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原発不要・核廃絶


2008年11月25日火曜日

秋の丹沢サル調査(続々)赤い実

土山峠からの林道沿いで見つけたハダカホウズキ:
この実を食べる動物はいないのかな?目立つ実であるし、しばしば山の斜面の日当たりに生えているのを見るので鳥でも啄ばんで運んでいるのだろう。
では、同じように赤い、このマムシグサの実は、どのような動物が食べて運ぶのだろう?実も含めて、この植物体にサポニンという毒があるようで、数年前の実習でこの実を口に入れて噛んだ学生がいた。口から涎を垂らし、救急病院に運ばれ大騒動だった。死ぬ人もいるようだ。そんなスゴイ毒を持っているのに食べる動物がいて、糞として排出するからこのマムシグサも丹沢の至る所に見られるのだろう。
ミヤマシキミの実も赤い。秋の実は赤いのが目立つ。この実も葉もカモシカやシカが食べるので、まるで剪定されてしまったかのようなミヤマシキミがある。しかし、実も葉も毒があることが知られていて、葉には独特の匂いがある。
ヒトには毒であるが、動物たちには何でもない植物がたくさんある。
ヒトが食べるとお腹を壊すような腐敗した動物の死骸を、ネズミやアナグマたちは平気だ。ハエや昆虫たちは喜んで卵を産み、食べる。
世の中、捨てるものは無く、全て上手く利用され互いに支え合っている。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ほんとに毒のある植物って不思議です。自分を守っているということもあるのでしょうが、食べてもらわなくては子孫を残せない、そしてたいがい目立つ鮮やかな色合いものが多いですね。

その毒が平気な動物や鳥がいるのでしょう。その動物や鳥たちは競争が少ないから食べ物を確保しやすいし、植物も分布を広げられるし子孫も残せますね。

ほんと、うまくバランスがとれているのだと思います。

役にたたないものはないんですね。

けど、人にとって有毒というだけでくわしいことがわからないのがちょっとはがゆいです。

匿名 さんのコメント...

マムシグサがそれほど強毒の持ち主とは知りませんでした。
味見しなくてよかった、危ないね!

湯河原の林道にも赤い実がたくさんありますが、いつまでも残っていて誰も食べないのかと思えるのも多いです。
そもそもマムシグサの実が齧られているの見たことがない。

でも、アオキの実をムササビが食べたように、誰かが食べるのでしょうか?
これらはきっとごく限られた種類なのでしょうね。
それが誰か、大変気になる。

fukuda, fumio さんのコメント...

takaさん、ぼくは思うんです。
生命が誕生した時の生命は酸素を利用できなかった。が、5億年後のラン草が酸素を放出することによって、地球上に酸素が増えて、酸素を利用する現在の私達たいるわけですよね。
マムシグサなどたまたま私達ヒトが利用できないだけで、細菌たちは平気でむしゃむしゃたべて、マムシグサを枯らし、腐らせて土に戻していきます。

マムシグサの実が誰に食べられるか、これを確認したいものです。