「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年9月17日土曜日

側溝のボーフラを殺したい!   I want to kill the larva of mosquito in the gutter.

庭のタイワンホトトギスが咲きだしていた。
このホトトギス草丈が伸びるが、花弁の斑点模様が目立たなく、先が青く染まり
すっきりした感じである。

ちょっと庭に出ただけで蚊に刺される。
この写真を撮っただけでも手や首や耳元が刺された。
ボーフラが湧くような水蓮鉢にはグッピーが元気に泳いでいるので、ボーフラは発生してない。
庭の周りには水が溜まるような空き缶や鉢欠けも無いのだ。
玄関周りや駐車場でも蚊に刺される
蚊が発生している場所として考えられるのは、
家の周りの屋根からの雨水が流れる側溝と
その雨水が流れていく家の前の道路際の側溝だけだ!
このところの雨で側溝にも雨水が溜まっているのだろう。

2016年9月13日火曜日

前期の試験週だ!  It's test week in the first term!

専門学校の試験週に入った。
今週は試験監督と採点と学生たちの評価付けをしなければいけない。
教務への学生たちの成績の締め切り日まで頑張らなくては!

今日は、いつもの授業日とは違って、教室は静まり返り、
鉛筆のカリカリという音が響き渡るだけだ。
試験はイヤな思い出しかない。
何と、この歳になっても、今日が試験だということを朝起きて気づいて愕然とする夢を見る。

2016年9月12日月曜日

秋の庭 My backyard in autumn.

庭の水道栓で先日の登山靴やストックの泥を洗い落して、濡れ縁に置いた。
梅の木に下げているラン鉢に目をやり、
梅の木の下を見たら、コムラサキシキブの実が紫色になっている。
部屋に戻ってカメラを持ちだして撮る。
コヤツ我が家の狭い庭の数か所に出ている。ヒヨドリが運んできたようだ。
昨年暮れにお隣さんが境界の柵のところに植えていた球根は、
薄い黄色の花のヒガンバナ(曼珠沙華)だった。
ちゃんとお彼岸のあたりに咲き始めるのだ。

2016年9月11日日曜日

汗と雨と寒さと膝痛の塔ノ岳:続

今回は、雨のためカメラはバックの中に納まったままであった。

Y.Matsushima君からヤマホトトギスが咲いていると云われて撮った。
しかし、雨模様で慌てていたのでどれもピントが外れていた。
花立山荘のベンチに座っていて寒さが耐えられなくなってきたので、塔ノ岳を目差して登る。
もう、その頃はガスってはいるが雨は落ちてこない。

花立山荘を過ぎてからホトトギスが咲いていた。
センブリだ!しかし、まだ小さな蕾。
キキョウだ!
シロヨメナかな?
マユミの実
バライチゴが熟していた。
たくさんこのイチゴが登山道沿いにあるので、摘み食いしながら登った。
乾いている時の埃か?あるいは登山靴の泥が着いているのか?じゃりじゃりしていたが甘かった。

下の二枚の写真はアシスタントのY.Matsushima君が撮ったものだ!
12:41、ぼくがまだ花立山荘前で休んでいるときには、
塔ノ岳山頂で、学生たちはお昼を食べている。
Y.Matsuhima君が持っていったガスストーブで、
Kura君が採ったタマゴタケをバターで炒めて食べたようだ。
次回もお昼に皆で同じ熱い物をフーフー息を吹きかけながら食べてみたいが、何が良いだろう?
 14:33、ぼくがようやく花立山荘の横を通り過ぎる頃に、学生たちが下りの途中で出会ったメスジカ。Y.Matsushima君が撮る。
学生たちは16:30には大倉バス停に到着している。
ぼくはその頃はまだ見晴茶屋の辺りを脚を引きずりながら下っていた。

今回の実習は登りは雨だったので、ほとんど写真をカメラをバックから出せなかった。
また、予想していたが、全く動物たちの糞を含むフィールドサインを見つけられなかった。

2016年9月10日土曜日

この虫瘤は? What is this gall?

