「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年5月2日水曜日

ウサギの食痕  Feeding sign of hare.

伊勢沢林道で:
林道の路肩に咲いている、この黄色の花は何?
平凡社の「日本の野生植物Ⅱ」で調べてもわからない。
アブラナ科であることは分るのだが、オランダガラシなら花が白い。 
根元の方を見るとノウサギに葉が食べられた痕がある。
ノウサギが食べる植物を調べたことがないが、シカのように多くの植物を食べている。
ぼくも口に放り込んだ。????この仲間の味がする。 
この草がわからない。
とうとう、昨夜寝る前に、植物カメラマンのisa隊員へメールして教えを乞うた。
「ハルザキヤマガラシ」と思うとのレスポンス。

ところでアブラナ科はぼくが小中学科校の頃の教科書には十字花(ジュウジバナ)科って呼ばれていなかったかな?ダイコン、キャベツなどの絵とともに載っていた筈だ。
ぼくらの食べる園芸植物の根菜類の多くはこのアブラナ科であり、ナス科、ウリ科、ユリ科などなんだか少数の科の植物だけを食物にしている。
チョウの食草のように少し偏っている。
アブラナ科の植物だけが突然絶滅する!なんてことが無いとも限らない。
せっかく、多くの植物が生育しているのだからもっともっと多くの植物をとり入れたいものだ。
その方が、身体にも良いのではないだろうか?



2012年5月1日火曜日

どれが食べられるの?

伊勢沢沿いの山道で、
トリカブト、モミジガサ、キクザキイチゲが青い葉を広げている。
これらの三種類は間違うかもしれない。
ほとんど混在しているところもあった。
キンポウゲ科のトリカブト、この葉で先日死んだ人がいた。
根の汁はアイヌの人たちがクマを撃つときの弓矢の矢じりに塗った。
殺人事件でもこの根が小さなサツマイモに似ているので使われる。
キク科のモミジガサである。
シドキとも云う。茹でて御浸しや和え物で食べる。
キク科特有の苦みがあって美味しい。 
キクザキイチゲ、これらの三種の中ではもっともか細い。
これもキンポウゲ科なので食べない方が良い。 
モミジガサを少し摘んできた。昨夜、湯掻いて御浸しにした。
夕食前のウィスキーのツマミだ。

昨日の丹沢は、どこの駐車場も早朝にもかかわらず車であふれていた。
GWに入ったからだろう。
林道は、バードウォチャーが並んでレンズを鳥に向けているし、中年夫婦の二人連れや、若者カップルの渓流釣りの人たちが山に入り込んでいた。

2012年4月30日月曜日

ヒルがいないので、気味悪い!

今朝、矢部さんと伊勢沢を歩いてきた。
余りにも不思議で気味の悪いことなので、山でお昼をとらずに戻ってきた。
正面は焼山方面
先週、先々週とぼくは土山峠・物見峠を歩いた。
立ち止まれば林道上でもヒルがヒタヒタと寄ってきた。
今回、6時45分に土山峠に着いた時には、たくさんの車があふれていた。
急遽、水沢橋に向かった。ここでもすでに4、5台の車が駐車していた。
間にすべりこんで駐車し、ぼくらは伊勢沢林道を歩いた。
曇り空だが温かい。ヒルが活動したくなるような天気だ。
ぼくは、家を出る時に飽和食塩水を靴下に噴霧していた。
矢部さんはガードレールに足を掛けて噴霧している。

新緑の柔風と匂いを楽しみながら歩く。スミレを写真に撮り、今が盛りと咲くキランソウやキケマンを見ながら、ヒルがいない。ヒルがいないと二人は言い始める。
林道終点から山道に入り、伊勢沢に沿った道を行く。
ヒルがいない。ヒトリシズカを膝をついて撮ってもヒルの姿が見えない。
山菜のモミジガサを摘んだだけで気味が悪いからそうそうに戻ることにした。
二人で、大地震の前触れかも!な~んて話しながら車に戻る。
しかし、どうして今日は湿っぽくヒルが活動しやすい天気なのにヒルは出てこないかったのだろう。不思議である。

