1月19日に北尾根の下りで、テン糞やアナグマ糞、タヌキ糞の
内容物にどれも小さな種子がたくさん入っていた。
テン糞を持ち帰り水洗いして種子を取り出した。
秋に実り、遅くまで食べられずに残っている下の写真のタネの実の植物は?
もう、そろそろ東丹沢山塊に生育する木の実や草の実の種子を
形、大きさ、色などですぐ判断できるようにしなければいつまでも、
あーだ、こーだと好い加減になる。
先日の湯河原野生生物探検隊で拾ったキツネ糞を水洗いした。
毛の長さは2、3センチのものであったが、洗い流した。
残った残渣がこれだ。
左端中央にダンダラ模様のカマドウマの足の一部がある。
その右の方に上の写真の種子と似た物がある。
で、拡大鏡下で比べた。恐らく同じ種子だ。
となると、丹沢や湯河原にも生っている実だ。
骨の欠片から、これらの骨はネズミやリスなどの小動物のものではない。
ウサギ以上の動物の肋骨と骨盤の一部を食べたものと思われる。
が、確証できない。
警察の科学捜査班なら、骨や毛が少しだけでもDNA判定して動物を簡単に特定できるのに!
肉眼や拡大鏡は無理だとしても、中学・高校で使われている顕微鏡だけで
一部の骨や毛から動物を同定できないものなのだろうか?
2 件のコメント:
糞の中の種子、むずかしいですね。こちらもあれでもないこれでもないかしらと考えましたが、やはりわからない。
ほんとにその地域の植生を把握して、動物が食べそうな実を調べてなにか消去法のようなことで割り出していけないかなと思います。
でも、今頃の野山での観察も木などに残ってる実なんか気にしていたほうがいいですね。見るものがいろいろあるとつい散漫になってしまって反省しました。
k-ta隊員さんへ
この種子が一つの糞中に入っていた割合は、糞全体の容積の2割くらいにもなります。
かなりの量があるわけですね。
タネを植えても管理が悪いので、あれ?この苗はどの糞からの?ダメですね。
これからあと最低10年は山を歩けるだろうから、動物の糞中のタネを植えて育ててみるかな?樹木なら1、2年なら解らないかな?
k-ta隊員のいうように、今の時季に野山に残っている実を気にした方が良いですね。
そして、やまぼうしさんがしているように「この木観察中」というプレートのようなものをつけて、名前の分かる時季に確認するようにした方が良いですね。
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