「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年11月5日水曜日

鉢に着いてきたカマキリ

昨日の午前中、寒くなってきたのでラン鉢をぼくの部屋に取り込んだ。
先ほど、微妙に動くものが横目に入った。
振り向いてみるとカマキリだ。
腹が異様に大きい。
近づくと目というか顔をこちらにむけて、生意気そうな感じ。
ハエトリグモ君が捕まってしまうかもしれないので、摘もうとすると鎌を持ち上げる。
いよいよ生意気だ。
つまみ出す前に写真を撮った。
きっと、カマキリ特有の卵塊を庭木の枝にでも産み付けるのだろう。

サザンカとランタナ

隣の家のサザンカが咲いている。
釧路ではツバキは鉢植えにされて日当たりの良い場所に置かれて大事にされる。
ヤツデやアオキは、観葉植物として育てられる。
北海道生まれのぼくにとっては、「♪♪サザンカ サザンカ♪ 咲いた道、焚き火だ、焚き火だ♪ 落ち葉焚き♪♪」というメロディーと歌詞から遠いサザンカが咲く地への想いがあった。

サザンカをこの地に移ってきた時に、垣根として道路沿いに植えた。
しかし、初夏にチャドクガの幼虫が大発生して、垣根沿いを歩く人たちに迷惑を与えることから一本残らず引っこ抜いた。
以来、隣のサザンカが咲くとほっとした気持ちになる。
寒くなると、南国生まれのランタナは極端に元気がなくなる。
最近は温暖化のせいか日当たりの良い路地に植えられて冬を越しているものもある。
我家のランタナは北風が当たるところなので、鉢を南側に移動しなければならない。
ランタナはアフリカでも東南アジアでも暖かい所では、雑草のごとく生えて藪を作っている。

2008年11月4日火曜日

ザクロの実

前の家のザクロが今年もたくさん稔っている。

ザクロの木が目立つ時季は真夏とこの秋である。
真っ赤な花を盛夏に咲かせ、真っ赤に色づいた実を晩秋につける。
大学に入って始めて、このザクロの実を見た時は、子供の時みた道産子を思い出した。
その馬の片側の大腿部はヒグマの爪に大きく裂かれて、ジクジクした赤い肉が見えていた。
ザクロが晩秋に割れた様子は、まさに活きている動物の肉が引き裂かれたかのようである。

割れたザクロの中の実を一つぶ一つぶ食べたると、甘酸っぱい感触が口いっぱいに広がる。
今、このザクロは道行く人たちが皆眺める。

2008年11月3日月曜日

膝痛は他の動物にもあるの?

1973年2月、奥湯河原の天昭山野猿公園に出てきたT群のサル
2歳のチビが逆立ちしている。
コドモは身体が柔らかいので逆立ちも二足歩行も簡単だ。
早朝にウォーキングでは飽きたらないので、40分くらい走った。
で、その日以来、右膝が重苦しい。
痛いわけではない。
膝が重苦しいとしか言いようがない。
35歳になる前頃から、二日間連続の山歩きをすると下りが痛くなった。
膝が痛くならないように、サポーターを巻いたり、カルシューム剤を摂ったり、一般に流布しているサプリメントまで手を出した。
もちろん、効き目がなかった。
歩き方に気をつけ、ストックを両手に持って歩くようになった。
膝に悪い、ジョギングはアフリカから戻ってからはほとんどしなくなった。
学生たちとの釧路実習で二日連続して山歩きする場合は、調子が良くても抑えて登った。
が、最後の下りで飛び跳ねるように降り始めて痛くして苦しむことがあった。
以来、どんなに調子が良くても、ゆっくりと歩くように心がけている。

身体は腹の周りの脂肪がつき始め、パンツやズボンのバンドの痕がついて痒くてしょうがない。
ジョギングをして体重を減らすか、ビールや食事制限をするかに迫られ、ジョギングをすることにした。
なんと、1日目でダウンということだ。

サルも含む動物たちは膝が痛くなることがあるのだろうか?
ヒトは二足歩行をするようになったために、走ると体重が片一方の膝にのしかかる。
体重が少ない時は問題ないが、重い場合は大変だ。
70キロという体重が大腿骨と脛骨との膝関節を圧迫していることになる。

