「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年11月19日水曜日

骨は成長の結果を表す

これは、アフリカのマハレ山塊国立公園近辺で拾ってきたキイロヒヒ(Papio cynocephalus)の頭骨である。
東アフリカ地域では乾期になるとありとあらゆる所で火入れが行われる。このことについては、ホームページの自然・動物・植物―マハレを見て下さい。
焼け野原になったところで拾ったものなので、焼け焦げている。異様に頭骨が光るのは、焼け焦げて骨が脆くなっているので木工ボンドを塗って骨が崩れないようにしたためです。
正面から見て、このキイロヒヒの性別がわかりますか?
分かる人はサルの頭骨を見慣れている人ですね。
ヒヒ属PapioはニホンザルやカニクイザルのMacaca属と一番近い関係にあります。
ですから、頭骨も良く似ていますね。
このような頭骨の形は、このキイロヒヒの最後の方で形作られたものなんです。
始めからこの形があった訳ではなく、受精・卵割・発生・成長・胎児・アカンボウ・コドモ・ワカモノ・オトナになってようやくこのキイロヒヒだとわかる頭骨の形が作り上げられるのです。
(底面からみるとヒトと同じ歯並び3・1・2・3と揃っています。犬歯が抜けてる。)
カエルの卵の発生からオタマジャクシが生まれるまで、子供の頃毎日見ていたいたことと思います。目と心臓があるのが他は何もない状態から、見えずらいが神経や内臓ができ、神経組織や循環器系を被うような形で骨ができてくるんですね。
頭骨にある、一つ一つの孔も既にできていた血管や神経の回りを囲むように骨ができていくことになります。
このことは、チョウやセミのサナギからの脱皮で、脱皮直後はふにゃふにゃだが、しだいに外骨格がしっかり固まっていくのと同じですね。
ヒトとテナガザルの仲間を除くアジア・アフリカ産の真猿では、オスはメスよりも犬歯が凄く発達しております。ヒトオスはメスのような犬歯になっており、テナガザルはオスもメスも犬歯が発達しております。
さて、このキイロヒヒはオスですか?メスですか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

えー、ぜんぜんわかりません。
メスでしょうか・・・

fukuda, fumio さんのコメント...

この答えについては、
他のアジア・アフリカ産のサルの頭骨を見てもらって説明が必要なので、その時にでも、、。
明日、サル調査なので、早寝です。