、白馬や白兎などがあるが、これらの鳥も、哺乳類も日本に生息する鳥や日本の地名や伝説が由来だ。

何故、「快速ラビット」に違和感を覚えるかと云うと、関東地方にはラビットは生息してないからだ。

ウサギの英名はラビットRabbitだ!ビアトリクス・ポターの児童書のピータラビットはほとんど誰もが知っている。しかし、このRabbitという英名は地面に穴を掘って巣を作って子育てをするアナウサギのことであり、巣など持たないウサギ=ノウサギは英語でHareと名付けられている。
図1 カイウサギ Rabbit  釧路ふたば幼稚園で
日本には、ウサギの仲間は、北海道の大雪山系に生息するハツカネズミくらいの大きさのナキウサギOchotona hypervorea、奄美大島と徳之島にいるアマミノクロウサギPentalagus furnessi、さらに北海道の野原にいるウサギのユキウサギLepus timidus、本州、四国、九州までに生息するノウサギLepus brachyurusの4種類が生息し、さらにカイウサギのヨーロッパアナウサギOrictolagus cuniculusが各地の島などで野生化している。

ヨーロッパアナウサギを除いて、日本に生息する4種の中で、ナキウサギやアマミノクロウサギは巣穴の中で育児を行う。しかし、ユキウサギやノウサギは巣穴を持たないウサギでHareである。
図2 ノウサギ Hare 丹沢実習で松島侑一郎さん撮る
関東地方に生息するウサギはノウサギでHareである。Rabbitは野外にはいない。だから、東海道線が上野から宇都宮まで「快速ラビット」となりますという社内放送に違和感を持つのだ。北関東にも生息していないヨーロッパアナウサギのRabbitの名を止めて、「快速ノウサギ」とした方がぼくは納得する。
と書いてみて、宅急便にはクロネコもあるし、カンガルーもあるから、いいか!

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