12月5日の大山北尾根の続き
タヌキのタメ糞を2ヶ所で見つけた。
尾根上は動物たちの通り道(獣道)になるので、さまざまな動物たちの糞を見つけやすい。
ぼくは、これまで日本、台湾、インドネシア、中国、アフリカの山を歩いてきたが、
どの国の山の尾根でも尾根道と云われる10センチから1メートル以上の幅の草木の生えていない土が剥きだしとなった道が存在する。
その尾根の道は、ぼくら人はもちろんのこと、ありとあらゆる地上を歩き回る動物たちが歩く。
あらゆる動物たちが歩くからこそ踏み分け道となって尾根道が作られる。
岩だらけの山でも尾根には動物たちが歩くので尾根道が作られている。
哺乳類はもちろんのこと、鳥類、爬虫類なども歩く。
そんな大山北尾根は一ノ沢峠から大山まで細いヤセ尾根もあればテントを張れそうな幅広の尾根や鞍部やピークがある。動物の糞を含むフィールドサインを探すには素晴らしいコースだ。
尾根上の①と②は下記のタメ糞の位置
タメ糞①左の黒っぽい糞①と右の糞②新旧の2個拾う
糞①:サルナシ種子果肉果皮、ハグロケバエ幼虫外皮
糞②:サルナシ種子果肉果皮
サルナシ種子果皮果肉、キブシ(Kibushi)Stachyurus praecox種子
上の黒々とした新しい糞の表面にサルナシとキブシの種子が浮き出ている。
タヌキは林床に落ちているキブシの実を拾い食いしたんだ。
11月27日の唐沢峠・不動尻のルートのテン糞にもキブシの種子が出てきたが、この大山の北斜面の動物たちの厳冬期に向けてのキブシ食いが始まっていると云える。
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