「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年11月24日木曜日

アカネズミとハタネズミの骨盤の違い  Differences between the pelvis of Apodemus speciosus and Microtus montebelli

モグラの仲間の骨盤(寛骨と仙骨)を見ていて、ネズミの仲間のものと見比べていたら、齧歯目ネズミ科のアカネズミApodemus speciosus(ネズミ亜科)とハタネズミMicrotus montebelli(ハタネズミ亜科)の骨盤に明らかな違いがあることが判った。それはアカネズミの仙骨は2個の仙椎からなるが、ハタネズミの仙骨は4個の仙椎からなり、しかも仙椎の幅が狭い。ネズミの分類は金子之史著、日本産ネズミ科検索表「日本の哺乳類」東海大学出版会による。
図1.骨盤を背側から L:アカネズミA.speciosus R:ハタネズミM.montebelli
ヒトの場合は仙骨は5個の仙椎、しかし、ニホンザルでは3個、ネコ、イヌやタヌキでは3個、ノウサギは4個の仙椎、イノシシも4個の仙椎、シカやカモシカでは5個の仙椎で仙骨となる。ネズミ(ネズミ科)の仲間でこんな違いがあるなら、同じ齧歯目のリス科ではどうだろうか?ニホンリスでは2個の仙椎だ!ヤマネの骨の標本を持っていない。

テンやタヌキなどの食肉目の動物糞の内容物として骨盤が見つかったことは今までないが、フクロウなどのペリットには骨盤の一部が出てきている。骨盤からもネズミ亜科かハタネズミ亜科のネズミを食べたかあるいはリスを食べたかを明らかにできることが判った。

あ、動物糞では食べた動物の歯は消化されないで糞内容物として出てくる。ネズミ亜科とハタネズミ亜科は歯では簡単に区別できる。

ところでハタネズミの細長い仙骨はモグラの仲間のものに似て細い。しかし、モグラの仲間は仙骨と寛骨が癒着合体している。

昨夜はいつものように9時前に寝たのでサッカーワールドカップの日独戦は見ていないが、今朝起きたら、ネットのニュースはもちろんの事、TVでも日本がドイツに逆転勝利したことで持ち切りだ!凄い!日本の若者は大谷翔平と云い世界で活躍している。

これをアップ後、ネットサーフィンをして、Microtusの骨盤を調べていたら、図1でアップしたハタネズミはオスであることが判った。メスのハタネズミは仙骨がアカネズミのように仙椎が2個からなり短い。雌雄で違うんだ!驚き!(2022.11.25)

2022年11月21日月曜日

壁紙をよじ登れないクモ  Spider which can't climb on the wallpaper

連れ合いが居間で呼んでいる。クモがいるようだ。我が家の居間にいつもいるピョンピョン跳びはねるハエトリグモではないようだ。見ると大きい。アシダカグモの子供?いや違う。頭が違うし、アシダカグモのように毛むくらじゃらでない(図1)。しかし、よく見ると剛毛がある。壁紙を登るのも下手だ。広告紙の上に乗せたが、その上で転んでひっくり返る。尻から糸を出す訳でもない。「尻から糸を出さない 部屋にいるクモ」で調べてもハエトリグモの仲間やアシダカグモは出てくるが、図1のクモは見当たらない。ハエトリグモのようにピョンピョン跳ぶなら踏み潰す事は無いが、コヤツは少し動きがとろいので踏み潰すかもしれない。そのため、庭に放り出した。
図1.居間にいた体長約1cmのクモ
何方かこのクモの名前を教えて下さい。

