「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年6月27日月曜日

鳴く虫を探しに散歩!  Walking in looking for chirping insects like crickets and grass-hoppers!

もう、真夏のような暑さである。コオロギはまだ我が家の庭では鳴いていない。でもこれほどとの暑さだ!ツユムシのような虫がもう鳴いているのではないかと思い引地川沿いの原っぱがあるところまで行った(図1)。
図1.引地川右岸の土手の原っぱ
原っぱを歩くと、ショウリョウバッタのチビが次々に飛び跳ねる。随分小さい(図2)。我が家の庭にはまだオンブバッタはみていない。
図2.ショウリョウバッタのチビ
小さなシジミチョウの仲間が、目の前にとまった。翅を閉じたがベニシジミだ(図3)!
図3.シジミチョウの仲間
ヤブカンゾウがたくさんあった(図4)。こんなにあれば蕾を採って食べてみたいものだ。でも蕾をむしり取るのは可哀そうだ!キンシコウ調査でベースにして泊まった農家ではこの花の蕾の炒め物を出してくれた。美味しかった。固い万頭も思い出した。
図4.たくさんあったヤブカンゾウ
毎年気になっていたのだが、葉は少し厚みがあって長いヒガンバナの葉であり、この時季にユリのような花をたくさんつける(図5)。草丈は1.5メートルくらいかな?
図5.川辺の遊歩道沿いに植栽されていた園芸品種
ネットで調べたら南アフリカ原産のヒガンバナ科のアガパンサスの仲間だ!
引地川から離れて木陰が多い公園の中を歩くとアオハダトンボが一匹いた。引地川で幼虫時代を送ったのかな?たくさんいる大きなコイに食べられなかったのだ!
図6.公園の木立の中にアオハダトンボがヒラヒラと飛んでいた

今日も暑くなりそうだ。ぼくは暑い夏が好きだ!釧路からこちらに来た時はヒトの住む所ではないと思った。しかし、真夏に箱根・湯河原の山中でサルを追いかけたことによって汗が鼻先から流れ落ちるような暑い夏が好きになった。

2022年6月26日日曜日

暑い夏が早くもやってきた!  The hot summer has come early!

引地川沿いを散歩した。住宅の側溝の横にヤブカンゾウの花があった。この花、一重ならまだしも、何だか暑苦しい花である。まー、暑くなってきたからヤブカンゾウの季節だ。夕方になるとクサキリとまってジーっと鳴きだすだろう。
あー、こんなに暑くなったのにまだセミの声もツユムシやコウロギの声も聴いていない。今日の散歩は水田や畑がある所を歩いてみよう。補聴器を着けて今から行ってみるかな?
図1.ヤブカンゾウ

2022年6月22日水曜日

広沢寺温泉駐車場から登山口まで二の足林道を歩く  Walked on Ninoashi Forest Road from Koutakuji Parking Place to Climbing Entrance

 車から降りる時も腰に電気が走らないようにとそろりそろりと車から出て立ち上がる。立ち上げればもう大丈夫!前屈する時だけそろりと動くが、他はノープロブレムだ。走ることさえできる。変な腰だ!

弁天の森キャンプ場へ行くゲートのところでヤマユリを撮り、ウグイスの鳴き声を聞きながら、目の前をフラフラ飛び回るミヤマカワトンボを見ながら舗装された道を歩く。大平新大橋の手前でクマノミズキの花が咲き誇っていた(図1)。この橋のところにもテン糞がなかった。再び、登り路を歩いていくと石切り場の跡が近づいてきた。エ?まさか?山にイチョウの木が60センチくらい伸びている。

このイチョウの木を考えながら歩く。タヌキかテンがギンナンを食べてここで糞をしたんだ。でも、どうして山中ではギンナンが剥き出しの糞はあるのにイチョウの木が見当たらないのだろう?このイチョウが育っている場所は陽が当たり、湿気もある。タヌキ糞やテン糞は尾根に多く、陽が当たるが乾燥している。これがイチョウの木が山中に無い理由なのだろうか?

