「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年11月5日月曜日

ヤモリ!  Gecko!

先週、専門学校で2時限目の飼育専攻2年生の行動学の授業が終わった時に、左の前の席にいつも座っているTさんが、「先生、これ!」っと云って2匹のヤモリをくれた。
一匹は、連れ合いのパソコンのディスプレイの右側につけておいた。もう一匹は冷蔵庫に冷凍室の扉につけておいた。
が、全く連れ合いは気が付かない。それで、冷蔵庫の扉に付いているのは何だ!と云うと、「ヤモリが部屋に入っている。早く庭に出して!」と叫ぶ!
「これはニセモノのヤモリだ!磁石でくっ付いているんだ!」と教える。
自分のパソコンに付いているのは翌日、ぼくが山に行っている時に気が付いたようだ。それにしても良くできているヤモリだ!
ぼくのディスプレイに貼り付けたヤモリ君

金曜日の9時頃に、金沢文庫に住んでいる鳥の専門家のMaru氏がザック一杯に柿の実を入れて持ってきてくれた。彼からは、シイタケ、フキノトウ、フキ、ビワ、スモモ、イチジクジャム、ギンナンなどを貰っており、こんどは柿だ。いつもお返しに何かないかと思うが適当な物がない。貰ってばかりでなんだか気が引ける。
もらった柿の実

2018年11月4日日曜日

見つけ拾った糞の内容物 The contents of droppings that were found and picked.

10月31日の土山峠・宮ケ瀬尾根の丹沢実習で、見つけゲットした食肉目のテンやタヌキの糞を水洗いして内容物を調べた。
9:27 テン糞 Mikuさんがゲット

11:18 タヌキ糞 皆でshare
マメガキ種子・果皮・果肉、サルナシ種子・果皮・果肉、ミズキ種子2個

14:09 テン糞
小哺乳類(齧歯目orトガリネズミ目)内毛(下毛)・外毛(保護毛)
この毛をDo-Nature STV-40Mで見ると太く黒い毛(保護毛)、太い毛の4分の1くらいの茶色の毛(これも保護毛)、細い白っぽい透明な毛の3種類がある。

14:11 テン糞
Mikuさんがゲット

14:18 テン糞  Mikuさんとshare
サルナシ種子・果肉・果皮、羽毛軸・羽毛

14:27 テン糞
マメガキ種子・果肉・果皮
と云う内容物であった。サルナシ、マメガキが主に食べられており、ミズキもまだ枝に果実がついていたので、タヌキは落ちた実を食べているのだ。
14:09に見つけたテン糞は毛だけだった。北大出版「日本産哺乳動物毛図鑑」が届いたので、見た。走査電子顕微鏡の毛を縦に切った内部の写真の毛の表面のキューティクルの光学顕微鏡の写真だった。ぼくとしてはフィールドワークしながら現場で肉眼かルーペで判るような写真や記載も期待していたが、、、無理だった。高額観察機器がなければダメだ!
アカネズミの毛とヒミズの毛では明らかに違うので、その違いを安価な機器を用いて判る図鑑が欲しい。

今日は、これから専門学校の高校生向けの授業だ!今日のタイトルは「頭骨コレクション」なので、昨夜、頭骨をザックに容れた。

2018年11月3日土曜日

フィールドサインと、、、、2) Fieldsigns and,,,,2)

10月31日の丹沢実習の続き
堤川林道に降りてからは、ゆっくりと歩く。今回のルートの中で尾根歩きの大半が植林地の中であった。その為だろう。オニグルミや松毬のリスの食痕やイノシシの掘り起しなどをたくさん見つけたが、キノコやサルナシの実などは見つけられず。せいぜいホコリダケやサルノコシカケの仲間があったくらいだ。
林道は陽が当たるところが多くなるので、秋の花が咲いているので楽しい。
13:54 ヤクシソウの花
13:56 リュウノウギクの花
クサギの青い果実の種子は大きい。この種子が動物糞から出てきたことがない。ぼくはクサギの葉を揉んだ匂いがドクダミと同じように好きである。一度くらいは山菜として食べてみたい。
13:58 クサギの果実
14:00 シロヨメナの花
おー、テン糞だ!しかも小哺乳類の毛が浮き出ている。歯、骨がまじているかな?Mikuさんが「先生、イイモノ見つけたね!」と羨ましがる。
とうとう、この糞を拾ったのを機会に近藤啓治著「日本産哺乳動物毛図鑑」北大出版会をアマゾンで注文する。
14:09 テン糞
すぐ、またテン糞だ。今度は、Mikuさんに先んじられた。早い者勝ちだ!
14:11 テン糞
うぉー、またまたテン糞だ!新旧二つの糞塊が重なっているので、二人でshareする。
鳥とリスに興味をもつMikuさんが羽毛を見つけてくる。フクロウの毛だと喜んでいたので、鳥の専門家のMaru氏に訊くと、ヤマドリの毛とのことだ。
14:18 テン糞
14:11 フクロウの毛だとMikuさんが喜ぶが、、、、
またまた、テン糞だ!shareする。
14:27 テン糞
種子がアンモナイトの形に似ているアオツヅラフジの果実がぶら下っている。如何にも毒々しい青黒さだ!テンやタヌキ、アナグマ、あるいはサルなどの糞からはこの種子は出てこないが、アオツヅラフジは我家の近くの家の生け垣にも絡まっていたので、ヒヨドリなどが食べても毒の影響は受けないのだ。きっとそれは、マムシグサの赤い果実やドクウツギの果実も鳥などは平気なのかもしれない。
14:39 アオツヅラフジの青黒い果実
またまた、Mikuさんは汚れた羽根を見つる。朝からあったようだ。これはMaru氏によるとトビの羽根のようだ。
14:47 猛禽の羽根
まだ、拾ってきた糞を洗っていない。これから洗うことにしよう。

