「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年7月19日日曜日

蛭ヶ岳・姫次間で見つけたテンとアナグマ糞   The scats of marten and badger that were gotten along the path from Mt.Hilgatake to the Himetugu.

今回の山行では、蛭ヶ岳と姫次間で、テン糞3個とアナグマ糞を見つけ拾ってきた。
下のGPSの軌跡図で、〇黒丸がアナグマの糞の位置で、緑丸がテン糞の位置である。
テン糞①
堅果の外皮剥片、大きな昆虫の翅、小哺乳類毛
テン糞②
種子6個(未同定)、ムカデ外皮頭部、昆虫外骨格、羽毛骨片
テン糞③
植物堅果の殻剥片、昆虫3種類足、内羽、膜翅目翅、ヒミズorヒメヒミズ爪小哺乳類毛
アナグマ糞
甲虫の外羽、外骨格、腐葉細片、土砂多数
テン糞①と③からはまるでツバキの実を齧ったような堅い殻を砕いたようなものが多く含まれていた。これは、何を食べたものか見当がつかない。
また、テン糞3個全てに昆虫を食べた残骸があった。また、2個は小哺乳類を食べ、さらに残り1個は小鳥の幼鳥を食べていた。1500mを超える辺りではウグイスの鳴き声を聞いたが、小鳥たちやヒメヒミズのような小哺乳類を含めて蛭ヶ岳付近では子育てをし始めているのだろう。
アナグマは年中、同じような糞をしている。年中、落ち葉が溜まったような腐葉土をフンフン嗅ぎ分けながら腐葉土とともに漁っているようだ。
キンシコウの調査で、2、3度農家の人が捕まえ料理したアナグマの肉を食べたが
決して美味しい物ではなかった。料理の仕方はいつも一口サイズに切った肉の唐揚げだった。

テン糞②から出てきた不明な6個の種子を次回アップしたい。

今朝は梅雨が明けたような空模様だ!
昨夜、6月下旬から車での北海道旅行をしていた知人夫婦が戻ってきた。
これで、畑の収穫作業には行かなくても良くなった。
2、3日置きくらいしか畑に行けなかったが、行くとナスやピーマン、トマト、インゲンの収穫だけで2時間くらい費やした。オクラは収穫し忘れると大きくなったのは固くてとても食べられたものではなかった。キュウリやズッキーニが終わった。
子供の頃、祖父のリヤカーの後に着いて畑に行ったものだ。
畑の傍を流れる沢にはザリガニがいた。そこで、鍬などを祖父が洗っていた姿を思い出す。
畑の回りの野原や林の中で飛び回っていただけだったが、祖父から畑仕事や自然の事を学んだ。

2015年7月18日土曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸3)

蛭ヶ嶽山頂で、缶ビールを飲んで寝たのが良くないのか、左足の腿が攣って痛くなるので、恐る恐る足を階段に下ろす。一歩、一歩だ、登りの時には気が付かなかった花々が目に入る。
雷滝からの尾根もそうであったが、ササを含む下草が多くなってきたような印象を受ける。
禿山だった筈なのに、崩壊地を除いて林床は下草で覆われている。
晴れたら気持ちの良い下草の絨毯のような感じになりそうだ。

 これは、ウスユキソウの仲間かな? 
 ん?これはチダケサシの仲間でアカショウマ?
14:43、蛭ヶ岳から1.2キロ来たんだ。
山頂を発って50分以上を経っている。
左腿が攣らないように歩いているからだ。 
これはガクウツギだね?
これから、テン糞3個とアナグマ糞を見つけ拾う。
15:25、地蔵平だ。この辺りでテントを張って一泊したい感じだが、今の日本の山は50年前のように好きなところでテントを張って一泊することができなくなった。
アフリカや中国、台湾では山の中で自由に泊まった。そのような山の生活は日本ではもう出来ない。焚火はもちろんできないし、ビバーク以外テント泊もできない。
日本の山は不自由このうえないものである。
15:36、原小屋平だ。ここもテント場に良い。小屋跡の土台が残っている。
15:58、姫次着、スポーツドリンクを飲んですぐ発つ。
もう、この頃には左足の攣りはなくなる。
10分位歩いて、鳥屋森林組合の壊れた看板があるところから榛ノ木丸への道を辿る。
5月21日に歩いた道なのに、またちょっと雰囲気が変わっている。
ただ、榛ノ木丸を目差して歩く、歩く。