昨日の大倉尾根で花立山荘から金冷やしへの途中で、
真っ赤なプラムのような虫瘤をつけた木があった。
芽になるものがこのようになっている。
齧れば甘そうな色である。
動物に食べられるためにこのような色と形になっているのか?
木はカマツカかな?っと思った。
が、実の有無をこの虫瘤に気をとられて見てこなかった。
また、この虫瘤を採ってこなかった。

それにしても、早くも来年の芽(冬芽)ができている。
この木は相当、虐められたのだろうか?


汗と雨と寒さと膝痛の塔ノ岳 The Mt.Tounodake climbing with sweat, raining, chilling and knee pain.

昨日は専門学校の丹沢実習だった。
コースは大倉から大倉尾根を登って塔ノ岳の往復だ。
天気予報は晴れ!台風一過で尾根歩きなので直射日光で相当暑くなるだろうと思っていた。
渋沢駅に8時に集合だ。目の前の山は麓から霧に包まれている。上は雨だ。
一応、学生たちには雨具や傘の用意をさせている。
大倉はガスっている。塔ノ岳登山口の地面も雨で濡れている。
ガスっている中を歩くので、すぐ汗が噴き出す。
右足のアキレス腱炎をかばいながら歩く。左脚の膝がオカシイなる。
見晴茶屋あたりまでは、まーまー大丈夫だった。後ろの学生たちに説明などしながら歩いていた。
しかし、そこまでだった。学生たちにどんどん先に行く。
彼らはまるでハンミョウのように、途中で、ぼくを待っていてくれる。
ぼくの姿を見つければまたサット軽やかに登っていく。
花立山荘に着いた時には、学生たちは先生頑張って!
っと声を掛けてくれて、学生たちは出ていく。
ぼくは山荘の中に入ろうっと思ったが閉まっている。
雨が降ってきたので、ベンチに座って雨具を出して着て、傘を差す。
後から登ってきた登山者が休み台に腰を下ろし、傘を差して食事をとり始める。
濡れた下着を着ているため、寒くなる。
ランニング姿のトレイルランをしている人が登ってきたので、
彼に「ぼくは花立山荘で待っている」と学生たちへの言付けをする。
若者3人が大きなザックを背負って登ってきて、すぐザックを下し、中から水の入った大きなペットボトルを次々に取り出す。大きなボトルに入ったオレンジジュース?を美味しそうに飲んでいる。
大きな荷物を背負って登ってきた女性と雨なか立ち話しをしていたが、女性はそのまま登っていく。
ますます、雨脚が強くなり、酷く寒く感じてきたので、お昼を食べることにする。
食べ終わってもまだ寒いので、立ち上がって歩く。
あのトレイルランの人が走り下りてきて、学生たちに言付けしたことをぼくに話して走り下りていく。
ぼくも3、40年前まではバカみたく走っていて、山も駆け登ったり、駆け下りたりしたのだ。

脚が休んだせいか軽く感じるし、雨が止んだので登ることにする。
金冷やしの道標着だ。鍋割方面から登山者がやってきた。
ここから、登山道沿いのイチゴを食べながら歩く。
学生たちが下りてくる。ぼくは「ここまで来たから山頂まで云ってくる!」と学生たちを見送る。
塔ノ岳の山頂では、花立茶屋のところで出会った女性が三脚をしつらえて雲海の動きの写真を撮っていた。山岳写真家なのだ。他に若者二人の登山者がいた。
ぼくは、セルフで自分の写真を撮り、下る。 
雲間から光が射していた。
階段の登山道がイヤだ!延々と続く。もう、膝が使い物にならなくなるのでは?っと思う。痛い! 
駒止茶屋も閉まっている。
ストックにつかまるように歩く。多くのの登山者に先に行ってもらう。
トレイルランの男性が登ってくる。走るのが楽しいのだ!
ぼくよりも一回り以上も年上の単独行の男性が登ってくる。
見晴茶屋の近くのベンチに座って、小さな大学ノートに記録しているようだ。懐かしい感じがする。ぼくが山行記録を付けなくなったのはデジカメを持つようになってからかな?
「塔ノ岳に野良猫がいましたか?」っと聞いてくる。昨年暮れ辺りからいるようだ。
さらに、ランニングシャツに短パンの老齢の男性が大きな荷物を背負っ一人でゼイゼイ息を吐きながら登ってくる。
もう、16時を過ぎている時間なので、山荘の主人なのかもしれない。

ようやく携帯のアンテナが立つところにきたので、アシスタントのY.Matsushima君に「学生たちはバスに乗せて!」とメールする。
大倉のバス停に着いたら、女子学生一人を含む4人が待っていた。
5分前のバスで学生たちは帰ったとのこと。ぼくは2時間半くらい遅れて着いたを思ったが、1時間遅れのようだった。

2016年9月7日水曜日

エゾシマリスの上腕骨と尺骨・橈骨 The humerus, radius and ulna of Ezo-Chipmunk.

