「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年1月18日木曜日

今日の丹沢は春の陽気! Today's Tanzawa seemed to be the weather of spring!

今日は、東丹沢山塊を歩いてきた。
水沢橋の林道ゲート前に車を置く。車から出るとなんだか春めいている。
伊勢沢林道を歩き、音見橋から音見沢に沿って歩き、尾根に取り付いて焼山までの登山道を目指そうと思った。なんと、新しい山の人の仕事道が作られているので、それを行く。
ぼくが勝手に熊ノ平と名付けているところを過ぎ、シカ柵があるピークに着く。
もう、暑くて、上半身は長袖シャツと長袖の少し厚手のスポーツシャツの2枚だけ!
 春はあけぼのようよう白くなりゆくやまぎわ、、、、を思い浮かべるような春めいた日であった。風も無く、のんびり寝ていたい感じだが、地面は昨日の雨で濡れている。
途中で、リスを見つける。タイワンリスではない。写真を撮ろうと思うが、見えなくなる。どこに移動したのか?不思議に思い、近づくと急に飛び出て今度は本当に見えなくなる。
 この温かさでクマも冬眠から目覚めるのでないだろうか?気のせいか木の芽が膨らんできたような、温かな日であった。午後からは山はガスで覆われてきた。何となく雨が降りそうなので、黍殻山避難小屋行きを止めて、真っ直ぐ大平に下ることにする。
GPS上の歩いた距離は17.6キロであった。

2018年1月17日水曜日

アリ一匹が5万円! The price of one ant is 50,000 yen!

昨日は、専門学校の年度末の試験があった。
学校は、動物関係なので学校の教務スタッフの方々も動物好きだ!
先日、エ!と驚くようなアリを見せてもらった。
そこらにいるクロオオアリの何倍も大きなサシハリアリParaponera clavataと云うやつで、もちろんぼくは初めてお目にかかる。
このアリが入っているケースの下の方に、このアリが生んだ幼虫が4、5匹いる。つまり、このアリは女王になるアリだ。
このアリに噛まれると銃で撃たれたように非常に痛いようだ(そのため英名をBullet ant)。ぼくが驚いたのはその値段である。一匹5万円と聞いて何度も聞き直してしまった。
このパラポネラを自分の机の上で飼っているTaさんは、さらに、下のようなケースに入ったアリを飼っている。
上のアリの巣を見ていたら、二つのケースは透明の管で繋がっている。さらに、左の方の餌を容れたケースまで管で繋がってアリが行き来している。
このようなアリの飼育ケースまで売りに出されているんだ?

さらに、アフリカツメガエルXenopus laevisのメス2匹を机の横に置いて、愛玩しているスタッフもいる。これは、Nakajiさんで、ぼくがいつも世話になっている野生動物専攻の担任だ。
洞窟にいるオオゲジゲジやヒルをペットとして大事に飼っている学生がいたり、ぼくとしては”エ!”っと驚くような動物を飼っている人たちがいる。しかも、何万もするお金を出したり、CITESの登録票の譲渡手続きまでして問題となるような動物を飼う。
同じように植物の世界でも珍しい植物を育ててている人たちがいるのだろう。
今では誰でもが簡単に温度や湿度管理ができるので、ますます珍しい動植物を飼う人たちが多くなるだろう。そういう人たちによって動植物の生理や行動、生活史などで多くの新知見が発見されていくことだろう。

2018年1月14日日曜日

これはカマキリ? Is this a mantis?

1月5日の高取山・高畑山歩きで、21個のテン糞を拾った。その中にカマキリの蟷螂(前脚)と思われる物があった。下のFig.1とFig.2である。
糞を洗って茶漉しに残った物を見た時は、カマキリの蟷螂(前脚)だと思った。

そうやってまとめていた。しかし、ん?待てよ??????
カマキリは成虫で越冬はしないで、卵の卵塊で冬季の寒風に耐えて越冬し、春になると卵塊から小さなカマキリが出てくるのだ。
となると、1月5日に見つけたテン糞からでてきたこの昆虫の外骨格は
カマキリの前脚などではなくて、何なのだろう?
カマキリは成虫のままで越冬する個体もいるということなのだろうか?
どなたか教えて下さい。
Fig.1 カマキリの蟷螂

Fig.2 Fig.1を裏返して撮った

どうしても、上記のカマキリ?が気になったので、今から11年前に専門学校を卒業した昆虫については1年生の時から非常に詳しいK.Toyodaさんに尋ねてみた。
これまでも、水生昆虫の幼生やセミのことで聞いたことがある。
彼が云うには、上の写真はカマキリで間違いなく。冬季は成虫では越冬しないので、鳥に啄ばまれた残骸の前脚か、あるいは偶然に死骸のまま残っていたのをテンが食べたものだろうということだ。
落ちた果実やムカデや土壌昆虫などがいる腐葉層を漁っていて、食べたものだろう。

2018年1月13日土曜日

エ?テンがあの実を食べるの? Can martens eat that fruit? Incredible!

