「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年7月14日土曜日

マルミノヤマゴボウとヨウシュヤマゴボウ Pokeweed and its related species.

マルミノヤマゴボウとヨウシュヤマゴボウは同じものだと思っていた。
別種だと知ったのはヤマボウシさんから本「清川村の花図鑑」をいただいてからだ。
だから、区別できるようになってまだ4年?くらいしか経っていない。
どちらの実もドクウツギの実やマムシグサやヒヨドリジョウゴの実のように、ぼくのような食いしん坊の者でも、手に取って口に入れる気持ちになれない。
もう、見ただけで毒!と思うのだ。
このマルミノヤマゴボウはこれからあの独特の黒紫色になっていく。
毒というのは使いようによっては薬になるが、素人は扱いが難しい。
 ヨウシュヤマゴボウは花が咲いている。この実の汁はまるで赤葡萄酒色だ。
クワの黒く熟した実も赤葡萄酒色になるが、クワの実がなっているのは学生の時に初めて横浜市内で見たが、すぐ手に取って食べた。
が、このヨウシュヤマゴボウの実は手に取ってみたことさえない。
このような感じというのはどこからくるものだろうか?
不思議である。
丹沢実習で、今の学生たちは、「この水飲めますか?」と聞く。
ぼくは自分で判断できないのか?と思ってしまう。
台湾、東南アジア、中国、アフリカの山でも、沢の水なら大抵飲む。
だから、山歩き、サル調査には水筒を持って歩いた事はない。

ただアフリカでは、白濁した水、赤錆びた水など手をつけるのも躊躇してしまうような沢や川の水があった。しかし、その中に藻があったり、魚が泳いでいれば飲んだ。それよりも乾季に干上がった川底を掘るとドブの匂いのする腐った水があったが、それさえもタオルで泥や汚物だけでも浄化して飲んだ。喉の乾き、身体が水を欲している場合は、不衛生な水まで飲み干せてしまい、身体が生き返る。
亡くなった西田利貞さんは、踏みつぶされたゾウ糞の塊の中にあった水(ゾウの小便)まで飲んだようだ。

さて、丹沢の沢には水が流れていない。丹沢山塊に降った雨は表面水とはならず伏流水になって地下に潜ってしまう。大抵の山なら、尾根を歩いていても沢を10メートルも下れば地下に潜った水が表面水となってあらわれる。が、丹沢はダメだ。
ペットボトルを持ち歩かなければならない。この表面水が少ないことが丹沢の山にサルが少ないことにつながっているのではないだろうか?

と、書いてきて思い出した。そうなんだ、ぼくが丹沢のサル以外の動物たちの生活に興味を持ったのもその発端は「何故、丹沢では山の中にサルが少ないか?」だったんだ。

2012年7月13日金曜日

キノコ Mushroom

何故か、昨日のアップがうまくいかないので、あらためてアップする。

昨日は、林道歩きだけにとどめようと思っていた。
出かける前にヒル避けの飽和食塩水は靴下に噴霧しなかった。
土山峠から湖岸林道を清川トンネルに向かって歩き、林道終点から
ちょっとだけ尾根上のタタヌキのタメ糞を見に行く。が、新しい糞はなし。
ヒルがうじゃうじゃ足元に寄ってくる。脹脛の上の辺りが痛い。
ズボンを上げてみると太ったヒルが吸い付いている。
ザックから飽和食塩水の噴霧器をだし、足元に噴霧。
すぐ、下ることにする。
ドクベニタケだ。ゲット。
これはドクベニタケという名前だが食べられるようだ。
ツチアケビを写真に撮って、下るとこのキノコ!
図鑑で見たことがあるやつだ。ゲットする。 
小さいのもある。
ウスタケだった。5冊あるキノコ図鑑の2冊では不食or毒とある。
しかし、他の3冊は食とある。 
ドクベニタケは苦いようなので、薄く切って水に晒す。
ウスタケはゴミを取り除く。
夕食時、味噌汁とする。大根おろしを容れる。
ドクベニタケを沸騰した湯に入れたら、湯がピンク色になる。
連れ合いは嫌がる。ウスタケも入れて、沸騰させる。
味噌を入れて、沸騰しそうなときに大根おろしを入れて出来上がり。
食べる。両方ともイケル。ダシが良い。
ドクベニタケは生の時はボロボロと崩れやすいが煮るとしっかりする。
味はナラタケのようだ。
ぼくが食べて30分たったので、連れ合いも食べ始める。
初めてのキノコを食べる時は、海外で食べたこともない材料を口にした時のような気持ちだ。


土山峠付近の林道で

昨日は、雨と風が強かったが、堤川林道や湖岸林道沿いでは、木々は夏の装いだ。


ネムノキの花、アカメガシワの花、ムラサキシキブの花が咲いていた。
ツチアケビはもう終わりかけていた。
タヌキ糞は見つからず、テン糞を拾って帰ってきた。



2012年7月12日木曜日

雨の丹沢

雨と風が強い。
しかも、ヒルが多く、目的が達成出来ない。
甘かった。

2012年7月11日水曜日

フウランが咲く、カヤラン生きていた!