2012年4月29日日曜日

樹皮食い:シカとカモシカ Incisor scraping:Sika deer & Japanese serow

これは、シカがスギの樹皮を剥しとった痕だ。
このシカは根元に歯を当てて上へと引っ張り上げたのだろう。
しかし、剥いた樹皮は20~40センチくらいの長さに千切られて杉の木の根元に落ちている。
樹皮の形成層部分を食べたような歯型がついていない。
では、シカは何をしたのだ。
右上のスギも左上方に根元が見えているスギも以前に同じ樹皮剥ぎに遭っている。

林業をしている人たちにとっては泣きたいきもちだろう。
クマによるスギの樹皮剥ぎは斜面の上部側の幹の樹皮が主に剥されるが、
シカの場合は斜面の下側の樹皮が剥される。
下はカモシカの樹皮食いだ。
カモシカは幹に対して直角に、つまり地面に水平に歯を立てて齧る。
シカが横枝の樹皮や倒れた幹を齧ると場合は、幹に直角に齧る。
この場合、カモシカとの違いは歯型の幅を見なければならない。
この樹皮食いをした後、カモシカは身体を擦ったようだ。
毛が付着していた。
カモシカの食い痕を見るS.S君。
丹沢には、シカとカモシカ、及びイノシシの3種類の隅蹄類がいるだけだが、
北アメリカには移入種も含めると21種類の隅蹄類が生息している。
イノシシ科が2種、シカ科が9種、ウシ科が9種で、残り1種が北アメリカの固有種のプログホーン科のプログホーンだ。
21種も生息しているとは行っても同所に棲んでいるのはせいぜい5,6種かもしれない。
しかし、さらに、リスの仲間やウサギなどの草食獣を加えたら、樹皮食いと云ってもさらに総合的な判断が必要になってくる。それだけにやりがいもあるだろう。
せめて、丹沢のシカとカモシカを含む、動物たちの食痕を明らかにしていきたいものだ。

ミツバアケビとアケビの花

ミツバアケビの花とアケビの花がこんなにも違うとは思っていなかった。
ムベとアケビの花は大きく異なることは近くの家の生垣のムベの花から知っていた。
特に深く考えもせずに、ムベは常緑だから違うのだろうと思っていた。
下はミツバアケビ、花の色(ガク片)は濃い赤紫だ。
 アケビは白っぽいガク片だ。ゴヨウアケビは葉は五枚だが花は上のミツバアケビに似ているようだ。学生にこれをゴヨウアケビと云ってしまった。
ぼくは、しっかり図鑑を見ずに思い込みでムベとアケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビを好い加減に区別していたんだ。五枚の葉が出ているのはアケビとゴヨウアケビがあるんだ。

この頃、自分の言葉に自信を持てなくなってきている。
それは、①アケビとゴヨウアケビのように好い加減な思い込みで話していることがあること。
さらに、②頭の中ではAだと思っているのにBだと口に出して話していることがあるのだ。
それは、書いている文章中にもある。③漢字が間違った変換になっているのにも関わらず。
何度見ても気が付かないことだ。
頭がおかしくなってきているのだ。当然、気が付くべきことが気が付かない。神経回路が切れたりつながったりしているような感じだ。
恐ろしいことだ。これが車を運転しているなら事故につながるだろう。

大学に勤めていた友人たちが定年退職し始めている。
自分の仲間が一線から退いていくのは、さびしい気持ちにもなる。
しかし、やはり年齢による定年というのは社会の活性化のためにも大きな意味がある。
固定観念にとらわれた60過ぎの人々が幅を効かす社会は停滞するのだ。

2012年4月28日土曜日

この双葉がいっぱい! These bifoliate seedlings are plentiful.