1月5日に大棚沢駐車場から高取山・仏果山を歩いてきたが、その時に21個のテン糞を拾ってきたことは既にアップした。これらの糞を洗っていて、今まで確認されていなかった種子が2個の糞(テン糞⑥と⑩)から出てきた。
糞の内容物として初めて出てきた種子であったが、短い果柄付きの直径5ミリくらいの果皮に包まれた種子もいくつかあったので、植物名を特定することができた。
今まで拾って糞分析した1300個の内容物をExcelに打ち込んでいるので検索したが、この植物周辺の種子はいずれも無かった。
ぼくは、この仲間は毒をもつものが多いし、しばしば枯れ枝に赤い果実だけが残っていることが多いので、これはテンやタヌキなどの哺乳類はもちろんのこと鳥さえも食べないだろうと思っていた。が、この植物は林道沿いにも尾根や開けた斜面でも見ることがあるので、種子の分散はどのような方法だろうかと、あのヨウシュヤマゴボウやマルミノヤマゴボウと同じように不思議に思っていた。
この種子の名前は?
もう、お解りだろうと思います。そうです。あのハシリドコロやチョウセンアサガオを含むナス科の植物で、ハダカホオズキである。

2018年1月11日木曜日

まだ日の出が遅い!  The sunrise is sill late.

8日に引き続いて、昨日も横浜駅東口地下にある崎陽軒のアリババで11時半に集合し、3時過ぎまで話し合った。それぞれ、別々の新年会で幹事が違うのでこういうことになったが、良いことがあった。席を案内してくれた女性担当者がぼくの顔を覚えていて、8人まで無料で一杯飲める券をくれたのだ。昨日は4人であったが、ぼく以外アルコールはダメ。で、ぼくはビール一杯と他の人たちの分のワインまで飲んだのだ。ヤッタネ!

今日もスローロリスの除肉の続きをやろうと思っていたが、寒いし、まだ、5日の日の仏果山歩きで拾ってきたテン糞洗いも残っている。スローロリスは今日は軽く煮ることにして、午後から糞洗いをしよう。

ぼくの部屋の南側のガラス戸の前には天井から下げた物干し竿に洋ラン鉢が吊り下がっている。ファレノプシスは暮れから咲き、カトレアも咲き出したので、部屋の中には甘い香りが漂う。外は寒いが部屋の中は温かい。まだまだ、日の出が遅いので、このところ目覚めてもすぐ起きれず、5時半頃起きるようになった。早く、日の出が5時頃になって欲しい。
明日から、学校が始まるので、明日の授業の準備を朝からしている。来週はもう後期の年度末試験なので、試験の話しもしなくてはならない。学生たちは正月が明けたらすぐ試験準備だ。8日の日に会った中の何人かは、今でも学生時代の試験の悪夢を思い出すと云っていた。試験が無かったら学生は勉強するかな?

2018年1月9日火曜日

スローロリスを譲り受ける  The corpse of a slow loris was gotten

昨日、教え子のM.NさんからスローロリスNycticebus coucangの死体が送られてきた。CITESの登録票もついている。今朝、譲り受けたことをCITESの管理業務部へネットで手続きを終え、さらに死体を剝皮、除肉して骨にすることを電話すると、登録票を返却することになった。もう、骨を展示しようと、死体を焼却しようと問題ないとのことだ。すぐ、登録票を封筒に入れて郵送した。
ネットでの手続き完了

これで、ようやくスローロリスのタイ君の解剖をすることができる。先ずは、全体の写真と思った。が、死体が固くなっていて、頭胴長など測ることができない。今日は、温かくなりそうなので、しばらく置いて柔らかくなるのを待ちたい。
タイ君はM.Nさんに11年間飼われていたようだ。その前は他で飼われていたので、年齢は不明のようだ。
左足を揉んで柔らかくして、爪の写真を撮った。この仲間の足の第2指の爪は化粧爪と呼ばれるカギ爪になっている。
両手の指の爪は全て平爪だ。
スローロリスはもちろんサルの仲間で霊長目・曲鼻亜目・ロリス科に属し、東南アジア、フィリピン南部、ボルネオ、スマトラ、ジャワなどに生息している夜行性で、単独で行動している。樹液、昆虫、カタツムリ、果実、鳥の卵などを食べている。

2018年1月8日月曜日

21個のテン糞  All twenty- one marten's scats were gotten on the hiking road above 500m altitude.