16:51、榛ノ木丸を通過
もう、暗くならいない内に早戸川林道に下りたいために、気持ちが焦る。
ここで、座って地図を見る。
林道のヘアピンカーブの方に下りるか造林小屋の方は下りるか迷う。造林小屋方面の道は踏み跡がしっかりしており迷うことはないが、登山道に着いてから歩かなければならない。
ヘアピンカーブの方は、今まで3度下りているが、3度とも迷いながら下った。
でも、ヘアピンカーブの方へ下りる道を取る。
17:32、ツチアケビだ。
18:01、造林地の入って、これはタマゴタケだ。
でも、ゲットしないで写真だけにした。夏のキノコが早くも出ている。
18:10、早戸川林道のヘアピンカーブに降り立つ。今回も途中で右往左往した。
迷うところはだいたい2ヶ所であり、いつも右斜面を下ってしまうので、左へ左へと修正しなければならない。
この尾根の下りルートを頭に叩き込んで、時間に余裕がある時にゆっくり下りたい。

スポーツ飲料は甘すぎる。ただの水が飲みたい。
魚止め橋と本間橋の間の小沢で、顔を洗い、水を鱈腹飲む。ここの沢の水の味は少し錆臭い味だ。
今回の崩壊地を過ぎてすぐ水汲み場がある。そこでも水をたっぷり飲み、ペットボトルに水を満タンにする。ここの水は錆臭くない。美味しい。

まだ明るい。ヘアピンカーブから5キロ位歩いて車を置いたところに到着だ。
早戸川林道をこんなに歩いたことはなかった。

19:30、閉じられていた柵をどかして通り抜け、柵を元に戻して写真だ。
もう、暗いので、フラッシュをつける。
帰宅したのは21時を回っていた。もちろん、すぐシャワーだ。
車置いたところから、往復26.2キロの行程だった。
GPSの軌跡図をアップする。


2015年7月17日金曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸2)

神奈川県の青い看板の辺りは細尾根で、ブナの木が茂り、南東から吹く風が気持ち良い。
ここで、座ってお昼にしたいところだが、早くビールが飲みたいという気持ちに押されて歩く。
1時間くらい歩いて、早戸川方面が見晴らせる気持ちの良いところに出てきた。
しかい、日差しが強く。とてもノンビリする気持ちになれない。

東方を望む。
丹沢三峰だろう。

北東方面を望む。
宮ケ瀬湖が見える。

北方方面を望む。
姫次はもっと北西方面だ。榛ノ木丸が樹に隠れている。
この辺りはもの凄いブヨの襲来だ。耳や首筋が痒い。
あー、クルマユリだ。
オニユリに花が似ているが、葉が放射状に出ている。
これは、チダケサシかな?
シモツケソウだ。
丁度、北海道釧路地方の7月下旬の花の盛りだ。
この見晴が良いお花畑では、他にマルバダケブキが咲き始め、5月21日に撮ったクワガタソウやツルシロカネソウなども咲いていた。

蛭ヶ岳山頂にはなかなか着かなかった。新しいシカ柵がデンと構えており、右に巻いたり、左にまいたりで、これが激しく疲れた。最後も踏み跡がないので、左に巻いて丹沢山からの登山道とぶつかった。足を引きずるようにして蛭ヶ岳山荘の扉を叩く、御主人が出てくる。舌がもつれるように缶ビールを下さいと云う。一本500円だ。缶を受け取って、その冷たさにびっくりだ。