2022年11月20日日曜日

秋晴れのサツマイモ掘り  Digging sweetpotatoes in good autumn weather

一昨日、いつも野菜をもらう知人Kさんの畑のサツマイモ掘りを手伝った。秋晴れの素晴らしい日である。10時過ぎに現場に集合した。Kさんが借りている畑は凄く広く、サツマイモ畑だけでも3,40坪ありそうである(図2)。従姉の土地のようだ。ぼくがアライグマを剥皮・解体し埋めた場所(図1)まで50メートル以上離れている。
図1.アライグマを剥皮解体し埋めた周りをKさんが杭を挿した
図2.サツマイモ畑 この左端にキジの巣がある
サツマイモ畑の横にキジが卵を抱いていたが、卵が2個取られた後巣を放棄したようだ。そう、この畑にはモグラ、アカネズミ、ノウサギの他にアライグマやハクビシンがうろうろしている。モグラが掘ったトンネルを利用してアカネズミが根を齧るようだ。アライグマやハクビシンには電気柵を設置してから野嵐しされなくなったようだ。さらに、ヒヨドリやカラスからも電気柵は有効らしい。
図3.キジの巣と卵
卵は重たいのでヒナになりかけていたのかな?
図4.キジの卵
お昼までに3畝を掘り起こした。もう腰・背が痛くてまっすぐ立ち上がれない。左右に身体を曲げ前後にも曲げるストレッチをする。昨年は1月に腰部脊柱管狭窄症と診断されたのでジャガイモ掘りやナスやキュウリの収穫も含め畑仕事は一切手伝わなかった。しかし、今年はこの症状に対して腰や背の筋肉のストレッチが有効であるので、椅子に座っていても時々体側を左右に曲げている。
図5.3畝のイモを掘り起こした
Kさんが40センチ以上もある大物を掘り出した(図6)。
図6.40センチ以上ある大きなイモ
持ち寄ったものでお昼だ。ぼくら夫婦はコンビニでかったカップ面だ。13時に団らんをしながらの昼食を終え、もう一畝を掘り起こす。8畝あったので半分を残した。来週だ!
帰りに食用ギクの花を積み、白菜やカブやラディシュ、ショウガ、サラダ菜、そして掘り起こしたサツマイモを貰う。
図7.畑の間の道でお昼にした。Kさんは芯が赤いグレープフルーツを切っている。

Kさんはぼくより二つ上だが、昨日も畑に行ったようだ。ぼくら夫婦は畑仕事に慣れていないので、今日も身体のあちこちが痛い。山歩きなら一晩寝れば身体は元に戻るが、、、、。

先ほど、町内会のゴミ掃除があった。原谷公園の内外の掃除である。主に落ち葉を掃き集めてゴミ袋に入れることであった。何と、竹箒で落ち葉を掃き集めるだけで、直ぐに右肩が痛くなり、屈んで落ち葉をゴミ袋に入れることで腰が痛くなった。40名は集まっただろうか?ぼくを含む高齢者が7割くらいもいたので、今頃は身体の節々が痛いと云っているだろう。帰りに参加者にゴミ袋が渡された。

2022年11月19日土曜日

穏やかな秋の日の山歩き  Moutain hiking on a calm autumn day

伊勢沢林道を歩き音見橋を横目で見てそのまま土石で埋もれた林道を行き、ヘアピンカーブで土石が無くなり、陽の光を浴びて林道歩きを楽しむ。赤い葉はどんな木の葉なのだろうと紅葉した葉を写真に撮る(図1~5)。
図1. 8:24

