「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年4月4日木曜日

蔓延り始めた移入種のツタバウンラン    Ivy-leaved Toadflax, an introduced species that has began to spread.

ツタバウンランが玄関先まで蔓延り始めた。花の色や感じがムラサキサギゴケに似ているが、サギゴケはシソ目サギゴケ科であるが、ツタバウンランはシソ目オオバコ科のようだ。南ヨーロッパが原産地のようだ。
図1.ツタバウンランCymbalaria muralis
台湾・花蓮の地震は凄く大きかったようだ。台湾は学生時代の50数年前のタイワンザルの調査の時から、今までに何度となく行った所であり、娘も台中にサマースクールで2度行き、世話になっている。台湾の人たちからいつも歓待される。台湾の事はどんな事もいつも気になる。花蓮を含む、台湾の東側は山が海岸付近まで迫っており、日本以上に平地が少ない。能登地震から4ヵ月目に入ったが、日本と台湾は地震に対する備えを互いに共有して助け合って行きたい。

2024年4月3日水曜日

我が家の春の花   Spring flowers in our house

我が家の庭に植えっぱなしのフリージアの花が咲いている。しかし、ピンクのカタバミで覆いつくされているので、フリージアも負けてきている。フリージアの香りも良いので、カタバミに負けないで欲しい。このピンクのカタバミは厄介だ。根こそぎ掘り起こしても株の周りに3,4ミリのムカゴ上のイモがたくさん付いている。それがこぼれてまた蔓延る。ぼくは連れ合いにそのままにしておいたらっと云ってるが、、、。
庭木では今カイドウの花が咲きそうだ。このカイドウは鳥が運んできたものだ、2,3年前から一つ二つと咲き出した。

 TVでは、与那国島を含む南西諸島の津波のNewsが続けられている。震源は台湾の花蓮沖で、花蓮の山が土煙を上げて大崩壊している映像が流れた。台東の少し北部の海岸近くにいるYNにLINEしたら、揺れが長かったようだ。

2024年4月2日火曜日

ヒトの下顎骨はどこが違うか?     What is different about the human mandible?

ヒトHomo sapienceだけが下顎の先端にオトガイがある(図1の赤の→)。他のヒト属や他の動物にはオトガイが見られない(図1,2&3)。この下顎の先端の出っ張り(オトガイ)については機能的意味が解っていない。しかし、これまでアップしてきたように、ぼくは切歯を含む歯は全て動物たちの食物の採取の仕方や咀嚼に関わっていると考える。
極端な言い方をするとシカの仲間はもちろんの事、ウサギやキツネは切歯で咬んで食物を引っ張るなどと云う芸当は不可能だ。しっかり、咬んだとしても下顎の切歯が前方に突き出ているので、押さえが効かない筈だ。ニホンザル、チンパンジーのような真猿下目のサルになって、ようやく上下の切歯の先端同士が接触することになる。それを更に力強く下顎骨によってできるようになったのがオトガイをもつヒトだ。

図1.左:ヒトHomo sapience from ADW 右:チンパンジーPan troglodytes  独協医科大学の哺乳類頭蓋画像データベースから
はオトガイを示す
図2.左:ニホンザルMacaca fuscata 右:キツネVulpes vulpes 
図3.左:シカCervus nippon 右:アナウサギOryctolagus cuniculus
図1、2、3のように、ヒト以外の動物の下顎はオトガイが無い。キツネ、シカ、ウサギはピンセットの先から切歯が出ているような感じだ。しかし、サルになると下顎体ば上下に厚くなり、さらにヒトになると顎がオトガイが出てくる。これだと上下の切歯でしっかり食物を咬める。

2024年4月1日月曜日

ソメイヨシノは2,3分咲きだ!    Someiyoshino are in second or third bloom!

 股関節が痛いがゆっくりなら歩けるので連れ合いと引地川沿いのサクラ並木を見に行ってきた。連れ合いの歩きは早い!痛い素振りを見せる訳には行かない。無理してついて行く。幸いにも雨が時々降ったり晴れたり、ヒョウが降ったりするので、歩くスピードがその度に緩やかになる。10分くらいで引地川に架かる橋を渡る。残念、まだ2,3分咲きだ(図2&3)。白い花のオオシマザクラは満開だ(図1)。

図1.オオシマザクラ
図2.ソメイヨシノは2,3分咲きだ!
図3.今週中にはどの蕾も開くだろう
ちょっと不思議な感じがする。梅や沈丁花はピンクの花が先に咲き、白花は後だ。しかし、サクラは白花のオオシマザクラの方が先に満開になっている。

では、サルの仲間の下顎の切歯は?:2    So, how about the incisors of mandible in monkeys?

