「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年7月5日月曜日

梅雨空の下

うっとうしくなるような曇天の梅雨空である。
庭のウメ、モッコウバラ、ナツツバキ、ハナミズキの枝は徒長して空に向かって伸び、ヤマアラシ状になっている。空気の流れも良くないようで、ナメクジ、ダンゴムシ、カイガラムシ、アブラムシがたくさんうごめいている。

オニユリの蕾にアゲハがとまっているを見つけた。
三脚を立て、カメラをセットし、網戸をそっと開けて撮る。
アゲハの春型?夏型?♂?♀?区別つかず。
アゲハの尾状突起のそばに綿状のものをだすアブラムシの仲間がいる。
このブログのタイプしていると、アゲハゆっくり舞い上がった。
視界から見えなくなる。

今日から、3週間頑張ると夏休みに突入する。
その頃には強烈な日差しの太陽が顔をだし、セミたちもギンギン騒ぎだすのだ。

2010年7月3日土曜日

クマさんたちがいたところにあった糞

子供のクマさんたちが登っていたモミの木の1メートル以内にあった新しい糞
クマの足跡?の上の排出したばかりの糞のようだが、、、、。
クマではなく、テン糞と思って採集してこなかった。
クマの新しい足跡の上にあるのだら、子供のクマが緊張のあまり脱糞したものかも知れない。
クリックして拡大!
これもすぐ近くにあったものだが、タヌキのタメ糞のようだ。
ホタルブクロがたくさん咲いていた。
ムラサキシキブも咲いている。
サル糞である。ヤマグワの種子かな?調べるために糞の一欠けらをゲット。
今、水につけているので、後で報告します。
非常にわかりやすい、教科書的な梅の花型のタヌキの足跡だ!
この日は僅か2時間ばかりの山歩きだったが、テン、イタチ、タヌキの糞や足跡、シカの警戒音、カモシカの足跡、リスの胡桃の食痕、クマとの出遭いなど盛りだくさんであった。

2010年7月2日金曜日

クマさんの母と子供たちに遭遇!

昨日は、歯医者を終えてから丹沢へ向かった。
三叉路ではもう11時を回っていた。
行くコースを散々迷ったあげく、鍋嵐に行くことにする。
ゲート前の道路際に車を置く。
橋の上は大小さまざまな2、3日前のサル糞が落ちている。
GPSのスイッチをONにする。
橋の前を直登しようかなと思ったが、あまりにも暑いので、楽なコースを選ぶ。
ハタチガ沢の橋を渡って、林道を歩く。
途中で、ハタチガ沢に降りる。時間はもうお昼を過ぎている。
沢の水でインスタントラーメンでも食べようかな?どうしようか?
まず、顔を洗い、水をタラフク飲む。
持ってきた丸っこい餡ドーナツを一個食べ、バナナも一個食べる。
もう、これで十分だ。意を決して、見回り道がついているのでそれを歩く。
斜面をトラバースするようについている道が沢に入るところで消える。
沢に下りて道を探す。歩いてきたすぐ上の尾根の方で、
工事の人たちが談笑するような声がする。
人がいるんだ、上への道があるんだと思い、上を見ながら戻ると、
尾根上を真っ黒のイノシシくらいの大きさの動物が走る。
ん?クマ、、、、?ぼくは、クマが逃げ去ったと思われる方へ登る。
と、いきなり大きなクマが口を開けてぼくめがけて上からつっかかってくる。
クマに出遭った場合をいつも想定しているので、びっくりしたが、慌てず、無言でじっと動かず。
そのクマはUターンするように戻って消える。
写真!と思いスイッチを入れてクマが消えた方を静かな動作で見る。
木に登っている黒いモノがある。クマだ!先ず、ゆっくりと写真を撮る。
すぐ、写っているか確認。もちろんこれもゆっくりした動作で行なう。
沢から尾根に向かって風が吹いている。彼等はぼくの匂いが判るのだ。
だから、大きなクマがいきなりぼくにつっかかることができたのだ。
不味い位置にいると思うので、イザという場合に備えて、ストックを両手にしっかり持つ。
クリックすると拡大
家に戻ってパソコンでみて、2頭の小熊であることがわかった。
↑の道を歩き、〇あたりで道が消える。左の沢に下りるとX辺りで人の声のようなものが聞こえた。
〇まで戻ろうと声のする上を見ながら歩くと、クマがXから左の方へ走るのが見えた。
〇まで戻り、Xまで行こうと登っていくと、突然大きなクマがXから突進してくる。
5,6分、〇よりも2メートルくらい上のところで、様子をうかがい、右上方の草木が生えていない斜面の方に向かい、小熊がいたXまでゆっくりいく。
小熊がいた木の根元にたどり着き、辺りの様子をうかがう。
左の沢の方から、咳払いのような唸る声がする。
爪跡も、足跡もみつからず。新鮮な糞があったが、明日紹介する。
子供連れの母熊は気が荒くなるので、今日は上へ登ることをあきらめる。

2010年7月1日木曜日

ちょっと安易すぎない?