13:39、3種類の缶ビールの中からコイツを選んだ。
冷蔵庫で冷やしたように冷たいので、屋根を見たらソーラパネルが置いてある。
このソラーパネルの面積なら、冷蔵庫はおろか洗濯機もやっていける。
もちろん、夜は充電した電気を使って明かりをつけているのだろう。
さらには、電子レンジもいけるかもしれない。
もう、灯油ランプの山小屋は昔語りなのかもしれない。
缶二つを頼めばよかったが、帰りは運転があるので一つで我慢だ!
汗をかくのでこの程度では大丈夫だろう。
飲みながらアメリカンドックを1本食べ。そのまま昼寝をする。
顔に雨粒が落ちて目覚める。
ぼくと同世代の単独行の男性が檜洞丸の方からやってくる。
飲んで寝たので疲れがとれた。荷物をマトメテ立ち上がったら左足の太腿が攣る。
マズイ。スポーツドリンクを飲み、しばらく様子を見る。
単独行の男性が自撮りをした後、出かける様子なので「丹沢ですか?」っと聞くと、「姫次です」っと云う。「私も同じです」と立ち上がる。おー、大丈夫攣らない。
が、木製階段を降りだすと、途端に攣った。立ち止まってどうするか迷っていると、あの男性がお先に!と軽やかな足取りで下りていく。持ち合わせの梅干し1個を口に入れ、もう一杯スポーツドリンクを飲む。大丈夫だ。ゴマカシゴマカシなら下れそうだ。
木製階段の脇にはミヤマオダマキが首をもたげている。
しゃがむと左腿の筋肉が攣りそうになる。

この蛭ヶ嶽からの下りの木製階段で3個のテン糞とアナグマの新鮮な糞を拾う。
耳が猛烈に痒い。何と2日経った今朝も痒く、耳を切ってしまいたいくらいだ。
雨がポツリポツリと降り出すのかと思えば止む。

2015年7月16日木曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸1)

昨日は、早戸川林道を車で行って、魚止め橋付近に車を置いて、
雷滝まで行き、そこから蛭ヶ岳まで登って戻ろうと思っていた。
が、早戸川の国際マス釣り場近くの早戸川林道には崩壊のため通行禁止と出ている。
しかし、その通行止めは簡単に移動できるものなので、移動して入り、まだ通行止めをもとに戻して、車で進む。ヤマユリが咲き乱れる中不安な気持ちで走る。
今度は、鉄の林道ゲートが閉じられている。仕方がない。少し戻って駐車スペースを見つけて、歩くことにする。GPSのスイッチを入れ6時42分歩き始める。
タマアジサイが咲いている。おー、花にトラカミキリの仲間がいる!
 7:28、ようやく三日月橋だ。一台の作業用と思われる軽ワゴン車が追い抜いていく。
水場を過ぎて間もなく、
 7:33、崩壊現場だ!これじゃー通行止めにするのも無理はない。
軽ワゴン車は止まってなく、一台の黒いセダンが停まっている。
丹沢観光センター手前で、今度は乗用車に追い越されるが、何故か、御免なさいと声を掛けられる。
 8:04、魚止め橋だ、ここまで1時間15分かかっている。
 8:18、伝導だ。追い抜いていった車2台と他一台があった。
森林整備の人たちの車だ。
ともかく、雷滝を目差して歩く。危険な木道は変わっていない。
川を2度、靴とズボンを脱いで渡渉する。
雷平の沢で、登山者が一人岩の上で気持ち良さそうに休んでいた。
雷滝に行くのに、最後の渡渉をしなければならないが、
ここは上まで詰めると岩伝いにポンポンと渡れた。すぐ、雷滝だ!
10:29、雷滝で
滝の飛沫が顔に当たって凄く気持ちよい。
何故か、13年前の丹沢実習の事を思い出す。あの滝の上まで行った学生がいたり、
ぼくもこの滝壺に入ったんだ。
清川のコンビニに買ってきたサンドイッチを食べながら、時間がかかり過ぎているので戻ろうかイヤせっかくここまで来たのだからと当初の目的の蛭ヶ岳に登ることにする。
この滝の右岸、つまり上の写真の左側にある、尾根にとり付く。
ストックはザックにつけると、両手が開くので、両手で、岩の割れ目や木の根などをつかんで攀じ登る。すると、11:00、市原新道と書いてあるお皿を見つける。
シカ柵を左にして登るのだが、なんどもシカ柵内の造林地を歩きたいと思った。
久しぶりに二十歳前後の頃の山歩きのような状態になる。
茨を搔き分け、ブヨに顔、耳、足を刺され、這い蹲って倒木を潜り、暑さでメガネが曇り、
鼻先から汗が落ち、目にも汗が入る。
もう、ただガムシャラにブッシュを突き進んで登るだけ。きっと、踏み分け道があるはずなのだが、
道らしきものがあってもすぐ消える。尾根を登れば蛭ヶ岳だ!
11:42、何だ?この植物は?
抜いて、手に取ってみる。
もう、この辺りはカメラを取り出すのも面倒だった。
 12:12、細尾根になり、神奈川県の古い青い看板がある。
ここで、一休みしたかったが、ここからは蛭ヶ岳山荘で缶ビールを買って飲もうという気持ちだけで登る。
13時には山頂に着くだろうと思ったが、そうではなかった。