2018年11月2日金曜日

フィールドサインと、、1) Animal's field signs and ,,,1)

丹沢の植生を守るためにシカの個体数調節が上手く進んでいるせいか、シカの警戒音を聞いたり、姿を見たりすることがこの2、3年前から少なくなってきた。シカを見なくなったと同時にカモシカも見かけなくなった。
そのせいだろう。シカやカモシカの糞や足跡や食痕、角砥ぎなどのフィールドサインも少なくなった。
一方、イノシシによる掘り起しは増えたように思える。

獣道を利用して斜面を登って尾根に出ると、間もなくテン糞が岩の上にあるのをMikuさんが見つけた。サルナシの種子が見える。
9:27 テン糞
テン糞を見つけてから間もなく、キク科モミジハグマ属のキッコウハグマだ!この時は、名前が出なかった。
9:30 キッコウハグマ
乾いた尾根上に小さなカモシカの糞が、、、カモシカに会えるかも知れない。
9:45 カモシカの幼獣の糞
おー、カモシカの角砥ぎの痕だ!でも古い!
9:49 カモシカの角砥ぎの痕
 お!また、カモシカの角砥ぎの痕だ!この辺りの尾根の木の幹には角砥ぎの痕が多くあった。
カモシカの角砥ぎの痕
カモシカに注意して歩いたが、見つけられず!419ピークを過ぎてからシカ柵を潜ったり、扉から出たり、倒れた柵を乗り越えたりしながら登る。宮ケ瀬尾根と出合う「岩のピーク」の手前はシカ柵に沿った険しい登りであり、少ない立ち木を利用して登った。学生たちには迂回をするように勧めたので少し時間が掛かる。
11:09 岩のピークで
岩のピークから宮ケ瀬尾根を南下する。間もなく、タヌキのタメ糞だ。マメガキを食べた糞のようだ。タヌキたちは林床に落下したマメガキを食べたのだ!
11:18 タヌキのトイレだ! 
タヌキ糞を学生たちと分け合い、宮ケ瀬尾根を進もうとするが、尾根の右側は崩壊しており、しかもシカ柵が倒れかかっていて通ることが難しい。そのため少し戻ると、シカ柵に潜れそうな穴がある。「ぼくが潜れれば皆大丈夫!」と云って、ぼくはザックやストックを下ろし、タヌキやアナグマが通っているような穴を林床に這いつくばって通る。Mikuさんはまるでリスかネコのように軽やかにすーっと通る。他の人たちは立ち木を利用して柵を乗り越える。若いので身体が柔らかい!羨ましい!
11:45 堤川林道へ降りる所に辿り着く。ここで、たっぷり時間を使ってのお昼だ!そのため、上半身が寒くなる。それでも熱いコーヒーを飲んだして1時間ちょっと休む。
13:05  寒くなってきたので集合写真を撮って出発だ。林道へ下る途中の崩壊地で、鍋嵐方面を見る。見える黄色線で示した宮ケ瀬尾根をどんどん南に歩いていくと「熊ノ爪」のピークだ。
13:10 鍋嵐方面と黄色線は宮ケ瀬尾根
崩壊地からスギ(ヒノキ?)の林の中にジグザグにつけられた山仕事の道を下る。最初の頃はこのような仕事道を見つけられなかったので、尾根をまっすぐ下りたものだ。まもなく、林道終点だ!
13:34 林道終点のマメガキの実
この柿の実を採って、種子を見てもらう。