これは、先週東丹沢の林道を歩いていて、見つけた自動撮影の装置だ。
この場所は、沢へ入る人も通るところである。
最近、気になるのは、このような安易な場所に自動撮影のカメラや
あるいは、クマ捕獲檻が設置しているのを見かけるようになった。
一つには、誰もが簡単に野生動物を自動撮影できる安価なカメラや装置が売られていることによるのだろう。

ぼくは、野生動物の自動撮影というのが嫌いである。
隠れて、こっそり盗み撮りするわけである。
動物を捜し歩いて、あるいはじっと待って動物と対峙してこそ、動物を知ることができる。
この場所を通る、動物たちの種類を知りたいのか?
生息調査の一環なのか?

2010年6月30日水曜日

ヘビイチゴ属Duchesnea

ヤブヘビイチゴである。
果皮とその果肉の果皮に近い部分も赤いが果肉は白い。
黄色の花が咲いて赤い実をつける
ヘビイチゴという名は子供の頃から知っていた。
子供の頃は白い花の食べられるイチゴと
黄色の花のイチゴを明確に区別していた。
ヘビイチゴの果実は食べても甘くないだけで、毒ではない。
実を4、5個取ってきたので、1個を潰して種子を洗った。
キイチゴ属やオランダイチゴ属の種子に比べると、非常に小さい。
このヘビイチゴの果実を動物たちは食べているだろうか?
これからまだまだ調べたい種子があるし、昆虫も知りたい。

2010年6月29日火曜日

こんな所に!

先日、我が家の駐車場と道路との隙間にサフィニアが咲いているのをお知らせした。
サフィニアが花をたくさんつけ始めた。
目を移すと、
塀と側溝のコンクリートの間にネジバナが咲いているのを見つけた。
ここは我が家の前が調剤薬局なので、けっこう車が通り駐停車する場所でもある。
それにも関わらず、花を咲かせたネジバナに感激だ。
連れ合いに話すと、彼女も気がついていて、掃除をしていて引き抜こうと思ったが、
ネジバナだと分かったようだ。
なんだか、急に蒸し暑さで寝苦しくなってきた。
大好きな季節の一つの夏だ!

2010年6月28日月曜日

タヌキのタメ糞に集まる糞虫たち

丹沢実習の続き:タヌキのタメ糞
今回の実習では、タヌキの新鮮なタメ糞が目についた。
いずれのタメ糞にも数種類の糞虫がたくさんあつまっていた。
これは、虫たちが糞を土中に運んでいった状態である。
表面の糞や土がうごめいている。
下辺に見えるたくさんある黒っぽい丸い塊はサクラの種子である。
つまり、このタメ糞はサクランボウを食べて排出されたものだ。
これは、サクラの種子のタメ糞の上に非常に滑らかな糞をしている。
この滑らかな糞の内容物はヤマグワの種子からなる。
タヌキはヤマグワの木の下に落ちた桑の実を拾い食いしたのだ。
で、コガネムシの仲間の糞虫と頭が赤い平べったい糞虫がいた。
ぼくらは、この赤い頭の平べったい糞虫に
「ウンコボタル」と命名したが、和名が知りたい。
クリックすると拡大されます。注意!リアルですよ。

2010年6月27日日曜日

フィールドサインとしての食痕と掘り穴

丹沢実習の続き:糞をのぞくフィールドサイン
木の根の樹皮が食われている。木にたくさん付着していた毛と歯型からカモシカと断定する。
が、この樹種を確認していなかった。
アナグマが巣穴ように掘ろうとしたものだが、途中で止めたようだ。
樹皮が剥かれて食べられたあと、歯型からカモシカと断定。
樹種はダンコウバイである。ぼくらも樹皮を剥がして形成層部分を舐め、齧る。
甘いような味である。苦くはない。
これは、ミヤマシキミがシカかカモシカに食べられた痕だ。
はでに穴を掘り、土を掻き出した跡を見つけた。
アナグマである。
直径20センチくらいの穴を開けており、すぐ右に曲がっている。
アナグマは、何代にも渡って親子で生活し、いくつも出入りする口をつくる。
これはイノシシが土壌動物を探して掘り起こしたものだ。
今回の実習で出会った哺乳類は、カモシカと物見峠をすぎてからシカのメスグループに出会った。
哺乳類のフィールドサインは、さらに糞としてテン、イタチ、タヌキ、ハクビシンがあり、クルミやマツボックリのリス食痕、モグラの塚はいたるところにあった。

初夏のキノコやツチアケビ!

