「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年3月8日日曜日

鳥の群れは同じ場所で排泄するの?それとも、、   Does a flock of birds egest in same place? Or,,,

6日に伊勢沢林道を歩いた時、直径1メートルくらいの範囲に鳥の糞が落ちていた(図1)。で、鳥糞についての疑問がわいた。
1)これは同じ個体の糞ではないのに何故ほとんど同じ場所に排泄するのだろう? この糞をした鳥はカモくらいの大きさかな?水鳥のようだ。
2)鳥糞なのに、全ての糞が白い尿酸の結晶が付着していないのはどうしてなのだろう。鳥糞でもウンチだけでオシッコが出ない時もあるということかな?
3)これは、鳥たちの集団の糞ではなくて、一羽の鳥糞なのだろうか?
図1. Droppings of Bird

図2.林道上の鳥糞
ぼくは、どうも勘違いしていたようだ。
この鳥糞(多分、カモ類のもの)は集団のモノではなく一個体がした糞なのかもしれない。
と云うのは、P.Bang & P. Dahlstrom,”Animal Tracks and Signs”
Oxford Univ.Press  では、鳥の種類についての糞の大きさ、形状、色について糞の写真とともに述べている。が、その糞の写真は、図1や図2での糞以上にまとまってタメ糞状になっているのだ!もし、複数の鳥がしたものなら記載がある筈だ。
シカやカモシカの糞はたくさん散らばっている(図3)。しかし、これを複数個体の糞だとは誰も考えない。
もしかしたら、図1&2の糞はカモよりももっと大きな水鳥の糞なのかもしれない。  
図3. カモシカ糞
ぼくは鳥については解らないことが多すぎる。鳥糞についてどなたか教えてください。

2020年3月7日土曜日

ダンコウバイの黄色の花が目立つ! The yellow flowers of Japanese spicebush are shining out!

昨日、咲いていた花で目立ったのはダンコウバイの黄色い花だ!それとフサザクラの赤い花だ。
 図1. ダンコウバイ
図2. オオバヤシャブシかな?

図3. フサザクラ
図4.キブシ

2020年3月6日金曜日

歩くのが面倒な伊勢沢  The Isezawa stream, it's difficult to walk.

車を奥野隧道を出たところの東屋やトイレがある近くに置いて、伊勢沢を歩いて来た。目的は今年は温かいから「もしかしたらキクザキイチゲが早くも咲いているのでは!」っと思ったからである。とんでもなかった!
9:32 伊勢沢林道の終点についたので、ここで両足にスパッツを着ける。
図1.まもなく林道終点
 林道終点から沢沿いの細い山道を登る。落ち葉で埋まっているので、道を踏み外さないように慎重に歩く。そこから崩れ腐った丸木橋があるが岩に手を掛けて足元を確かめながら進む。
目の前に伊勢沢が広がるが、以前あった山の人たちの道はところどころに残っているだけ。殆んどが岩を登ったり下りたりだ。
図2. スギ林地内も岩がゴロゴロ
浮石がひっくり返って怪我をしたことがあるので、慎重だ。倒木を潜るのが面倒だ。山全体が崩壊したかのようだ。昨年の台風19号の大雨で、沢や斜面に置いていた間伐材が四方八方に流されている。
図3. 前の木を潜ってきた
 
図4. 斜面の崩壊
 
図5. 沢の崩壊
キクザキイチゲは根こそぎ流されたようだ。伊勢沢を詰めると水がちょろちょろ流れる岩壁となるが、そこまで行く気力が失せた。帰路の事も考えて途中で戻る。ヤマトリカブトがようやく芽生えている。キクザキイチゲは後2週間後くらいかな?残っていればの話しだ!
図6.ヤマトリカブトの芽生え
伊勢沢林道は必ず5個以上のテン糞を拾えるのだが、今回は往きに見つからなかったから、帰りは糞目になって歩いたがダメ。どうしてだ?!
7:16に歩きだして13:04に車に戻ってきたが、車道は凄い渋滞!
これから、風呂に入って、ビールを飲むとする。
図7. 歩いたルート

2020年3月5日木曜日

何故かホタルブクロが咲いている!  For some reason, a bell flowers are in broom!