図2. 8:25

図3. 8:26

図4. 8:27

図5. 8:29
っと林道山側の斜面の紅葉の葉を撮っていたら、尾根に取り付く場所にきた(図6)。以前は経路があったが、もう経路は見当たらない。でも、ここを登ったところは尾根の鞍部にあたるところでもっとも低い箇所だ。この斜面を見上げて水を飲み、一休みだ。
図6. 8:38 ここを登る
上着を脱ぎ、ストックの長さを調整していると、カモシカかシカが休んだ場所がある(図7)。カモシカなら単独なので、跡が狭いが、幅2メートル以上ある。毛があれば休んだ者が誰か判るのだが、、、と思いながら毛を探す。あった、白く長い毛(図7')と白と褐色の長い毛を見つける。もちろん、ゲットだ。帰宅して標本の毛と見比べてシカの毛だと判定した。
図7. 8:47 2,3頭のシカが前夜休んだ跡だ!
図7'. 白く長い毛
落ち葉が積もっていて滑るので、すぐ諦めようと思った。が立ち木とストックで登り、ようやく鞍部に辿り着く。以前なら立ち木から立ち木へ走るようにして登れたのに、今はもがきに藻掻いてようやくだ。何と40分近くも掛かる。
図8. 9:25 鞍部に登り着く
図9. 9:28 すぐある小ピーク
図10. 9:30 カマツカの実が散在している
登りの右側は杉林、左側は二次林
図11. 9:48 伊勢沢右岸の稜線が見える
図12. 9:48 ぼくの陰を撮る
登る尾根の北側斜面は杉林、南側斜面は陽の当たる二次林である。尾根上には古いシカ柵が出てきた。シカ柵が倒れてしまっている処がピーク721であり、以前はシカ柵の扉を潜って行き来した。ぼくはこのピーク721を「熊ノ平」と名付けている。
図13. 10:11 ピーク721から南へ走る尾根を見る
「熊ノ平」で一休みしようと思ったが、そのまま下る。以前はこの辺りは1メートルを超えるようなカヤで覆われていた。しかし、今は図13のように下草のカヤが無い。
図14. 10:12 下っていく
図15. 10:15 倒木にサルノコシカケの仲間の大きなキノコが、、、
次第に細尾根となり、アセビが覆う踏み分け道を下る。経路がジグザグにあるが、尾根道をそのまま真っすぐ下る。ん?南の斜面でシカの威嚇音だ!足元にはカモシカ糞だ(図16)。新しいので、カモシカが近くにいるのではないかと見回す。
細尾根にあらゆる歩行する動物たちが歩く尾根道が続く(図17)。
図16. 10:30 カモシカ糞
図17. 10:31 尾根道
細尾根からトラバースする経路に入るとリンドウが咲いていた(図18)。さらに、ヤクシソウがこじんまりと咲いていた(図19)。
図18. 10:39 リンドウが咲いている
図19. 10:43 ヤクシソウだ!
経路を歩きながら、時々立ち止まって10月26日に奥野林道で採ったヤマユリの種子を撒く。余りにも軽い種子なので下に巻いても沢から上がる風で上を上がってくる。そうこうしている内にヘアピンカーブに着く。
図20. 11:04 ヘアピンカーブから沢を見る
ここの林道の縁に座ってインスタントラーメンを食べる。っと40代前半と男子一人が土石に足を取られながらやってくる。今日は!っと声を掛けたが会釈だけをしてぼくの前を通り林道を登っていく。今から焼山でも行くのだろうか?しかし、ぼくは山は早朝に出るのが癖になっている。焼山だとすると彼の帰りは暗くなるだろう!でも若いから早いか!
ヘアピンカーブでの早目の昼食を食べ終え、11時半に出て、水沢橋の車に着いたのは12時を回っていた。車が6,7台も停まっていた。天気が良く、風も無くて穏やかな秋の日であった。
図21. 11:30 サぁー行こう!

2022年11月17日木曜日

工事が終り整備された伊勢沢林道  Isezawa forest road where construction has been completed and well-maintained

今朝6時ちょっと前に家をでた。まだ、朝早いので車の流れは順調だ。7時半前に水沢橋のゲート前に車を置いた。伊勢沢林道を行く。懸案の2019年10月の台風19号による伊勢沢林道の流水によって抉られた箇所の工事が終了している(図1)。伊勢沢の川床は平にならされていて、沢の水はどこにいったのか?伏流水となったようだ。
さらに、この場から10数分上の箇所も綺麗に整備されている(図2)。
図1.7:36 工事終了
図2. 7:43 ここは右斜面からの土石で埋まっていた。
辺りの木々の葉に秋を求めながら歩く。
スポーツドリンクを買うのを忘れたことに気付く。焼小屋沢右岸の尾根を登って登山道まで行こうと思っていたが、早くも出鼻をくじかける。途端に回りの木々を撮ろう思う。
音見橋付近にも土砂で埋まっていたが、その土砂が上へ行く林道へ押し上げられている。
図3. 8:13 秋に伊勢沢林道
図4. 8:14 沢沿いに紅葉が、、、
図5. 8:15 日当たりの乾いた斜面にリュウノウギク
図6. 8:16 音見橋付近 オオバアサガラの葉は萌黄色だ!
図7. 音見橋の付近は土砂で埋まっていたが、その土砂が、、、
積み上げられて土砂を越えて林道を行き、いつもはヘアピンカーブで一休みするのだが、日陰になっているので素通りする。