このフウラン、小豆島のサル調査の時に寒霞渓の頂上のロープウエー乗り場の近くの
土産物売り場で一株買ったものだ。もう、10年も前のことになる。
今では、株分けし、二鉢に植えている。
もう一つのフウランの鉢の隅にカヤランを植え付けている。今年の2月に林床に落ちていたカヤランを拾い、庭のウメの木に縛りつけていたのだが、どうも思わしくないので、5月にフウラン鉢に植え替えたのだ。太い根が出てきている。これは生き返った。大丈夫だ。
株が増えたなら山に戻しに行こう。何年後になるかな? 
いよいよ7月も第2週にはいった。学校はいよいよ来週でおしまいとなる。
残るは、再来週の慶應の試験である。今年度から250名に履修者を制限してもらったし、試験問題も採点しやすいようにしたので今回は楽かもしれない。
試験週が近づくにつれて教室が賑やかになってきた。
A(優)を取りたいなら、せめて14回の授業のうち10回以上は、ぼくの話しを聞いていなければ無理でしょう。進学、留学、就職、奨学金のためにAが欲しいようだ。
それなら、自分で安心できるように授業に出たら良いのだ!

2012年7月10日火曜日

ヤマユリだ! RubrumLily!

今朝、日差しに誘われて何気なく、庭にでた。
え?これヤマユリだ!
てっきり隣のカノコユリのムカゴが落ちてできたものだと思っていた。
小さくいびつだがヤマユリだ。
今年は、玄関の方にも一本芽生えがあり、庭には3、4本見つけている。
それには含めていないものだった。
嬉しい。
ようやく、千葉の畦道、丹沢の山で採取してきたタネをばらまいていたのが
苗となり花が咲いたのだ。
匂いがしない?早朝は香らないのだ。

フウランも一輪咲いている。
フウランの鉢につけた。死んだと思っていたカヤランがなんと
太い元気な根をだしている。
これから学校だが、帰ってきてからじっくり見よう。
この晴れた天気、しばらく続いて欲しい。

2012年7月8日日曜日

七夕祭り A traditional Star festival

ぼくが生まれた釧路の七夕は、夏休みの8月7日に行われた。
だから、7月7日の七夕はなんとも感じが出ない。
それもその筈。
釧路の七夕飾りはヤナギの木に願い事や短冊をぶら下げるのだ。
小学校の時の音楽の時間の教科書は全国共通の教科書なので、
「笹の葉 さらさら ♪♪ 軒場にゆれる、、、♪♪、」
とヤナギの木を見ながら歌ったのだ。
もちろん、釧路で使われているのがヤナギの木であってササではないのは知っていた。
七夕の飾りつけは、夏休みの一大イベントであり、
終わった翌日に川に流したものだ。
しかし、10日も前から川辺で手頃なヤナギの枝を切ってきて、
玄関前の土に突き刺しているのだから、ヤナギから根が出て挿し木状態になっていて、
子ども心にヤナギの生命力の強さに驚いたものである。
そういう年中行事で使う木々の違いは他にもある。
お正月に使う、角松のマツである。
マツの木は釧路にはないから、トドマツやエゾマツなどが使われた。
だから、まったく雰囲気が異なる。考えれば、まるでクリスマスツリーだ。
何も、本州や四国、九州で行われていることと同じことをしなくても良いとは思うのだが、
北海道に移り住んだ祖先たちは自分たちの故郷を思い出してやっているのだ。
インドネシアでも、台湾でも、アフリカでもその地で暮らしている
日本人たちは日本の伝統的な祭りを楽しんでいる。
否、日本以上に日本から離れた国々で暮らす日本人たちは、日本の祭りや習慣、暮らしを大事にしているように思われる。

テン、タヌキ、アナグマたちの糞の内容物 The contents in scats of martens, a raccoon dog and a badger.

7月5日の続きです。
6時57分、テン糞
ムカデ脚付き1匹分、ガガンボの翅か?3枚、脚3本、腹部の殻
9時4分、テン糞
熊ノ爪付近で見つけた。
熊ノ爪から鍋嵐までの間は、もっともいろんな動物たちのフィールドサインが多い場所である。
ムカデ1匹分、鳥の羽毛と毛根多数、骨片多数、アリ2匹、昆虫の脚2本、外羽4枚、腹部殻、外骨格
8時4分、タヌキ糞
この場所は宮ヶ瀬尾根の細尾根の上であり、もう何年も同じ場所がタヌキのトイレになっている。
同じタヌキの家族ということなのかな?
小さな(15ミリ)のムカデ一匹、他不明物と土砂
9時14分、アナグマ糞
このアナグマ糞は719ピーク近くで見つけたものだが、熊ノ爪から719ピーク間でほぼ
確実にアナグマ糞を見つけることができる。少し、穴を掘ってトイレにしている。
この場所も同じアナグマ一族が年中利用している場所だ。
5,6ミリのサワガニの子が3匹、他土砂
以上であった。
テンはムカデや昆虫や小鳥を食べ、タヌキやアナグマは枯葉の積もった腐葉土に鼻を突っ込んで土壌動物などを食べていることが分る。サワガニの子は偶然に触覚で探り当てたものだろう。