宮ヶ瀬尾根沿いにはこの双葉がいたるところに見られた。
葉が少し分厚く全体として五〇〇円硬貨より大きいものだった。
何の実生の苗だろう? 
イヌブナの堅果が双葉の左下に転がっている。
何の双葉だろう。
 ン?ン?まだ双葉が開いていないものがある。
その先にイヌブナの堅果の殻がついている。
イヌブナの実生の双葉だったんだ。
イヌブナの毛で覆われたような柔らかい葉がもうすでに展開していた。
が、この二葉とは似ても似つかないものだ。
イヌブナの双葉ばかりでなく、マメガキやケンポナシなどの様々な双葉は顔を持ち上げていた。
これらの双葉はおそらくことごとく一、二年の内にシカやカモシカ、ウサギ、ネズミたちに食べつくされてしまうのだろう。残念なことだ!

小雨の中、、、In drizzle,,,,,

昨日はTCA専門学校野生動物保護専攻の学生実習だった。
野生動物は雨の中、雪の中、嵐の時でも山で生活している。そういう野外生活の生の体験だ。
土山峠のバス停で降りて、雨の中を歩きだす。
ミミズを飲み込んでいたコウガイビルに皆驚く。
堤川林道終点から宮ヶ瀬尾根に登り、休む間もなく尾根を南下する。
13時となったので、下の場所でお昼とする。
地図で位置を確認し、記録をつけるUさん。
土山峠を出たのが9時55分なので、すぐ出発だ。
不思議なミズキに乗って歓声をあげる。元気だ!
女子が元気で3人も登る。
熊の爪・祠の峠・物見峠・物見隧道・唐沢林道・上煤ヶ谷に下りてきた。 
先に下ってしまっていた人たちがいたのが残念な集合写真。
N君はオオルリの写真を撮り、O君は宮ヶ瀬尾根でタイワンリスが岩の上にいるのを確認し、先に下ったものたちはシカにも遭遇したようだ。
ヒルにやられてズボンにまで血をにじませていたM君もいたが、まずは無事終了。


2012年4月26日木曜日

これはヤマユリ? What's these lilies?

霧雨もようの曇天の日である。
狭い庭には植えっぱなしのフリージアが数株黄色の花を咲かせている。
連れ合いの好きなドクダミとホタルブクロが雑草かと思えるほど蔓延っている。
ん?これヤマユリじゃないの?
葉がナメクジに食われている。
ここにもヤマユリの苗が!
探した。全部で5本のヤマユリの苗が出てきている。 
ん??????
ヤマユリの種子をばらまいたのはもう3、4年前のことだ。
昨年は一本でてきたのを連れ合いに雑草と思われて抜かれてしまった。
今年は5本も出てきている。どうしてなのだ?
ヤマユリの種子はばらまいてもその翌年発芽するわけではなく、数年たってか発芽するものなのか?
しかし、何故、昨年は一本だけだったのか?
ヤマユリの種子の発芽戦略は、一度に発芽させないことなのか?
ところで、これはヤマユリの実生苗ですよね!

日中からの呑み会 Drinking party from day time

昨日は、霊長類研究所を定年退官したK.W氏が名古屋から我が家へきた。
同じく、東海大を定年になったT.E氏、株)ナスカアイのY.A氏があつまり、持ち寄った酒と、スーパーで買った刺身や、分葱の酢味噌和え、キュウリやトマト、海藻などで盛り合わせたサラダ、崎陽軒のシュウマイ、肉じゃが、他などで、3時半から始まり、静かに呑むつもりがワイワイとなった。
下は余った酒類。他に、焼酎やワインもあった。
もう一人来る予定が来られなかった。突然痛風となり歩けないほどの痛みのようだ。
ぼくらは、もう、いつ死んでもおかしくない年齢となった。
一年に一回はこのような集まりを持とうと云うことになった。
兵庫から宅急便で送られてきたMOMOKOさんの手作りの山菜ケーキを食べ、ソバを食べて終わると10時半を過ぎていた。
もう、皆バカ呑みしなくなり、上のように酒が残った。今朝は5時に目覚めた。
泊まったK.W氏は朝の散歩をしてくると出ていった。
連れ合いは佐渡島旅行で慌ただしく出かけ、娘はまだ寝ている。
また、ぼくの一日が始まる。
明日は丹沢実習の日だ。晴れて欲しい。