1992年8月に大雪山に登った教え子のI君が登山道で拾ったエゾシマリスTamias sibiricus lineatusの上腕骨を眺めた。
もちろん、木登りする動物なので、顆上孔supracondylar foramenがある(Fig.1の黒糸を通した孔)。

橈骨と尺骨はバラバラであり癒合していない。
このように橈骨と尺骨が癒合していないのは、日本産の全ての哺乳類でそうである。
モグラでも、アカネズミやノウサギ、イヌやサル、イノシシでも橈骨と尺骨はバラバラだ!
これらの橈骨と尺骨がバラバラなのは、回内・回外運動をしなけれいけないからだ。

シマリスTamias sibiricus sは何時も前指ある手の平を下に向け(回内)、上に向けたり(回外)はできないだろうが、
木登りしたり、クルミの実を齧る時には両手で持ったりして手を割りと器用に動かす。
このため、橈骨と尺骨が別々に動くことができるのだ。
Fig.1 エゾシマリスの左右の上腕骨と橈骨・尺骨

しかし、同じ橈骨と尺骨でも
シカやカモシカでは成長すると橈骨と尺骨は肘から離れた端の方で癒合する(Fig.2)。
Fig.2 ニホンジカの右の上腕骨と橈骨・尺骨

つまり、シカやカモシカの前脚は上腕から爪先までほとんど前後運動しかしないために、
食物の草の根を掘り起こす時にも、橈骨と尺骨を前後に強く動かして別々に動かす必要がない。
この結果、シカやカモシカの前脚の橈骨と尺骨は癒合し合体しつつあるのだ。

同じことは後脚の脛骨と腓骨でも生じている。
接した骨同士は動かさないと癒合するのだ。
ぼくは前屈が子供の頃から苦手だが、腰椎や胸椎が癒合・合体しているかもしれない。
ストレッチをしなければ!

2016年9月5日月曜日

セミの基節棘  The coxa phalange of cicada or locust.

8月17日に「アブラゼミのこれは何?」とアップした。
ネットサーフィンしても下の黄色線で囲った一対のカギ爪状のものが判らなかった。
専門学校の卒業生でゲンゴロウやゲンゴロウモドキに物凄く詳しいK.Toyoda君がいたことを思い出して、連絡した。彼から詳しい説明がきた。
名前は基節棘。
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昆虫の肢は、基節、転節、腿節、脛節、ふ節、爪に分かれている。
基節は胸部に繋がる根本の部位なのでそこから生えている物という事です。
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以上、K.Toyoda君の文をそのまま引用した。

で、基節から出ているので基節棘という名前の部位だと教えてもらいました。
木にとりつく時の補助になるのかもしれないとのことです。
ナルホド!納得だ!
今度は、セミが木にとまっている時に基節棘をしっかり見なくてはならない。
また、生きているセミを捕まえてこの基節棘がどのように動くかも見てみたい。
この基節棘はオスのアブラゼミも持っていた。
さらに、オスのミンミンゼミ(下の写真)でもメス(写真は無い)のミンミンゼミにもあった。
K.Toyoda君は他の虫にも似たような物があるかもしれないと述べております。

2016年9月3日土曜日

これは誰の上腕骨?  Whose humerus is this?