これから寒い厳しい冬を迎える。痩せた老猿は冬を越せず死亡する割合が高い。
今のぼくの状態では冬がきても野外で暮すわけでもなく、ぬくぬくとした家の中で食事をすることができるので、余分な体重を落としたい。

動物の身体の柄模様

下の動物たちは、4種ともネコ科の動物たちである。

数日前、築地書館から連絡があり、フジTVの「めざましテレビ」という番組にぼくを紹介するというものであった。

翌日、TV番組の担当者を名乗る人からの電話、「アニマル柄」が最近流行っているので、そのコメントをしてもらいたいとうのだ。

アニマル柄?こちらは何のことか判らず。

女性たちの間で、衣装やバックや靴や他の小物まで動物の毛皮の模様が図案化されたものが流行っているとのこと。

ん?ヒョウの柄模様のセーターやズボンを着たお嬢さんを思い出した。


で、ヒョウ柄模様だけでない。
シマウマ、キリン、ダルメシアンのイヌ、ホルスタインのウシなどが人気のようだ。

もちろん、すぐ断りました。

ぼくはサルの専門家であり、他の動物については素人なので、番組に適しているのは、動物園の飼育係か解説者の方々なので、そちらにあたるように云いました。

その夜に再び電話があったので、引き受けることになりました。
これらのネコ科の動物の毛皮模様は誰のものか分かりますか?

一番上の写真は、ウィキペディア(フリー百科事典)のある項目の写真をコピーさせてもらいました。
他の三枚は、矢部康一さんの写真の一部をコピーさせてもらいました。

今夜、お台場に出向いて何かコメント云わなければなりません。

ヒョウ柄模様の衣装とホルスタイン柄模様の衣装では見た感じが随分違います。
それにしても、アニマル柄なんて流行っているの?
流行るとしたら、何故?
これは、もう〇〇評論家でデマカセのことを言うことになってしまう。

2008年11月1日土曜日

誰もがこのような気持ちで!

雲山さんが紹介していた本を東京駅北口付近の丸善で買った。
イヌと意志が通じ合う。これはイヌを飼ったことがある人なら誰もが理解できる。
さらには、ハエともコミュニケートする話しまで読み進んでいくと、これは普段ぼくが子供の頃から野山で虫や草木に行ってきたことだと思った。

ぼくは作者のようにイヌやハエを敬愛するまでにはならないが、野生動物の調査・研究・観察にとっては、研究対象物に対する研究者・観察者の気持ちはこうなければならないと思っている。

ぼくは、タンザニアでのチンパンジーの人付けに失敗した。
(理由を、HPのマハレの中で書いているが、)その理由はチンパンジーたちが生活する森の中で、ニワトリやアヒルを、あるいはブク(アフリカオニネズミ)やカンガ(ホロホロチョウ)を殺して食べたことであると思っている。

森の動物たちはぼく等によって殺されるニワトリたちの悲鳴を聞いている。
山小屋付近の動物たちにとっては仲間を殺す人間たちを知っている。
動物たちの「噂話し」がチンパンジーたちの耳にはいったのだろう。
ぼくは、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目になる程チンパンジーに会えなくなったのだ。
最初に、一人で森に入った時は、誰かに見られていると思って振り返ったらメスのチンパンジーがぼくを樹上から見ていたのだ。

我部屋のハエトリグモ君が、今朝、居間で一人で食パンを食べているとテーブルにピョンと乗ってこちらにきたので、「ここは家族の場だから、ぼくの部屋に戻りなさい」と言うと、床にピョンと下りた。

2008年10月30日木曜日

巨大なエビフライ

教え子であり、丹沢のサル観察し隊のメンバーであるK.Y.さんから巨大なエビフライをもらった。
先日、彼は然別湖(北海道)にナキウサギを見に行き、そこでエゾリスがチョウセンゴヨウのマツカサを食べるところを目撃し、その食痕であるエビフライをお土産に持ってきてくれた。

まー、この巨大なエビフライを見て下さい。
左のチッチャイのは湯河原の野生動物探検隊のtakeさんのフィールドで拾ってきた赤松のエビフライである。
左の上のものは、エゾリスが齧って半分に割ったチョウセンゴヨウのタネと鱗片の一部である。
チョウセンゴヨウのタネは、私たちも松の実として食べられる。
エゾリスはこの大きなマツカサをトウモロコシを食べるように横に持って食べているのをK.Y.さんはブログに載せている。

