「特定秘密保護法反対」

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2026年6月4日木曜日

後眼窩突起と矢状隆起、聴胞から同定                    The Identification from postorbital process, sagittal crest and auditory bulla

 これは誰の頭骨か判りますか?そう、そうです。キツネですね。実は、この頭骨の見つけ拾った日時と場所が全く不明なのだ。骨を整理してこのように取得した骨の場所や日時が記載されていないものがある。恐らく東丹沢山麓の何処かであることは間違いないが、その日時が全く不明だ。専門学校の実習中のこの頭骨を見つけた学生から手渡されたモノかもしれない。
 キツネの頭骨と同定できるのは、前頭骨の左右に張り出ている後眼窩突起の形状である。
図1.上からのキツネVulpes vulpesの頭骨左と底面からの頭骨右

 では、図2の頭骨は誰のだろう?大きさからしてイヌ、タヌキ、アナグマ、ハクビシン、アライグマだ。イヌの後眼窩突起の部分は盛り上がるし、矢状隆起はこのように幅広にはならない。それはタヌキやアナグマ、アライグマもそうだ。このような幅広の矢状隆起は珍しい。決め手は聴胞の形状だ。イヌ科の動物やアライグマは膨らむ、イタチ科は平べったい、コヤツは三角柱状だ!ハクビシンPaguma larvataだ!このハクビシンの頭骨は下顎骨と共に2008.08.15ハタチガ沢林道で見つけたものだ。このハクビシンは矢状隆起が平べったく盛り上がっているので♂の可能性がある。♀はこのような盛り上がりはしないが、♂ではこのように平べったく盛り上がる個体がいる。

図2.頭骨上面右と頭骨底面左

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