2022年11月16日水曜日

分るかな? モグラの骨の名称   Do you understand? Bone’s name of mole

物置を整理しようと戸を開けたら棚の上に黒い蓋が閉まった淀んだ水が入ったプラ容器がある。N.Kさんの畑で捕まえられ、3月頃にもらったモグラだ!水に浸ける前には全て剥皮し、内蔵を取り出し、除肉して水に浸けていた。蓋を開け、庭のアジサイの木の根元に上澄みを捨て、庭の水道栓で水を注ぎ入れては上澄みを捨てて、プラ容器から白い鉢受皿に移して乾かした(図1)。
図1の骨のパーツに1~15の番号を記している。それぞれ、どの部分の骨か判るかな?頭骨、下顎骨、頸椎、胸椎、腰椎、寛骨、仙骨、肩甲骨、鎖骨、上腕骨、橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨、腓骨、胸骨、肋骨、鎌状骨、手(足)根骨、指骨などがあります。
答えはコメントを見て下さい。
図1.アズマモグラの頭骨、指骨や爪を含む骨の1~15のパーツ

 

2022年11月14日月曜日

長い指と爪!  Long fingers and claws!

 先日、交通事故に遭ったオスのアライグマの死体の骨を取るために剥皮、解体、除肉し、畑の土に埋めた。剥皮する前に手足などの写真を撮った(図1&2)。前足(手)の指の長さは、同じくらいの大きさのオトナのニホンザル個体よりも長いのではないかと思える程、長い指をしている(図1)。しかも5指ともカギ爪が長い。死後硬直の為、一人では手の平を撮ることができなかった。

図1.サルの前足?
アライグマの両前足の甲
後足の指もニホンザルの指の長さと匹敵するくらいだ(図2)。
図2.アライグマ両足の裏

食肉目の動物で、アライグマのように前足や後足の指がサルのように長い動物は他にいるのだろうか?図1と図2の指だけを見るととても食肉目だとは思えない。サルの仲間かな?っとさえ思ってしまう。

アライグマは木登りする。同じようにハクビシンやテンやイタチも木登りする。しかし、このアライグマの指の長さから考えると、ハクビシンやテン、イタチは爪を引っ掛けて木登りするが、アライグマはニホンザルと同じように木の幹を両手で押さえて、枝を握って木登りするのではないだろうか?早く骨を見たい。しかし、これから冬なので来春の4月頃に晒骨した骨を見られるかな?

2022年11月13日日曜日

キクの花を酢の物して食べる。  Chrysanthemum flowers are eaten with vinegar

一昨日、Kさんの畑に行ってアライグマを解体して埋め終えたら、Kさんが白菜のようなものとレタスのような葉物野菜を掘り起こしてくれた。さらに、キクの花を好きなだけ採ってとハサミを渡してくれた。
この黄色のキクの花の酢の合え物は大好きだ。小皿に盛り付けてもすぐ無くなってしまう。大きく開いた花だけをハサミで茎を切って採った。腰が痛いので、たくさん採ることはできなかったが、それでも連れ合いと二人で食べるには十分過ぎる量だ。
夕食前にテーブルに出たので、ぼくは自分用に小皿に取り分け、ほんの少しだけ醤油をかけて摘む。旨い。ウィスキーも旨い。連れ合いもこの頃ぼくのウィスキーを少しだけ舐めるようになった。そして旨いと宣う。

 どんなキクの花でも美味しいのかな?大輪のキクだと一つで花弁も大きいので食べごたえがあると思うが、大輪のキクの葉は天婦羅で食べるから花もきっといけるかな?

2022年11月11日金曜日

アライグマの解体 Dissection of a racoon

 朝6時半頃、家電が鳴っている。ぼくは台所でフレンチトーストを作って焼いている。連れ合いが降りてきて、Kさんから電話だと云う。ん?何だろう?家の近くでアライグマのような動物が轢かれて死んでいると云う。すぐ死体を引き取りに行くことにする。一旦車に乗ったが、免許証を取りに戻り、さぁ出発と思ったが、大きなゴミ袋を一枚持って車を出す。すでに、朝の通勤の車で道が混んでいる。この道がこんなに混むのかと思うほどである。でも、15分もしないでKさんの家に着く。前庭に車を入れて、ピンポンを鳴らす。夫婦で出て来て、ここに置いてあると門のところに大きなビニール袋を指し示す。袋を開けると頭が轢かれ歯が剥き出しのアナグマが入っている。