今回、S.S君と歩いた、コースは下草がほとんどなく。
急斜面でも土石が剝き出しとなっており、風雨によって自然崩壊が進んでいる。
水源涵養林としての経路作りのために尾根沿いの樹木と切ったりすることは、実生苗が育つまで待ってもらいたい。

2012年7月7日土曜日

アカモミタケ

土山峠から堤川林道終点から鍋嵐をめざし、そこで早い昼食。
帰路は、「熊の爪」から「祠の分岐」にでて、辺室山・土山峠の登山路を戻ってきた。
学生のS.S君は身が軽く、ぴょんぴょん飛び跳ねながら下っていく。
アカモミタケだ。今年初めてのものだ。
枯葉に埋まるようにして出てきていた。
このキノコ少し白っぽいが、間違いないだろう。
茎を追ったり、傘を折ると赤い血のような汁がでた。
このためにアカモミタケは見分けやすい。
ぼくは、このキノコが好きだ。
味や香りには欠けるが、歯触りというか舌触りがよい。
それよりもシイタケのように安心して食べられるからかもしれない。 
味噌汁に容れても良いし、煮物にしても良い。
味噌汁で、大根おろしを容れて一緒に食べるとなお一層うまい。
だが、昨日はイグチの仲間も一本容れて、キュウリやナスも具として食べた。

下のキノコ、取ってきたが、同定できず。
秋の広葉樹林にでるオオワライタケやコレラタケというのにも似ているが、
せめてこの枯れ木が同定できれば、まだ少しはキノコの名前に近づける。
かじって舌先で転がして味わったが、特にどうってことがない。
が、食べるのはやめた。
あー、キノコを良く知っている人と一緒に山を歩きたいものだ。

2012年7月6日金曜日

東丹沢歩き!  Walking in the east Tanzawa mountains.

昨日、7月6日の土山峠から「不思議なミズキ」・鍋嵐・「祠の峠」
そして、辺室山を通って土山峠まで戻ってきたGPSの軌跡だ。
が、何故か土山峠でGPSをoffにしょうとしたら、すでにoffになっていた。
このようなことは始めてだ。
ともかく、バテた1日だった。
宮ヶ瀬尾根の東側は新しいシカ柵でこんなにも植生が回復してきている。
モミジイチゴやニガイチゴもたくさん実をつけている。
しかし、シカ柵に覆われないぼくらは歩く西側でも今年は木の実生の苗がでている。
草の芽生えは見られないが木々の芽生えが見られる。
シカの頭数を日常的に間引いている効果がでてきたのか?
ここを過ぎる頃はすでにバテテいる。
朝飯用にパンを食べようと無理無理食べるが、1個がようやくだ。
「熊の爪」を過ぎて鍋嵐へ稜線を歩いている時に、後にいたS.S君が来ない。
しゃがんで北面の谷を覗いている。
小さな真っ黒の影のような物が斜面を走り去って行ったという。
え!それは子グマだ。緊張感が増し、カメラを構える。
が、母グマが咳払いするような威嚇の声は聞こえない。
最後の鍋嵐までの急峻な登り、S.S君を先にいかせる。
ぼくは、ゆっくり登るが、息は切れ、汗は額や鼻先、さらにはまつ毛からも落ちる。
この頃はすでに上着を脱いでシャツ1枚になっているのに、このありさまだ。

鍋嵐に着いたのが10時ちょっと前、ここで早めの昼食をとり大休息。
記念写真を撮り、下る。 
S.S君はまるでハンミョウのように飛ぶように降りていく。
身が軽いし、足腰のバネがぼくとは雲泥の差があるのだ。 
帰路、清川村のコンビニに寄り、サイダーを買う。
子どもの頃の味だ。
慶應SFCの前でS.S君をおろし、帰宅。
着ていた全てを洗濯機にブチ込みスイッチオン。
こちらはシャワーを浴びて、缶ビールで生き返る。
新しい、テン糞やタヌキ糞、アナグマ糞を拾ってきたので、週末はこれらの水洗いだ。
今日は、これから専門学校だ。なんだか、足首が痛い感じ。この1ヶ月で体重が5キロ増え、70キロの大台を超えた。このために脚に負担がかかっているようだ。それで、バテたのかもしれない。