図1.クマノミズキ
図2.イチョウの木
石切り場の跡を過ぎてからガクアジサイが咲いている。この辺りは梅雨時に限らず杉が林道を覆い薄暗く湿っぽい。が、けたたましい声でミソサザイが啼いている。そして、車が停まっており夫婦が何本もの大きなペットボトルに水汲みをしていた。林道ゲートを横から通り過ぎてカーブを曲がると山神隧道だ(図4)。
図3.ガクアジサイ
山神隧道の手前で休憩しようと思ったが、そのままトンネルに入る。トンネルの手前にヤブムラサキが花を咲かせていた(図5)。汗をかいているので、ひんやりした風が気持ち良い。
トンネルを出てすぐ左の斜面にアスチルベの仲間、帰宅後「清川村の花図鑑」を見て、アカショウマだと判る(図7)。鐘ヶ嶽へのスギ林の中のなだらかな登山道の入口(図8)を過ぎ、アジャンタムのハコネシダを撮り(図9)。我が家のアジャンタムは数年振りに株分けをしたら途端に元気がなくなり、一鉢はダメになり、もう一鉢はようやく新しい芽が出てきている。
図4.山神隧道
図5.トンネルの左にヤブムラサキ
図6.トンネルを出るとキリの実
図7.アカショウマ
図8.鐘ヶ嶽へのなだらかな登り口
図9.ハコネシダ
おー、ここにもヤマユリがあった。土石防止の金網の中から出ている。これだとこの株は守られる。花が咲き、種子をたくさん飛ばして欲しい!
図10.ここにもあった!
このような沢で一度カワネズミを登るのを見たことがある。周りはウワバミソウの群落だ(図11)。このウワバミソウの茎を叩いてトロロ状にして食べてみたいが、まだ一度もウワバミソウを食べたことがない。奥湯河原でサルを追っていた時、毎年、北海道の都市名がついた下の旅館の人たちが来て30センチくらい伸びたウワバミソウをたくさん採っていた。きっとお客さんに出していたのだろう。
図11.両側はウワバミソウ
道路上を沢水が流れ下り、ぼくは滑らないよう歩く。まもなく広場のようになった終点だ(図12)。ここに東屋のような休み台があったら一休みしたくなるだろう。橋を渡ると右側に煤ケ谷への山道が続く(図12’)。
図12.二の足林道の終点
図12’. 不動尻 沢を2,3度渡り谷太郎林道を歩いて煤ケ谷へ
図13.ミツバウツギの独特の形の果実
図14.橋の手前のマメガキの花
図15.ユリノキの花
大山・三峰山への登り口に着き、一休みだ。今日は唐沢峠まで行き大沢分岐へと降りてこようと思ったが、ここで買ってきたアンパンを食べたらもうその気力が失われた。腰の事もあるので日和ってしまったのだ。
図16.登山口
帰路は、ゲートの付近の水汲み場で中年男が二人いくつものポリタンクに水を容れていた。マス釣り場の近くのお茶畑で二人がかりで山形の大きな電動ノコギリのようなもので茶の木の剪定をしていた。駐車場について、身体を横に曲げたり、足を延ばしてのストレッチをして車に乗った。このストレッチのせいか腰が痛くならずに済んだ。

2022年6月21日火曜日

二の足林道歩き! Walking on the Ninoashi forest road!

 今日、起きた時腰が大丈夫だったので、広沢寺温泉無料駐車場に車を置いて二の足林道を歩いてきた。見たいモノがあった。それはヤマユリである。と云うのは昨夕、部屋の中に良い匂いが漂ってきた。それが3,4回あり、連れ合いにヤマユリの匂いがすると話し、その匂いの源を探した。我が家のユリであった(図2)。このユリの球根は新聞配達所からのもらい物であり、きっとヤマユリとスカシユリか他のユリを掛け合わせた交雑種だろう。ヤマユリの匂いがするので、嬉しくなってしまった。

で、ヤマユリももう咲いているかな?っと二の足林道のヤマユリを見に行ったのだ。が、まだ、蕾だった(図1)。

図1.ヤマユリはまだ蕾だった!

図2.ヤマユリの匂いがする交雑種

2022年6月20日月曜日

足根骨と脛骨と腓骨の不思議4) Mystery of ankle, tibia and fibula for SCIURIDAE

今朝目覚めて山へ行こうと思ってベットから降りた。うぁー!と声が出てしまった。腰付近の脊椎付近に電気が走った。そろりそろりとパジャマを脱ぎ、そろりそろりとズボンを履く。5時のBSで大谷選手を見、PCでメールやLINEをチェックする。起きてきた連れ合いから「あれー、山へいかなかったのね!」と云われる。往きの車の運転は問題がないが、帰りはどうしても運転中に背・腰が痛くなる。1時間半から2時間の運転に耐えられなくなる。

相変わらず、ロシアのウクライナ侵攻は行われている。一体全体どのくらい多くの人々が死んだのか!早く侵攻を止めてもらたい。それには侵略した地域を全てウクライナに返すべきだ。狂犬プーチンは変わらず核を脅しに使う。

さて、齧歯目のネズミ科ではマウスもアカネズミも腓骨が脛骨の中ごろで癒合合体していた。しかし、カヤネズミでは中ごろで合体するが、足首の方の腓骨外顆の部分が少し脛骨から離れていた。ハムスターやアフリカスナネズミのネズミ科の動物もマウスやアカネズミのように腓骨が脛骨の途中で癒合合体していた。