2008年10月29日水曜日

サルとウシとキツネの頭骸骨

今日、ロッカーのダンボール箱を開けてウシ(下北半島脇野沢で)の頭骨を眺めていたら、頭蓋骨を形成するそれぞれの骨の位置が異なるのに気がついた。
頭骨上の印: x:前頭骨、〇:頭頂骨、△:後頭骨
ヤクシマザルの頭骨:
サルもヒトも前頭骨はアカンボウの時にはすでに左右の骨が縫合している。
後頭骨は真上からだと見えない。
キツネの子供の頭骨:前頭骨は左右がまだ縫合していないが、頭頂骨は縫合している。後頭骨が真上からでも見える。
まだ若い ウシの頭骨:真上からだと前頭骨しか見えない。
後ろからウシの頭骨を見ると、前頭骨、頭頂骨、後頭骨がわかる。
サルとキツネ、ウシの頭骨を比べたが、キツネが哺乳類のオリジナルなものであり、サルやウシは特殊化が進んだ頭骨となっているように見える。
これらの頭蓋骨の比較は近いうちにホームページの方の載せたい。

2008年10月28日火曜日

不思議な親子関係

釧路の実家では、もう十年以上グッピーを飼いつづけている。
グッピーは熱帯魚であるが、水槽にはヒーターも水の循環装置もとりつけていない。
帰る時に、グッピーのオスとメスのペアーを持ってきた。

庭の睡蓮鉢に入れたら、メスが飛び出て死んでしまった。
オス一匹では可哀想なので、近くのお店でメスを2匹買ってきて、残っているオスと一緒にさせた。

グッピーは卵胎生であり、産まれた稚魚は親に食べられてしまうので、稚魚をすくって別の水槽に移した。
稚魚は70匹ほどにも増えた。

稚魚にも餌は1日に数度与えているが、あまり大きくはならない。
先日、少し大きくなったヤツを3匹、親がいる水槽に移した。
しかし、チビたちは親に追われ食べられそうになったが、うまく水草に隠れて逃げることができた。
翌日水槽を見ると、食べられずにいたチビを見つけたので、さらに5匹チビをいれてやった。
3、4日した頃、親の水槽の稚魚の様子をみると何だか随分大きくなったようにみえる。
1週間経った頃、家族の者が「お父さん、小さなグッピーを買ってきたの?」と云う。

チビが大きくなって尾の方が赤く色づいているのもいる。

随分大きくなるのが早いので、その理由を考えた。
稚魚がいる水槽は稚魚がたくさんいるのに狭いので、成長できない。
一方、親がいる水槽は大きいから、成長が早くなるのではないか?

専門学校に熱帯魚の先生がいるので、疑問をぶつけてみた。

なんと、それは「、、、、、、」であった。
これは、グッピーに限らず他の魚でも同様のことがあるようだ。
「、、、、、、」は何だとおもいますか?

2008年10月27日月曜日

スローロリス

ぼくが通っている専門学校の飼育室には、びっくりするような動物たちが飼育されている。
このスローロリスもその一つ。
この個体はどのようなルートでこの学校で飼えるようになったのだろうか?
ワシントン条約を含む野生動物の取引には抵触していないのだろうか?

この個体はケージに近づくとこちらにゆっくり近づいてくる。
動きがスローだが、ぼくの携帯ではこの程度の写真しかとれない。

ロリスの仲間は、サル(霊長)目の中のヒトやニホンザルを含む真猿亜目とは異なり、アイアイやキツネザルのような原猿亜目の猿になる。
アジアに生息する原猿は、このロリスの仲間とフィリピン・インドネシアの島々に棲むメガネザル(メガネザル亜目と分類され場合もある)の仲間がいる。
他の原猿はアフリカ大陸にいるガラゴ(ブッシュベイビー)の仲間と、他のすべてはマダガスカル島に生息する。

と、今日は夕方から呑み会が入っているので、3時限目の授業が終わったあと、学校の飼育室をのぞいたり、パソコン室でこうやってキーを叩いたりして時間をつぶしている。