 曲鼻亜目のサルの下顎の切歯も前方に伸びていた。ネズミやウサギもシカの下顎の切歯も出っ歯だった。では、直鼻亜目のサルたちはどうなのだろうか?この亜目にはメガネザル下目とニホンザルやリスザルなどの真猿下目がある。先ずはフィリピンメガネザルの下顎の切歯を見ると、前方へ突き出ると云うよりも斜め上方へ伸びている(図1)。

図1.フィリピンメガネザルTarsius syrichtaの下顎右側面から 
from ADW
では、真猿下目のリスザルを見ると、切歯は斜め上へ伸びている(図2)。
図2.リスザルSaimiri sciureusの下顎右側面から
では、ニホンザルの切歯はリスザルに比べると我々ヒトのように上に伸びている(図3)。ネズミやウサギ、シカあるいはタヌキやキツネの下顎骨のようにピンセットの先から切歯が出ているようではなく、リスザルやニホンザルの切歯は厚いブロックの上から出ているようになっている。
図3.ニホンザルMacaca fuscataの下顎骨右側面から

2024年3月31日日曜日

サルの仲間の下顎骨の切歯は?:1   How about the incisors of mandible in monkeys?:1

 サルの仲間、霊長目はキツネザルやアイアイ、ロリスなどが含まれる曲鼻亜目とメガネザル、ニホンザル、リスザルなどが含まれる直鼻亜目に分かれる。ぼくが持っている頭骨(しかも下顎骨)は曲鼻亜目のスローロリスと直鼻亜目のリスザル、ニホンザル、カニクイザル、アカコロブスなどであるので、他はミシガン大学のAnimal Diversity Web(ADW)から写真を借りてくることになる。

先ず、曲鼻亜目の手持ち標本のスーロリスの下顎骨をアップする。1対の犬歯と2対の切歯が前方に突き出てしかも櫛状になっている(図1)。側面から見ると犬歯と切歯が前に突き出ていて、一見犬歯のように見える歯は第一前臼歯である(図2)。これはアイアイを除く曲鼻亜目のサルたちの下顎の切歯に見られる特徴である。ADWからブラウンキツネザルの櫛状になった犬歯と切歯をみてもらおう(図3)。

図1.スローロリスNycticebus coucangの櫛状になった犬歯と切歯
図2.スローロリスの下顎骨右側面から
図3.ブラウンキツネザルEulemur fulvusの下顎の櫛状切歯
from ADW
曲鼻亜目のサルたちの下顎の切歯が櫛状になっているのは、樹液の塊りをこの歯で掬い取って食べるための道具である。
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このように下顎の犬歯が切歯と並んで、まるで切歯のようになっている動物にシカやカモシカの仲間がいる。
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2024年3月30日土曜日

我が家の辺りのサクラの開花状態     Blooming state of cherry blossoms near my house

とうとう春の陽気に惹かれて引地川沿いのソメイヨシノの状態を見に行ってきた。セーターも脱いで、腕まくりして行ったのに、下の写真のような状態だった。多分、明朝には咲いている花もあると思うが、今日は一足早すぎた。
帰路、歩いていたら前の横断歩道が青になったので、少し急ぎ足をしたのが悪く。再び右股関節が酷く痛くなった。でも、仕方がないこれからだましだまし歩いていかなければならない。
 

ネコやイヌの食肉目の動物たちの下顎の切歯は?      How about the incisors of mandible in cat and dog/Carnivora?