2015年7月14日火曜日

ノウサギと飼いウサギの生態の違い The ecological difference between Hare and rabbit.

先日、丹沢実習でノウサギの子供の写真が松島侑一郎君によって撮られた。
Fig.1 Hare  by Yuichiro Matsushima
ノウサギは北海道から九州まで日本全国に生息している。ノウサギLepus と飼いウサギ(ヨーロッパアナウサギOrychtolagus)は、ウサギ科Leporidaeに属し、属が違うのに外観からでは両者を識別するのは難しい。頭骨では、鼻骨の幅・長さ等いくつかの点で違いが見られる。

この両者のもっとも明らかな違いが生活様式だ。
ノウサギは巣を作らないで、草叢にアカンボウを産む。そのアカンボウは毛が生えそろって目が開いており、生後すぐに動き回れるのだ。これを早成性という。

一方、アナウサギは地面を掘って巣穴として、そこにアカンボウを産む。アカンボウは毛が生えてなくて目も閉じており、動き回ることなどできないのだ。これを晩成性という。
Fig.2 Rabbit by M.achiko Fukuda
ウサギの仲間(兎形目Lagomorpha)の仲間は日本には、ナキウサギ科Ochotonidaeやアマミノクロウサギ科Pentalagusも生息している。これら2科のウサギたちも巣穴で育児を行う。ウサギの仲間のように武器を持たない動物は外敵に対して、隠れるか足を使って逃げ去るだけだ。決して歯向かうことはできない。
Fig.3 Pika in Qinling Mts. by Daniel White
だから、もっとも危険な時期の育児を巣穴で行うのは理に適った生活方法だ。おそらく、この生き方がウサギ目の祖先から受け継いできたのだろう。

それが、ノウサギ科のウサギたちは巣穴で育児を行わないで、草叢で子供たちにお乳を飲ませている。外敵に対して隠れることと逃げることしか対抗手段がないにもかかわらず、ノウサギたちは未熟なアカンボウを産んで巣穴で育児をするという方法を放棄したのだ。
しかも、このノウサギ科のウサギたちは全国に生息している。一方、巣穴を作るナキウサギやアマミノクロウサギはほんの一部の限られたところにしか生息していない。

日本では、少なくてもノウサギの生活様式の方が、適しているために北海道から九州までの各地に繁栄しているのだ。

2015年7月13日月曜日

ヒキガエルとモリアオガエル Japanese toad and forest green tree frog.