驚いた!ホタルブクロがもう咲いている。このホタルブクロは茎が地面すれすれに倒れて水蓮鉢にぶつかっている。他のホタルブクロは右端にあるような状態でとても茎など伸ばしてはいない。
どうして、花を咲かせたのか?
1)水蓮鉢に陽が当たり、日没後も鉢が急に冷めなく温かいので初夏だと勘違いした。
2)昨年の晩秋に初夏と間違えて伸びた茎が今年は水蓮鉢は凍るほどの寒さではなかったので、成長を続け花をつけた。

水蓮鉢に接しているホタルブクロは、まったく水蓮鉢の恩恵を受けていないので、1)は無い。どうも2)の可能性が強い。

専門学校の卒業式や謝恩会が中止になった。講師会があるが、欠席すると連絡した。ぼくは喘息持ちだ。もう10回以上、電車、新幹線、飛行機の中で薬や水、飴をもらったことがある。「これを飲みなさい、舐めなさい!」と渡してくれる人は、全て4,50代の女性だ。東西線で、子連れのインド女性からも飴をもらったことがある。どうも、喘息を知っている人は咳の仕方で風邪などの咳と違うと判るようだ。
この喘息で、アフリカはタンザニアのマハレ山塊国立公園でチンパンジー調査で雇っていたトングエの人たちから、木の根や動物の骨や死骸を煎じて飲むように勧められたり、中国のキンシコウ調査では、中国の研究者が村の医者に連れていってくれて、漢方薬を処方してもらったり、その処方箋を日本の漢方薬店で見せて処方してもらえと云われたりした。
子供の頃から咳をしていると自分では慣れていて苦しくは感じないが、傍にいる人たちにとっては「フクダの昨夜の咳で眠られなかった」と云われてしまう。
今回、講師会の欠席を申し出たのは、新型コロナウィルスに罹って重症になると肺炎になるからだ。20代の頃、2度急性肺炎になったことがある。肺炎は息をするのも辛く、まして咳などしようものなら胸が針で刺されるように痛いことを経験している。ぼくは高齢者で喘息持ちだ。新型コロナに罹ったら死んじゃう!っと感じる。

2020年3月4日水曜日

有袋類のオポッサムの仲間は新大陸だけに生息  Opossums habit/distribute in only the New Continent

PNGのお土産も残り少なくなってきた。以下のものはバンディクート類の頭蓋や下顎骨だ。結局、PNGのお土産ではPeramelidaeバンディクート科の仲間が下顎を含む頭骨が4個体分、骨格の骨が2個体分あった。他はオオコウモリ1個体、クスクス1個体、イノシシ1個体となる。手持ちのバンディクートの仲間の歯式は、切歯4/3、犬歯1/1、前臼歯3/3、臼歯4/4である。しかし、ADWによれば切歯は4~5/3である。
バンティクートの仲間にはオーストラリア南部に棲息するウサギのような長い耳を持ったIsodon属の切歯が5本あるようだ。
図1. バンディクートの頭蓋骨と下顎骨
左の頭蓋と中の下顎骨は同一個体のもの、右の下顎骨は別個体

TsukaharaさんからPNGの哺乳類の頭骨や骨をプレゼントされてから、PNGの哺乳類層や有袋類について調べなければ、手にしている頭骨がどんな仲間の哺乳類か全く判らなかった。幸い、フクロモモンガとドワーフポッサムの頭骨や骨の標本を持っているので、それらを足掛かりに幾つか判ったとことがある。
オポッサム(オポッサム目)の仲間は北米や中南米には分布して、ケノレステス目とミクロテリビウム目を加えて新世界有袋類を形成し、現在のオーストラリアなどのオセアニアにはいないこと判った。また、オセアニアに分布する有袋類はオーストラリア有袋類を作り、この中にはオーストラリアを代表する下顎に目立つ2本の切歯があるカンガルーやコアラ、クスクスを含む双門歯目、絶滅したフクロオオカミのフクロネコ目、フクロモグラ目、PNGのお土産で出てきたバンディクート目となる(以上はWikipediaとウィキペディアに基く)。

2020年3月3日火曜日

PNGのお土産 双門歯類  The sovenir from PNG Diprotodonta

PNGからのお土産で、大きな下顎骨だけが入った袋があった。この下顎骨を見て、目についたのは一対の大きな切歯である(図1)。で、これは有袋類の中の双門歯類と思った。さらに、良く見ると、↑↓の犬歯と思った歯の前に小さな歯が2本ある。ん?するとこれは切歯が3本で双門歯類とは違う。
この下顎骨100ミリくらいだ。すると頭蓋骨の大きさは下顎一回り大きいから120ミリくらいだ。すると日本産の哺乳類の頭骨から考えるとタヌキくらいの大きさの動物になる。
図1. 下顎骨を上から見る
犬歯(↑↓)だと思った歯の根が二つに分かれている(図2&3)。犬歯は切歯と同じく根が一本である。根が二つあるので前臼歯だ!
図2. 下顎骨を左側面からみる。
とすると、犬歯状の↑↓の歯の前にあるゴマより小さな歯は何?前臼歯?犬歯?あるいは切歯?下顎骨の歯だけにこのままでは区別がつかない。
でも、とにかくこの下顎骨の持ち主は誰なのだろう。下顎の大きさと歯を見るとクスクス科Phalangeridaeであることは間違いないと思うが、、、。
図3. 根が二つ これは犬歯ではなく前臼歯
★上顎骨の歯では、前顎骨から出るのが切歯、前顎骨と上顎骨の境目にでるのが犬歯、上顎骨から出る歯で生え変わる歯を前臼歯、生え変わらないのを臼歯
★しかし、下顎骨は一つの骨なので、このままではお手上げだ。