1月5日、大棚沢駐車場に車を置いて、高取山・仏果山と登った。
駐車場に着いた時は、早くも車1台停まっており二人が山登りの準備をしていた。
ぼくが、車から出ると彼らは出かけていった。
初めは、土山峠の方から仏果山に登ろうと、バス道路を歩いた。きっと、ぼくが登る途中で、仏果山から下りてくる駐車場にいた二人に出逢うだろうと思いながら歩いた。が途中で、車のスモールランプの消し忘れに気が付き、車に戻ってランプを消し、7時40分にバス停仏果山登山口から登る。結局30分近くも時間を費やしたことになった。

山は非常に乾いており、山ノ神様の祠がある辺りはスギの植林地で湿った場所なのに、そんな斜面でもそのまま座っても尻が濡れないくら乾いている。

歩いた登山道で見つけたテン糞の位置を図1に示した。全部で21個ものテン糞を見つけて拾ってきた。それらは全て標高500メートル以上のところであった。
これは、どうしてだろうか?
テンは500メートル以下のところにも沢山生息している。
図1. 1月5日のルートで見つけ拾ってきたテン糞①~㉑の位置

2018年1月7日日曜日

カメムシの思い出!  The memories of the stink bug!

一昨日仏果山で見つけたテン糞は21個あった。その中の一つに、糞の目印として糞の近くに転がっていた緑色のカメムシを置いた。写真を撮った後、糞とカメムシを100均で買ったチャック付きのビニールの小袋に入れて持ち帰って水に浸けていた。
テン糞⑫
拾った時もビニール袋に入れた時も、カメムシは寒さですでに死んでいると思っていた。
昨日、お昼を食べてから、糞洗いをしようとテン糞⑫の袋を取ったら、中のカメムシが動いている。テン糞⑫を洗って、目印のカメムシと一緒にぼくの部屋に持ち込んだ、カメムシは俄然活発に動きだした。
カメムシの名前を調べるために、写真を撮り、庭に放したら、何と元気よく隣の家の庭に飛んで行った。昼間だから空気が温かいので飛ぶことができたのだ。

この全身緑色のカメムシはアオクサカメムシNezara antennataと云うことが解かった。
カメムシに関しては幾つか思い出がある。
1)箱根・湯河原のサルを追っていた時の厳冬期、サルたちが朽ち木の皮を剥がして何かを食べている。周りは山椒の実を潰したようなカメムシの臭気が立ち込めていた。サルたちは越冬しているカメムシを漁っていたのだった。
2)木曽山塊のサル調査をしていて檜尾避難小屋に泊まった時、ストーブに火を入れて部屋が温まったら、天井から無数のカメムシやテントウムシが落ちてきたことがあった。小屋の中で越冬していたカメムシたちが小屋が温まったので、動き出したのだ。もう、40年以上前の事だ!
同じような事が、2005年12月に神奈川県札掛森の家に泊まった時にもあった。

2018年1月6日土曜日

山の中の祠  The small shrine in the mountain.

ぼくが歩く東丹沢の山塊には様々な場所に祠が奉られている。
普段の祠は、1円や、5円、10円などのコインが置かれていることがあるが、
新年を迎えて5日目の今日の祠には、ワンカップの日本酒が二つ供えられていた。
きっと、宮ケ瀬のお年寄りが大晦日かお正月に登ってきて日本酒を供えたのだ。
ぼくは、「今年も無事山を歩けるように」と帽子を取ってお願いした。
日本には、八百万(やおよろず)の神様がいたるところにいる。
お正月には、玄関や神棚ばかりでなく、各部屋や水道栓やトイレやお風呂や物置、さらには車にまでお正月飾りが供えられる。
ユダヤ、キリスト、イスラムのような唯一神なんて考えられない。
ぼくなんかはインド旅行で買ってきたヒンズー教のガネーシャ神の像まで置いて大事にしている。
しかし、今、ふと思った。日本の八百万の神々のそれぞれの像は無い。トイレの神はどんな形状なのか?しかし、ヒンズー教もたくさん神々がいるが、みなそれぞれの形がある。
ぼくら日本人は大きな木や岩やお月様にも供え物をして崇めて、非常に即物的な物に対して畏怖?を感じて崇めるが。一神教やヒンズー教のように宇宙の成り立ちだとか、平和だとか、信頼だとか戦いだとか抽象的なものへの信仰が薄い感じがする。
祠があった場所〇

2018年1月5日金曜日

茎が凍ったシモバシラを初めて見た!  I saw the first time Shimobashira plant that the stem froze .

今日、高取山・仏果山と歩いてきた。仏果山山頂から土山峠方面への急な断崖を下ろうとした時、ショルダバックの中の携帯が強烈なアラーム音を響かせる。取り出して見ると、茨城県沖で地震があったので、注意して欲しいというものだ。鎖がついている道とはいえ、下降中に強烈な揺れがあったら、イヤなので、引き返すことにした。

今日は、初めてシソ科のシモバシラKeiskea japonicaの茎の根元が凍って破裂した状態を見た。地上部は枯れても根は水を吸い続けるので、その水が凍って不思議な氷模様をつくるのだ。

これはまるでオーロラのようになっている。

 シモバシラの花が枯れた痕