昨日は目覚めたのが5時半だったので、山行きを諦めた。連れ合いは7時頃起きてきて部屋にいるぼくに「山へ行かなかったの?」と訊いてきた。朝、3時半に目覚めたのだがまだ30分早いと思って眠ってしまたのだ。で、10時頃散歩に出た。この頃は散歩に出るにも用意に時間が掛かる。髭を剃り、サブザックの中にカメラ、携帯、GPS、ビニール袋、味海苔が入っていた円筒状のプラのふた付き容器、タオル、小銭の入ったがま口だ。カメラ、携帯、タオル、小銭はいいだろう。GPSは歩いた距離を知るためだ。ビニール袋は何か興味深い不明の植物の葉や茎を入れるため、プラ容器は昆虫かカエルかカナヘビ、小魚などを捕まえた時に使うのだ。
散歩ルートは引地川沿いに歩いて、親水公園までだ、往復10キロだった。決められた散歩コースではなくて、引地川沿いにポツンポツンと立ち並ぶ古い農家や新しい家の前の道を歩いた。厚木から南下する道が藤沢道と引地道に分かれる聖ヶ谷(図1)を過ぎてそのまま南下して引地道を歩く。この穏やかな道が江戸以前からある引地道であることを知る。
図1. 聖ヶ谷(ひじりがやと)
引地道と親水公園との間は農地であり、梅林にカラスウリTrichosanthes cucumeroidesが絡みついていた(図2、2'、2'')。子供の頃、釧路ではアジウリというものがあり夏のスイカと並ぶ大好きな果物であった。そのアジウリに形状や紋様が良く似ている。食べると甘いのかも?っと思わせる(図2')。サルが食べるのは今頃だ!カラスウリやキカラスウリも食べる。カラスウリとキカラスウリの種子の形が明らかに違うのでの千葉県高宕山のサル調査で、サル糞の中からカラスウリやキカラスウリの種子を見つけてこれはカラスウリ(図3)、これはキカラスウリの種子と言い当てて誇らしく思ったことがあった。もう、40年も前の事である。図2. カラスウリKarasu-uriの実だ!
図2'. 美味しそうな瓜に見える
図2''. 少し色付いている
図3. カラスウリのお腹に帯を巻いたような種子(20200130仏果山のサル糞)
キカラスウリの種子はスイカのタネ状で凄く大きい
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