2020年3月2日月曜日

テンはアカガエルのメスを食べた! The marten ate a female montane brown flog.

早戸川林道にカモシカの滑落死体を確認した時に、テン糞を1個拾った。このテン糞を洗った。
ムカデやカマドウマの他にすぐカエルの卵塊が目に留まり、さらに肋骨?や骨片が入っていた。肋骨と思ったが、長さが18mmもある。それならリスくらいの大きさの哺乳類かな、それとも魚かな?っと思ったが、もしかしたらカエルの骨?っと思い、蓋付きガラス製シャーレに入っているアカガエルの骨格標本を見た。下顎骨であった(図2&3)。
このテンは、お腹に卵を持ったアカガエルのメスを食べたんだ。上顎骨だと歯がついているが、カエルの下顎には歯が無いのだ。
図1. テン糞
内容物:カマドウマ肢・外皮、ムカデ尾部・外皮、アカガエル卵塊、アカガエル下顎骨・骨片
図2.アカガエルの右下顎骨上から

図3.アカガエルの右下顎骨下から

桃源郷   The beautiful paradise

オオアラセイトウの花が咲きだした。庭の家の壁際のオオアラセイトウが4、5日前から咲いている。この花はダイコンソウとも云うしショカツサイという名もある。中国が原産だから諸葛菜が良いかな!
キンシコウ調査の折、秦嶺山脈の山麓の道沿いに3月になるとまるで青紫の絨毯を敷き詰めたようにこの花が咲き乱れる。そして、山々の斜面や谷間はウメやモモの白やピンクの花でボンボリを灯したようになる。ぼくはこれぞ桃源郷っと思ったものだ。しかし、この頃毎年この時季になって思うのは、土山峠から下ってくる清川村のバス通り沿いも桃源郷と思うくらい花々で彩られる。
図1. ショカツサイ
 ピンクのジンチョウゲの花が終わり、今は白いジンチョウゲが素晴らしい匂いを漂わせている。この時季、ウメ、スイセン、ジンチョウゲと良い香りが漂う。
図2.白いジンチョウゲ

2020年3月1日日曜日

テン糞の内容物  The contents of marten's scats

今日はも3月1日だ。庭のウメの花は全て散り、赤花のジンチョウゲの花やスイセンも盛りを過ぎた。が、白花のジンチョウゲやクサボケが今が盛り。さらに、ショカツサイも咲き出した。
さて、25日に伊勢沢林道・熊ノ平を歩いた時に、タヌキ糞についてはお知らせした。テン糞を7個拾ってきたので、その内容物についてアップする。
テン糞1
キブシ種子、腐葉砕片、ムカデ(4~9cm)6匹
イタチ糞
キブシ種子4個、腐葉砕片、砂泥
テン糞2
キブシ種子、サルナシ種子2個、腐葉砕片、昆虫脚・外骨格、小哺乳類毛・骨片、砂
テン糞3
キブシ種子、昆虫肢、幼虫2cm殻、小哺乳類・2cm白毛束・骨片、砂泥
テン糞4
キブシ種子、腐葉砕片、ケンポナシ(噛み砕く)、昆虫・翅、小哺乳類毛多数
テン糞5
キブシ種子、ケンポナシ種子(噛み砕く)、腐葉砕片、ムカデ4cm
テン糞6
キブシ種子、腐葉砕片、昆虫肢・翅・産卵管・外骨格、砂泥
テン糞7
キブシ種子、小哺乳類毛・骨片
以上をまとめた(表1)。キブシの種子は全ての糞に入っており、さらに腐葉砕片や小哺乳類、昆虫となった。腐葉砕片が糞の内容物に入るのは林床の腐葉層にいる昆虫類を食べる時に一緒に腐葉の砕片が口に入るものだろう。今回は小哺乳類がネズミの齧歯類かジネズミやヒミズのトガリネズミ目のものか歯や大腿骨、脛骨、尺骨などの長骨の骨端があればある程度推測がつくがそれさえも見つけられなかった。
しかし、長野や新潟東北地方の山野は雪で覆われる。そんな積雪地のテンは何を食べているのだろう。
表1.イタチやテン糞の内容物

2020年2月29日土曜日

滑落したカモシカ!  The serrow that slipped off!

