2010年9月1日にK.Yabeさんと一緒に早戸川上流を遡上していた時に、
左岸の岩場で、小さな肩甲骨と上腕骨、尺骨を拾った。
これらの骨を思い出して、机の上の蛍光灯の光の下で見た。
これらの骨は右側の肩甲骨、上腕骨、尺骨であった。
何と、この上腕骨にはあの孔のsupracondylar foramen(黒糸を通して黒線で囲った)がある。
これらの骨は、全てしっかり骨化しているので成体のものである。
Fig.1 早戸川上流で見つけた骨
肩甲骨は外側から、上腕骨は前から見た状態。
Fig.2 早戸川上流で見つけた骨
肩甲骨は内側から、上腕骨は後ろから見た状態。
手持ちの標本と比べると、まだ軟骨が骨化していない子供のハクビシンの肩甲骨や上腕骨よりも大きいが、全て骨化している子ネコのものよりも小さい。
形状としては、アナグマとタヌキにどちらかと云えば似ている。
上腕骨にsupracondylara foramenがあることから、木に登ることができる成体の哺乳類だ。
発見場所と骨の大きさからイタチかイイズナかオコジョであると考える。
尚、この上腕骨にはあの孔の反対側にもう一つ孔(黒色を通す)がある。
Climbing mammal でも上腕骨にこれらの二つの孔を持つ動物はしっかり判る筈だ!
どなたか教えて下さい。
孔に何が通っているかも知りたい。
4 件のコメント:
いつもブログ楽しく拝見させてもらっています、ACたんぽぽと申します。
丹沢など主に神奈川県内で動物の写真を撮るのを趣味としています。
ACたんぽぽ+プログなどで検索してもらえるとすぐ実名等わかると思います。
猫にある上腕骨の孔の事ですが、内側の孔は顆上孔といい上腕動脈と正中神経が通ります。
答えになっていればよいのですが・・・。
このようなコメントの投稿になれておらず、失礼を致しましたら申し訳ございません。
また動物の記事など楽しみにしております。
失礼します。
ACたんぽぽさん
コメントありがとうございます。
ネコのsupracondylar foramenは顆上孔といい、上腕動脈と正中神経が通るとのこと。
和名と孔を通る神経と血管の名前を教えてもらいすっきりしました。
これからも宜しくお願いします。
メガネザルの上腕骨にも顆上孔があるのが分りました。
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