皆無事林道に降り立った。もう、14時頃のバスには間に合わないので1時間遅れのバスにするので、ゆっくり探索しながら歩くことにする。

2018年11月1日木曜日

昨日のルートと時刻 Yesteraday's root and time

下に昨日の丹沢実習のルートと時間を示す。
土山峠から堤川林道への道は一般人が入りづらくなっている。以前は辺室山登山口から山の縁沿いに歩いて、林道に出た。今は溝が掘られていて歩けないようにしている。しかし、ぼく以外は柵を軽々と跳び越えた。
8:38 出発前、堤川に掛かる橋を渡る前 陽の光を浴びて!
 8:54 ノブドウの実がたくさんついている
8:57 シカやイノシシの獣道を利用して沢沿いの斜面をジグザクに登る。
9:06 登るHaruka君
9:10 地図の①の場所から登ってくる学生たちを撮る。
①の位置から
9:53 ピーク419に着く②
②の位置
11:06 岩のピーク③
11:45 ハタチガ沢林道と堤川林道の出合い④ ここでお昼を食べる
13:10 辺室山と物見峠を結ぶ「祠の峠」から鍋嵐までの稜線、熊の爪や719ピークが見える⑤。
⑤の位置から
13:32 堤川林道の下りる⑥。
堤川林道に下りてからも、テン糞を見つけたり、マメガキやアオツヅラフジ、ノブドウの実を採って種子を確かめたり、ヤクシソウやリュウノウギクの花を撮ったりしながら歩く。
水場に着いた時は、このままペースだと土山峠14:56発(ぼくは15:05だと思っていた)のバスに間に合わなくなるので少し急がせる。
14:42 林道から尾根を目指して登った位置⑦に着く。
⑦の尾根への登り口
14:50 バス停の時刻表を見ると14:56発だった。間に合って良かった!
14:52 Haruka君が下りのバス停の木の枝にあった小鳥の巣を持ってくる。誰の巣かな?
バス停で小鳥の巣を見せてくれる
地図 歩いたルートと主な位置
歩いた距離はGPS上で8キロちょっとあった。時間は6時間10分。

2018年10月31日水曜日

丹沢実習 The Tanzawa outdoor excercise!

今日は、専門学校の丹沢実習だった。
Chen君が休みだったが、教務のMさんが参加した。
本厚木駅前から7:40発宮ケ瀬行きのバスに乗って、土山峠で降り、堤川林道に入る。
歩き始めて間もなく、堤川林道沿いの斜面に取り付き尾根を目指して登る。
尾根に出てから、宮ケ瀬尾根との出合いまで南西を目指して登る。これで汗をかいた。シカ柵を巻いたり、潜ったり、乗り越えたりをしながらさらにもちろんメインの自然観察をしながら宮ケ瀬尾根との出合の岩のピークまでバスを降りて歩き始めてから2時間20分かかった。
11:07宮ケ瀬尾根との出合の岩のピークで
この岩のピークから、宮ケ瀬尾根を南下して、堤川林道とハタチガ沢林道との出合の場所でお昼にした。ここで、この年の丹沢実習では初めてMSRでお湯を沸かして、インスタントラーメン、インスタント味噌汁、ウィンナーを食べ、最後に甘いカフエオレを皆で飲む。
13:05堤川林道とハタチガワ沢林道との出合で
上の集合写真後、堤川林道に下りて、土山峠14:56発のバスに乗って戻る。歩いた距離はGPS上では約8キロであったが、フィールドサインと秋の景色で心地良い疲れで自分としては充実した実習であった。

2018年10月30日火曜日

懐かしい人々との再会  Reunion with nostalgic people!

先週末から忙しい日々が続いた。
土曜日が、新橋で釧路湖陵高校の東京同期会、日曜日が専門学校で高校生向けの授業、月曜日の昼が横浜東口のそごう10階の「イルピノーロ スカイテラス」でタンザニアで23,4年前に知り合った青年協力隊の人たちとの昼食、その日の夕方6時から池袋で釧路市立鳥取小学校の松組の会があった。いずれも懐かしい人たちとの再会だ。
あまり飲まないようにしたが、そうも行かなかった。

下は、月曜日の昼食の後、マクドナルド横浜ベイクォーター店でコーヒーを飲みながら海面を見つめお喋りをする。
ボラの子供の集団が海面を飛び出て水面がすごく泡立っていた。

そうそう、「イルピノーロ スカイテラス」の昼食は、一人1980円で乾杯スパークリング付き、オマール海老のパスタや前菜3種、豚のグリエなど全4品だった。海老と銘柄豚が旨かった。また、パスタのスパも旨かった。
たまーにはこんなお昼も良いものだ。ぼくは、夜もあったので飲んだのはスパークリングワインだけ!ネット予約した。