今日は、目覚めたのは5時をすでに回っていた。カモシカの死体を拾いに行く用意は昨夜している。急ぐことはない。今日は土曜日なので車は渋滞しないだろう。っと思ってうつらうつらしていたら、6時になっていたので跳ね起きる。顔を洗い、ザックの昨夜用意したビニールの袋類や剪定鋏に大きいカッターナイフ、庭仕事用のゴム手袋を確認し、補聴器をつけ、サーモに熱いウーロン茶を容れて完ぺきだ!
宮ヶ瀬の元ビジターセンター前の駐車場に車を置き、現場へ向かう。昨夕、やまぼうしさんからの連絡ではカモシカが早戸川林道沿いで死んでいると云うのだ。山の中での動物の死体は、すぐイノシシ、タヌキ、アナグマ、ネズミ、トビやカラスが肉や毛皮、骨を持ち去り、一週間も経てば殆んど死骸は無くなってしまう。
昨日、やまぼうしさんが送ってくれた写真では、カモシカはまだ肉食動物たちに手を付けられていないようだ(図4)。

テン糞を見つける(図1)。昆虫などの節足動物をたくさん食べたようだ。それで糞の色が黒っぽくなっているのだ。
図1.8:42 テン糞
汁垂沢が乳白色の青緑色っと云うか。何かのバクテリアが繁殖してこんな色になっているのだろう。
図2.8:44 汁垂隧道手前の沢の白だつしたような緑色の水
あった!でも、昨日の状態をちょっと違う。昨日やまぼうしさんが送ってくれた写真では、下顎の毛皮も上顎もの毛皮も、ましてや鼻面を含む口吻部分はそのまま残っていた(図4)。しかし、目の前のものは下顎や上顎の肉が毛皮ごと食べられていて無い(図3&5)。
図3.8:57 見つけたカモシカ
図4. 前日13時過ぎに撮ったやまぼうしさんの写真
図5. 鼻面と前顎の口吻部分が噛み取られている。
 さらに、下腹部の辺りが破られていて(図6)、ゴム手袋をつけた手で開いてみると何と内臓が全く無い!大腸や小腸に詰まっていたと思われるまだ形になっていないまるで馬に与えるために牧草を短く切った物を食べたような緑茶色の水溶物が腹の中に溜まっている。それが持ち上げたら流れた(図6を拡大した図7)。
コヤツ、餓死した訳ではないんだ!食物を十分食べているんだ。滑落だ!
図6. 下腹部が破られて内臓が全て食べられている
図7. クリックすると拡大するが、、、
頭部や前足、後足、肋骨や脊柱や寛骨、座骨などを持ち帰るつもりでいたが、大腿骨も齧られており、腰椎や脊椎も齧られている。昨夜はタヌキやアナグマはお腹の中に顔を突っ込んで晩餐会を楽しんだのだ。ぼくは持ち帰りを諦めて、座り、コンビニに買ってきたオニギリを食べる。全部、背の方まで見なかったが、おそらく肩甲骨の方まで齧られているだろうと思い、このカモシカを埋めることにした。
再びゴム手をつけ、少し窪んだ位置まで前足を持って引っ張り上げた。その上に、木や石を乗せた(図7)。アカネズミや節足動物ならこの肉や毛皮を食べることができるだろう。しかし、タヌキたちは無理だ。イノシシなら食べれるだろう。一度、こうやってウリボウを埋めたら、骨を殆ど回収できた。
図8.9:28 現場から少し上に引き上げて木や石を積み上げて埋葬
 石などで埋めて、林道に出たら、高齢のバードウォチャーが一人三脚を担ぎながらやってくるのが見えた。
折角早戸川林道に来たのだから金沢林道方面に行ってみる。橋の上に5人の釣り人の賑やかな声を後に通せんぼになっている金沢林道(図9)に入る。斜面の可成り上部から崩壊したんだ(図10)。
図9.10:19 金沢林道は法面の工事中で立ち入り禁止の看板
図10.9:43 法面工事がほとんど終わったようだ
工事現場を見たので、戻る。
帰りにはプロミナを持った人や、大きなレンズを抱えた夫婦づれ、グループなど早戸川林道はバードウォチングのメッカのように賑やかになっている。土曜日はどこもこうなのかな?
カーブミラにサルが悪戯した跡があった(図11)。
図11.10:19 カーブミラーにサルの足跡