2010年9月1日にK.Yabeさんと一緒に早戸川上流を遡上していた時に、
左岸の岩場で、小さな肩甲骨と上腕骨、尺骨を拾った。

これらの骨を思い出して、机の上の蛍光灯の光の下で見た。
これらの骨は右側の肩甲骨、上腕骨、尺骨であった。
何と、この上腕骨にはあの孔のsupracondylar foramen(黒糸を通して黒線で囲った)がある。
これらの骨は、全てしっかり骨化しているので成体のものである。

 Fig.1 早戸川上流で見つけた骨
肩甲骨は外側から、上腕骨は前から見た状態。

Fig.2 早戸川上流で見つけた骨
肩甲骨は内側から、上腕骨は後ろから見た状態。

手持ちの標本と比べると、まだ軟骨が骨化していない子供のハクビシンの肩甲骨や上腕骨よりも大きいが、全て骨化している子ネコのものよりも小さい。
形状としては、アナグマとタヌキにどちらかと云えば似ている。
上腕骨にsupracondylara foramenがあることから、木に登ることができる成体の哺乳類だ。
発見場所と骨の大きさからイタチかイイズナかオコジョであると考える。

尚、この上腕骨にはあの孔の反対側にもう一つ孔(黒色を通す)がある。
Climbing mammal でも上腕骨にこれらの二つの孔を持つ動物はしっかり判る筈だ!
どなたか教えて下さい。

孔に何が通っているかも知りたい。

2016年9月1日木曜日

上腕骨の不思議な穴 Mysterious supracondylar foramen of the humerus.

 8月21日に「上腕骨の比較」ということで
A:マングース B:ハクビシン C:ネコ D:タヌキ E:ノウサギ F:ニホンザル
の左の上腕骨をアップした。
そこで、マングース、ハクビシン、ネコに紐を通した孔があった。

この孔の英名はsupracondylar foramenという事が判った。
Fig.1 左の上腕骨 後ろから
Fig.2.  左の上腕骨 前から

ぼくの手持ちの骨では、上記のマングース、ハクビシン、ネコの他にアメリカモモンガやニホンリスの上腕骨にもこの孔(foramen)があった。
Fig.3. マングースとアメリカモモンガの前から見た左右の上腕骨とsupracondylar foramen
アメリカモモンガは1992年10月に動物植物学院の学生から死体を譲りうけた。
アメリカモモンガはキタモモンガとミナミモモンガの同属の2種がいることが後で分った。

Fig.3. ホンドリスの前からみた上腕骨 
ホンドリスは1974年9月に鈴木庸夫さんが奥志賀林道で拾った轢死体を譲りうけた。

Fig.4. アメリカモモンガの前からみた上腕骨 

台風の接近等で自宅に居ることが多かったので、ネットサーフインをして
supracondylara foramenを調べた。
ネコやトラなどのネコ科の上腕骨にはこの孔があることが判ったが、その機能・役目が判らない。
この孔にどんな血管や神経が通るのか不明だ。
アメリカのWikipediaによると、supracondylar prosessがヒトの上腕骨の肘の部分にあり、X線写真で見られる痕跡的な骨であり、ネコや登攀哺乳類や下等霊長類(曲鼻猿のことだろうか?)に見られるsupracondylar foramenの残存物だとしている。
また、Radiopaedia.orgによると、このsupracondylar processは人口の0.1~0.0001%の人にあるようだhttp://radiopaedia.org/articles/supracondylar-spur。

さらに調べていくと、インド人の解剖学者たちのsupracondylar processの形態学的研究では、supuracondylar processは木登りできる動物たちや、多くの爬虫類、殆んどの有袋類、ネコ、キツネザルや中米のサルたにある発生学上の痕跡物であると述べている。
この研究では240個のヒトの乾燥上腕骨を調べ、その内の1個(0.41%)だけにこのsupracondylar processをもったものが見つかったようだ。
http://www.jcdr.net/article_fulltext.asp?id=3915

supracondylar foramenについて分かったこと!
登攀する動物、ネコ上科(ネコ科、マングース科、ジャコウネコ科、ハイエナ科?)の動物や中南米の広鼻猿やキツネザルの仲間(曲鼻亜目のサルの全てかな?)、さらには爬虫類もあるようだ。
ぼくとしては、メガネザルはどうなのか知りたい。さらに、登攀する動物(climbing animals)にはどうしてこの孔があるのか?
齧歯目でもリスやモモンガのリス科にはあるが、ラットやマウス、ハタネズミには無い、でもカヤネズミはカヤを登るし、天井裏にいるドブネズミはどうなんだ?
テンやクマはイヌ上科だが、木に登れるから、どうかな?

あー、死骸が欲しい!