イヌやネコなどの食肉目の下顎の切歯も前方へ突き出ている。しかし、これまで述べてきたヒミズ、ラット、ノウサギ、シカ、イノシシと違うのは、切歯が凄く短く小さい事(図1&4)だ。そのため、山で食肉目の頭骨を拾った時、既に上下の切歯が抜け落ちている場合が多く、死骸を拾って晒骨した場合でも切歯を紛失する場合が多い(図2)。

図1.タヌキNyctereutes procyonoidesの下顎と切歯
図2.ツキノワグマUrsus thibetanusの頭骨正面から
友人YNから貰った時には既に上下の切歯が1本も無かった
図3.タヌキN. procyonoidesの左側面からの頭骨(切歯の方向に注意)
図4.キツネVulpes vulpesの下顎骨と切歯
図5.キツネV. vulpesの下顎の切歯を地面に平行にするにはさらに傾けなければならない。
タヌキやキツネの下顎切歯は斜め上方へ伸びている(図3&5)。切歯は根が一つで骨に食い込んでいる部分は出ている部分の半分くらいだ。だから、標本にしておいても抜け落ちてしまい紛失することが多い。食肉目の動物たちの切歯は犬歯や臼歯と比べて小さいが、上下とも3対の全ての切歯がある。食肉目では第一前臼歯や第二・三臼歯が無い動物たちが多いが、全ての食肉目の動物たちは上下の小さな切歯を3対もっている(ネコのは特に小さい)。これは、小さい歯だが獲物となる食物を引っ張ったりする上で重要な働きがあるのだろう。

今日は、ポカポカ陽気だ。こんな日に外に出たい。川沿いのソメイヨシノの蕾の膨らみを見にいきたい。あー!まだ、右股関節がダメだ!

2024年3月29日金曜日

下顎の切歯が出っ歯の動物たち:2     The mammals whose incisors of mandible are buckteeth:2

今回アップした動物たちは鯨偶蹄目の反芻亜目、シカ科(ニホンジカ)(図1&2)とウシ科(ニホンカモシカ)(図3&4)である。両種の下顎の切歯は上向きに前に突き出している。実は前回アップした真無盲腸目、齧歯目やウサギ目も同じだ。是非見て欲しい!このように上向きに突き出すことによって上顎との間に食物を咬み取りやすく、挟みやすくなる。あるいは、下顎の切歯が上向きに突き出していることにより、地面に生えている植物を根本から剥ぎ取りやすくなるし、それは樹皮を剥ぐにも都合が良い。下顎の前方に出た切歯と地面との関係を図5のイノシシで示す。

図1.ニホンジカの下顎骨の切歯
切歯が4対のように見えるが、3対は切歯で1対は犬歯だ!
図3のカモシカの下顎も同じ。
図2.ニホンジカCervus nippon左側面からの頭骨
図3.ニホンカモシカの下顎骨の切歯(右の第一切歯と犬歯が欠落)
図4.ニホンカモシカCapricornis crispusの右斜め前方からの頭骨(下)

イノシシの下顎の切歯は地面をシャベルのように掘るのにも適している(図5)。これがヒトの下顎の切歯のように上向きなら地面を掘ることは難しい。ここではニホンザル(図6)で、下顎切歯と地面との関係を表わそうと思ったが、殆ど下顎体を垂直にしなければ切歯は地面とは平行にならない。
図5. イノシシSus scrofaの下顎切歯と地面を接した場合
図6.サルMacaca fuscataの下顎切歯と地面との関係
ヒミズもラットもウサギ、シカ、カモシカ、イノシシの下顎の切歯は前に突き出しているが、それは彼らの草食(地面に生える草を食べる)においてはサルの切歯ように上に出るよりも適している。サルは地面に出る草を食べる時は手で毟る。

台東で生えたキツネノエフデ The Kitsunenoefude/stinkhorn of mushroom growing in Taitung

台東に居る友人YNからスッポンタケ科のキツネノエフデの写真を送ってきた(図1)。この仲間のキヌガサタケは2本ゲットした事があるが、キツネノエフデは図鑑だけだ。キヌガサタケは洗って干していたが、いつの間にか見失ってしまった。このキツネノエフデも食べられるので、頭部の黒っぽいヌルヌルを洗い落してバター炒めで食べてみたい。
図1.キツネノエフデMutimus bambusinus
プーチン・ロシアによるウクライナへの侵略戦争は、まだまだ終わりそうもない。丸2年以上もミサイルが飛んできて建物が破壊されることが続いている中で、ウクライナの人々は生活している。プーチンが憎らしい。