10日の丹沢実習で、

6月11日に水溜りにモリアオガエルがいて、水辺の上のコアカソの枝にはモリアオガエルの卵塊があったことを6月13日にアップした。
6月11日以来、7月10日まで、ほぼ途切れなく雨が降っていた。
それでもこの水溜りのイモリとモリアオガエルの事が気になっていた。
7月10日に、水溜りを見ると、大きなオタマジャクシが元気良く泳ぎ回っていた。
しかし、随分大きなオタマジャクシだ。これがモリアオガエルのオタマなのだろうか?
ヒキガエルのオタマは手足が出て、尾が無くなっても1センチにも満たない大きさである。
パークレインジャーの松島君に問いかけると、モリアオガエルのオタマはヒキガエルのオタマとは比べものにならないほど大きくなるようですと云う。
食用ガエルのオタマほどではないが、モリアオガエルの身体からは想像もできないくらいの大きなオタマだ。

気になる。コヤツがモリアオガエルのオタマジャクシとは思えない。
しかし、6月10日、この水溜りの上にはモリアオガエルの卵塊がぶら下っていて、モリアオガエルがいて、水に中にはイモリしかいなかったのだ。
ヒキガエルの卵塊を5月21日に蛭ヶ岳山頂で見つけて、5センチくらいを持ち帰った。
卵が孵化してオタマになり、6月18日には手足が生えて尾が無くなったので、庭の睡蓮鉢にいれた。
ヒキガエルは、30日かからないで卵からオタマになり手足が出て尾が無くなった。
モリアオガエルは、1ヵ月過ぎてもオタマの身体が大きくなり、まだ手足が出てこない。
動物は①小さい子供をたくさん産むのと、②大きな子供を少数産む、2つのやり方を持つが、これはそういう範疇に分けられない。
同じような大きさの卵を産んでも子供のオタマジャクシ時代は時間をかけて大きくなってから大人になるモリアオガエルタイプとオタマ時代は時間をかけずに小さいまま大人になるヒキガエルタイプがあるんだ。
これは、昆虫なら、モリアオガエルタイプがセミになるのかな?では、ヒキガエルタイプはスズムシがそうなるのかな? 
じゃー、哺乳類ではどうかなって思いめぐらすのも面白い。

キノコの季節がやってきた!  The coming of mushroom season!

10日の丹沢実習の続き

土山峠から清川トンネルまでの行程で見つけたキノコ。
これは、頭が凹まないけれどベニタケ科のチシオハツかドクベニタケだ!
これは食べられるキノコなので、もちろんゲットだ!
 食べられるが両種とも辛いので辛味取りをしなければいけないようだ。
面倒なので捨てざるを得ない。
 ヤマイグチだ。もちろんゲット。
 アカヤマドリイグチだ。これもゲットしてきた。
しかし、昨日ザックから出すのを忘れていた。先ほど取り出したら、半分腐っているようにヌメーットとヤマイグチとともに黒ずんでいる。何とヒルがついている。ヒルは火炙りした殺し、イグチは生ごみ容れに捨てた。
しかし、チシオハツは採った時のままなので、パソコンの前に置いて眺めているよ。
傘の直径7,8センチのベニタケ科のウズハツを見つけ、写真も撮らずに学生たちに見てもらうために後ろに回したところ戻ってこない。捨てられたようだ。ぼくが好きなキノコなのに残念!
きっと、後ろの学生に渡った時には紫色に変色しているところが出てきたのだろう。
そのために、毒キノコと思ったのかもしれない。

2週間以上も長雨が続いたので、ヒルばかりでなくキノコもたくさん目についた。
いよいよキノコの季節の到来だ。
一人で丹沢をノンビリ歩きたい。でも、今日も畑に行かなければダメだ!
先週の土曜日も畑で、インゲン、トマト、ナス、シシトウ、オクラ、トウモロコシ、カブ、ニンジンそして枝豆の収穫をした。オクラは大きいものでは12,3センチの長さになっていた。ぼくは大好きで、アフリカで15センチくらいの巨大なヤツを食べていたので、デカイのを3個もらったが、これが酷かった。歯が立たないほど硬いのだ。中のタネを食べた。
枝豆はまだ実がしっかり入ってなかった。ニンジンは大きくなりすぎてどんどん割れてきている。
今日は、連れ合いを連れていく。

2015年7月11日土曜日

イモリの卵が見つからない訳 The reason why we could not find out the eggs of newt.