2018年10月26日金曜日

日本の秋の風景  The landscape of autumn in Japan

お昼を食べて、境川沿いを散歩してきた。ほぼ8キロを1時間半かけて歩いた。
境川の両側には川に沿って遊水地がつくられており、ビオトープのような池があるのはほんの一部であり、大半が野球、テニス、サッカーなどの運動競技場となっている。今日のような平日は定年退職者と思われる人たちがユニホームを着てソフトボールの試合を行っていた。
散歩している人を除いて、自転車に乗っている人、ジョッギングしている人は頭から足の先までそのスタイルであり、特に自転車乗りはヘルメット、サングラス、グローブ、シャツ、パンツ、靴下、靴にお金を掛けており、それよりも自転車にお金を掛けている。ママチャリなどでは走っていない。
そんな、舗装されたサイクリング道路は避けてぼくは砂利道や少し離れて農道を歩く。
小学校の国語や社会の教科書で見たような農村の秋の風景だった。
稲わらを燃やす匂いが懐かしい

カラスかヒヨドリかに食べられた柿の実

赤い実が目立つので近づいて見るとシロダモだった。

2018年10月24日水曜日

貰った大きな柿と梨  Big Nashi pear & Big fruits of Kaki persimmon that were gotten.

いつも野菜を貰う知人から大きな柿の実と梨を貰った。余りに大きいのでしばらく食べずに玄関の靴箱に上に置いておくことにした。
下のパソコンのキーボードからその大きさが判るだろう。
先ほど、専門学校から帰ってきて、この柿を剥いて食べた。タネ無しだ!穏やかな甘さだ!食べやすい。
大きなタネ無しの柿の実

今日水曜日は火曜日に引き続き専門学校だ!専門学校へは、JR東海道線に乗って行く。戸塚から乗ることもあれば、横浜から乗ることもある。
朝、6時半に家を出て、その日の気分によって横浜市営地下鉄か相鉄線に乗る。地下鉄や相鉄線はぼくの家からの最寄り駅が始発なので、必ず座れるが、戸塚や横浜は満員電車となる。
戸塚や横浜でJR東海道線に乗ると、イヤな思いをすることが多い。そのイヤな東海道線で、自分だけのささやかな喜びというか安堵感を持つことがある。それは、吊革をつかまえ、前後左右というか回りの人からもとくに押されず。しかも回りの人もぼくを気にかけず、ぼくも回りの人を気にかけないで済む時である。この駅から駅までの10分くらいのささやかな喜びの時間があると、その日は気持ち良く授業を始めることができる。
しかし、通勤電車でイヤな思いをすること多く、多くの通勤者は月曜日から土曜日までの6日間の毎朝、疲れた身体でさらにイヤな思いをしているのだ。その点、ぼくは週に2度だけだ!もっともっと我慢しなければいけないと思う毎日である。

2018年10月22日月曜日

今の時季にテンが食べているものの大半がサルナシ The most food which the marten eats is arguta fruit in this season.

今回の大山北尾根実習で、見つけ拾った糞はテン糞で、タヌキのタメ糞跡は何か所かであったが、形のある糞塊は無かったので、拾わなかったが、タメ糞跡にはたくさんのヤマボウシの種子が散らばっていた。タヌキは落下したヤマボウシの実を食べたのだ。恐らく落下したサルナシの実も食べていただろう。
以下に、見つけたテン糞1~5の写真と水洗いした時の内容物を示す。
テン糞1
サルナシ種子・果皮、直翅目メス産卵管3個・外骨格・翅

テン糞2
サルナシ種子・果皮

テン糞3
サルナシ種子・果皮、ヤマボウシ種子、直翅目産卵管・肢

テン糞4
サルナシ種子・果皮、直翅目産卵管・肢

テン糞5
ヤマボウシ種子、キブシ種子
これら5個のテン糞の内容物を表1にまとめた。5個中4個のテン糞にサルナシが含まれ、今の時季はサルナシがテンたちの主要な食べ物であると言える。ヤマボウシの種子も2個の糞に入っていたが、テン糞3では
1個だけであり、テン糞5では3個だけであった。木の枝についているヤマボウシの果実を見なかったので、落ちている物を拾ったのかもしれない。テン糞5ではヤマボウシの種子の他にキブシの種子がたくさんあった。早くもキブシの実食いになっているのが驚きだ。
テン糞5はネクタイ尾根の張り出し部分の標高1150m付近にあった。
表1 テン糞5個の内容物
植物質はそれぞれの果実の種子や果皮が糞に混入し、直翅目では産卵管や肢が含まれていた。