伊勢沢林道歩きで、4個のテン糞を拾った。
今の季節は、糞を見つけるのは難しい季節である。
落ち葉が林道上や尾根道上に積もり、糞を見つけるのは難しい。
ぼくは、勝手に思っているのだが、動物たちは排泄する時に肛門が枯れ葉につくのを嫌うだろう。
だから、風によって枯れ葉が飛ばされた剥き出しの道にするだろう。しかし、その後の風で糞は枯れ葉の下になってしまう。そのために糞を見つけるのは難しいのだ。
しかし、道路上に転がっている大きな石の上なら落ち葉は積もらないので見つけやすい。
しかも大きな石の上は、Scent Markingとして自分を主張するには、周囲よりも高いので
臭いも広がりやすい。
さて、舗装された林道の沢側の路肩は5、6センチの高さで10センチくらいの幅で沢側に雨水が流れ落ちないように作られている。下は、2014年8月の堤川林道だ。
ガードレールはしばらく経ってから設置されたものだろう。
そんな路肩の上は枯れ葉が積もることはないんので、動物糞を見つけやすいし、また、テンはこのような路肩は周りよりも少し高いのでで好んで糞をする。
伊勢沢林道上の崩れた岩の上で、
テン糞①
マメガキ種子1個、バッタ脚・腹部外骨格・産卵管
音見橋を渡らずにそのまま行った林道の沢側路肩の上で、
テン糞②
サルナシ種子・果肉・果皮、バッタ脚・産卵管
土砂崩れで林道上が覆われた場所で、
テン糞③
サルナシ種子・果肉・果皮
林道沢側の大きな岩の上に、
テン糞④
サルナシ種子・果肉・果皮
4個のテン糞の内、3個はサルナシを食べたものであり、1個はマメガキを食べたものであった。
さらに、マメガキを食べた糞とサルナシを食べた糞1個には、バッタが食べたことがわかった。
下のバッタが跳ねていたので、夜は寒くなるので動きが鈍くなったところを食べられたのかもしれない。
東丹沢は林道・登山道・あるいは尾根道沿いにサルナシのツルは多くあるのだが、オスの木が多いようで実をつけるサルナシは7カ所にある木だけだ。しかし、この時季の動物たちの糞にはサルナシの種子や果皮がほとんどだ。もっとももっとぼくが知らないところでサルナシが生っているんだ。
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