7月10日のTCA専門学校の丹沢実習の続き:
自然のビオトープ?の水溜りにいるモリアオガエルのオタマやシオカラトンボのヤゴを見る学生たち。この後、彼らはノウサギに出逢う。
 アカハライモリだ。4匹のイモリJapanese fire belly newtCinops pyrrhogasterをこの水溜りで見つけた。もちろん水に戻す。
前回の6月10日の時は、イモリの性行動が見られた。学生たちにイモリの卵塊を探してみて!っと目視させたが、イモリの卵塊はおろかイモリの幼生も見当たらなかった。これはどうしたことだろう。

ぼくが間違っていた。イモリはサンショウウオのような卵塊を産むのではないのだ。
卵を1個ずつ、葉と葉の間に絡みつけるように産み付けるのだ。探し方がまずかった。上の写真のように立って水溜りを見ていても見つかる筈もない。しゃがんで足下の草を手で分けて探さなければならなかったのだ。千石正一編「原色 両性・爬虫類」(家の光協会)を見て知った。

東丹沢のノウサギ  The hare in the eastern part of the Tanzawa.

昨日は専門学校野生動物保護専攻クラスの丹沢実習であった。
好天気に恵まれたが、山中を歩いている時は真夏を思わせるような蒸し暑さであった。
ヒルの襲来、さらにはクロスズメバチに4人もの学生たちが刺された。
ジンジンと響くような痛みだと訴える。見せてもらうと直径4、5センチに腫れ上がっている。
暑さと痛さとヒルの中を土山峠から山越えして清川トンネルの前に立つ。
トンネルの中で、コウモリやオオゲジゲジなどを見る。このコウモリはパークレンジャーの松島侑一郎君によるとモモジロコウモリとのことだ。
 トンネルから出て、先日、モリアオガエルとその卵塊があった水溜りを見て、大きくなったモリアオガエルのオタマジャクシやイモリやシオカラトンボ♂とムギワラトンボ♀を見た。
ぼくが、先頭を歩いていたが、又も学生たちが遅れている。何かを写真に撮っているようだ。
ノウサギの子供の写真を撮っていたのだ。松島君がじっとしているノウサギを見つけたようだ。
ぼくが戻った時にはノウサギは林道を横切って宮ケ瀬湖の斜面に入って行った。ノウサギの走る姿がわずかに見えた。
下は、松島君が撮ったノウサギの子供だ。
東丹沢山麓で生きているノウサギを見たのは10数年振りだ。でも、今回はぼくは見ていないも同然だ。猛禽に襲われた死骸や、事故死体や積雪期の足跡は見ているが、ノウサギの姿を全く見なくなっていたので、ノウサギの生息数は非常に少なくなっていると考えていたのだ。
シカの食害によって、ノウサギたちも食べる草本が無くなり、絶滅しかかっているとさえ思っていたのだ。だから、松島君からこの写真を送ってもらい感激だ!
雨露で毛が濡れている。
もう母ウサギから離れたとはちょっと思えない。まだ、ミルクをもらうために兄弟たちと一緒に草叢でじっとしていたのだが、学生たちの声でこの子ウサギだけが兄弟たちから離れてしまったのかもしれない。
母ウサギから既に離れて自分で採食できる月齢に達していると良いのだが、、、、、。
それにしても、アドケナイ可愛さだ。
この子が次の世代を残すまで生き延びることを願うばかりだ。