Kさんの連絡に感謝し、家に戻る。フレンチトーストを食べ、コーヒーを飲み、いつも野菜をくれるN.Kさんに電話する。昨夜も黄色の花の食用ギクと最後のナスを持ってきてくれる。彼の畑でアライグマを解体作業をし、埋めることを了解してもらう。

11時過ぎに畑に行く。指定された埋める場所に40センチくらいの深さの穴をほり、アライグマを地面に置く。持ち上げた時、改めて重いと感じる。メジャーを忘れたので、スコップを置いてスケールとする(図1)。頭部を轢かれたようだ。解体し、骨を取るために仰向けにして(図2)腹から皮を裂いて真っすぐ下顎まで切る。次に切った皮から前足の皮を切り手首まで皮を裂く。同じように後足の皮を切り裂く。ナイフを入れて皮を剥ぐ。死後硬直のため苦労する。凄い量の白い皮下脂肪だ。冬に向けて食べまくっていたのだろう。それが、早朝の車に轢かれたのだ。

図1.アライグマ
図2.オスだ
前足を裏返して写真を撮りたい。が固くて一人では無理なので甲の部分を撮る。
図3.前足
後足は撮ることができる。前足も後足も5本の指が長い。
図4.後足
剥皮し、除肉し、前足、後足と頭部を別々にストッキングに容れて、毛皮と共に掘った穴に埋める。その上に拳大の石を乗せる。
図5.上に石を乗せ、側の木に目印の縄を垂らす
後片付けが終わったのが15時近くになっていた。屈んでやったので腰、背が痛い!



2022年11月10日木曜日

それぞれのルートでの時間感覚  Sense of time on each route

8日に娘と大平石切り場跡からⓢ、ⓑ、ⓚ、ⓢと歩いたルートである。ⓢの登山口からⓑの稜線までは登り、ⓑからⓚの唐沢峠までは登り下りの稜線歩き、ⓚからⓢまではほぼ一方的な下りだ。ⓢⓑⓚはほぼ正三角形と云えなくもない。
三角形ⓢⓑⓚを歩いた時間は、
ⓢⓑ:ⓢを8:11発、10:10にⓑ着、この間をほぼ2時間かかった。
ⓑⓚ:ⓑを10:10発、11:19にⓚ着、この稜線を1時間10分で歩いている。
ⓚⓢ:お昼をⓚの近くでとったのでその場もⓚとした。お昼を終えて歩き始めたのが11:57で、ⓢに着いたのが13:06、ⓚⓢの下りをほぼ1時間10分かかっている。
こうやってみると、自分が感じたものと違っているのに気が付く。ⓑⓚ間とⓚⓢ間の時間がほぼ同じと云う感覚は全くなく、ⓑⓚ間は短い距離でⓚⓢ間の半分もかからない時間で歩いたと思っていた。また、ⓢⓑ間の登りを2時間だったのは上出来という感じである。
ⓑⓚの稜線歩きが距離も時間も短く感じたのは、細尾根あり、登り下りあり、迷いそうな箇所ありで変化に富んで絶えず注意を払いながらのルートのせいだろう。しかし、この逆の場合は迷いそうな箇所がなくなるし、急峻な下りもなくなる。
一方、車からⓢまでは、7:05に出て7:59にⓢに着いている。約55分だ。ⓢから車までは13:30に出て、14:20に車に着いている。50分かかっている。ん?登りと下りでも大差ない。下り道で、熱く甘いコーヒーを飲んだせいか気持ちに余裕がでて、秋の景色やキク科の花を見ながらゆっくり下ったことが原因だろう。
図1.歩いたルート
ⓢ:登山口、ⓑ:稜線着、ⓚ:唐沢峠
そうそう、唐沢峠からお昼を食べる場所に移動している時に娘が糞を見つけた(図2)。これはカモシカの糞粒がいくつか固まったものだった。娘が拾わないの?っと訊くから、ウサギやシカ、カモシカのような草食動物の糞は顕微鏡で組織を見なくてはいけないので同定するのが難しいと応える。

図2.カモシカの糞粒の固まり