25日(金)の丹沢実習の続き:
土山峠から辺室山までの道沿いにチシオハツあるいはドクベニタケがぽつぽつとでている。
この両者を区別できないが、食べられる。が、美味しくもないので取らず。
ヤマドリタケの幼菌だ。3枚撮ったが、なぜか全てピンボケだ。これはゲット、お昼のインスタントラーメンに入れよう。
コナスビの黄色でかわいい花が咲いている。
辺室山をすぎて「祠の分岐」でお昼にする。
先日、動物園の人たちと来たときに見つけたマツオウジがたくさんついている。
一つを落として、ラーメンの具とする。
ヤマドリタケやマツオウジを学生たちに味見させる。
マツオウジは苦いといってみな吐き出す。
ラーメンの汁の味も苦くなった。これはよほど湯でこぼさないと美味しく食べられるキノコではない。
アオダイショウの幼蛇だ。
アオダイショウの幼蛇にまた出会う。
こいつは、生意気にもむかってくる。
前後するが、ツチアケビを辺室山の山頂前の登りの斜面で見つける。
今週末にはシンビジュームのように大きな花を咲かせるのだろう。
学生たちに、ヒル取りをやらせる。
3人ともワーワー言い合いながらヒルを取っていた。
ぼくの足には血を吸う前のヒルが一匹いただけだ。
ぼくのスパッツは飽和食塩水を長年にわたって噴霧してきているので、ヒルは足についたらそのまま落ちる。しかし、今回は、左腕の時計バンドのところをヒルにやられ、手やズボンが血だらけになるまで気がつかなかった。ぼくの血を吸ったヤツは腹一杯で、自ら離れていったようだ。時計をしているところだったので、気がつかなかったのだ。
今、吸い付かれた部分の左手首一体が赤く腫上がっていて、しかも痒い。

2010年6月26日土曜日

探して出会ったカモシカの子供!

梅雨の中休みになるだろうと、前日に今日の丹沢実習決行をメールでながす。
7時半までに本厚木駅前、3人集合、残りの3人は残念ながら欠席。
土山峠でバスから降りて、しばらくヒル対策を指示していて、さー、出発と
歩こうとしたら、軽のワンボックスカーがスーっと寄ってきた。
isa隊員であった。何故か、二人とも恋人にでも逢ったかのようにニコニコ顔になってしまう。
isa隊員が撮ってくれる。
isa隊員は伊勢沢林道に向かうとのこと、
今日の丹沢実習は土山峠・辺室山・物見峠・煤ヶ谷コース。
水曜日に風邪をひき、今日は最悪のコンディション。
しかし、大汗をかくと治るので、頑張ることにする。
幸い、足腰はだるくなく、頭が痛くぼーっとしているのと、咳と鼻水だけ。

今日は人数が少ないので、お喋りをしないで動物を見つけようと話す。
辺室山を越え、以前カモシカに出会った鞍部のところで、
「こういうところにカモシカやシカあるいは
ノウサギの赤ちゃんがじっとうずくまっているんだ、、、!」
ぼくは、登山道から外れて様子をうかがう。
Kageさんが「いた!」、ぼくが「どこ?」、Ogu君が「イノシシかな?」
Take君はすでに一眼レフを構えている。
皆、カメラで撮ったり、携帯で撮ったり。
今年生まれのカモシカか?産毛で覆われている。
10分くらい上のポーズで動かない。
学生3人は静かに彼に寄っていく。
ぼくは咳をしながら見ている。
尾根上の上から回ったOgu君にカモシカは反応し始めた。
正面からゆっくり近づく二人をみたり、落ち着かない。
短い角がかわいい!
とうとう、凝らえ切れなくなって下へゆっくり下りていった。
そこで、ぼくは学生たちに戻って来い!と声を張り上げる。
この子供カモシカ、肩高が5,60センチくらいであった。
こんなに柔らかそうな毛で覆われているんだ。
少ない人数で、お喋りをしないから出会えたのだろう。
動物たちのさまざまなフィールドサインがあった。
帰りは、煤ヶ谷に着く前に堰堤で、先ずは足についたヒル取り、沢の水で顔や手を洗い
堰堤のコンクリートの上で昼寝30分。これが最高だった。