では、同じ齧歯目だがリス科のリスやシマリスはどうなのだろう。リスは植物カメラマンのISさんが2014年に長野県の奥志賀林道で拾った個体であり、シマリスは教え子が1992年に大雪山の登山道で拾った個体である。リスは轢死体であり、シマリスの死因は不明だが、登山者に踏まれたためか頭骨や一部の骨が砕けていた。
リスやシマリスの腓骨と脛骨は別々であり(図1)、リスの脛骨は50ミリあるが、シマリスでは35ミリである。また、リスとシマリスの腓骨の長さと太さを相対的に比較するとリスの腓骨は細いが、シマリスの腓骨は太い。これだけを見ると樹上性のリスよりも地上性のシマリスの方が足首を器用に動かせるようだ。しかし、本当のところはどうなのだろう?
図1. リスとシマリスの脛骨と腓骨 前方から
左:リスの右脛骨と腓骨 右:シマリスの右脛骨と腓骨
同じリス科で滑空するムササビやモモンガの脛骨と腓骨はどうなっているのだろう。ネズミ科と同じ?それともリスやシマリスと同じ?

ムササビ(図3)は2017年5月24日に「ムササビの骨か?」でアップしている。モモンガは専門学校のFuruta君が1992年にペットショップで飼っていたアメリカモモンガが死んだ個体をくれたのだ。
2種ともリスと同じように腓骨は脛骨とは縫合合体しないで細い腓骨をしている。ムササビもモモンガも巣穴がある木の先まで登り、滑空して離れた木の幹に飛び付き、左右の上肢と後肢をまるでムカデ競争のように右、左と同時に出して木の幹に爪を引っ掛けて登る。
まぁー、リスの木の幹を登る時も爪を引っ掛けて登るので、同じような脛骨と腓骨なのかも知れない。
図2.アメリカモモンガの左脛骨と腓骨
図3.ムササビの脛骨と腓骨
左:左脛骨と腓骨 右:右脛骨と腓骨
尚、この骨をムササビの脛骨と腓骨としたが、頭骨は見つからなかった。
次回はほとんど腓骨が見当たらない偶蹄類(鯨偶蹄目)のシカやカモシカの脛骨と腓骨を見よう!

2022年6月19日日曜日

ネコは小さな野生動物の殺戮者  Cats are killers of small wild animals

 先日、脊柱管狭窄症で入院したNKさんが退院した。が、ギブスを付けているのでしばらくはリハビリだという。脊柱管狭窄症で手術入院した友人が二人もいることになった。ぼくも同じ狭窄症だが、恐ろしくてとても手術できない。連れ合いが起きてきて、昨日、駐車場の横に小鳥の羽根が落ちていたと云う。エ?と思いカメラを持って外に出る。スズメがネコにやられた痕跡があった(図1)。

きっとネコキチの仕業だ。何故、ここで、、、。連れ合いは時々車の下にいるネコに煮干しをやっていると云う。何?それだもの!、、、、、、、、この頃庭のトカゲやカナヘビさらにはヤモリもいなくなったのはネコキチの仕業だ。以前、空鉢の中にカナヘビの死骸が7,8匹も入っていたことがあった。今年は新しい巣箱を付けたが、一度だけシジュウカラが覗きにきたが、それだけだった。野良猫?は少なくても3頭は我が家の庭をうろついているのだ。睡蓮鉢の金魚やヒメダカはすぐやられていなくなり、今はグッピーを容れているが、グッピーは綺麗な目立つ個体はいなくなり、メダカのような目立たない個体となっている。

ネコは近隣の小さな野生動物の殺戮者だと云うことが良く判る。

図1.スズメがネコに食べられたのだ!
ネコは捕まえた獲物を食べる場所が決まっているのだろうか?アライグマに我が家の巣立ち直前のシジュカラがやられた時は血痕が少し残っていただけで5羽ともいなくなっていた。やはり、どこかに運んで食べたのだ。

2022年6月18日土曜日

上野駅が変わっていた!   The Ueno Station has changed!

昨日は10時半に上野駅公園口を出たところで友人TGと待ち合わせた。え?っと目を疑う。出るところ間違えたかな?っと思ったのである。何と公園口からまっすぐ上野動物園正門への道になっている。公園口を50メートルほど日暮里よりに移したようだ。
動物園に入る。サル山のサルたちは小豆島生まれのサルだったが、今は下北半島の脇野沢で有害鳥獣で捕獲されたサルたちだ(図2)。
金曜日の午前中なのに見物人が多い(図1)。パンダを見るための行列になっていた。40分待ちのようだった。若いカップルが凄く目についた。サルたちを見たがアイアイは園舎が工事中で見られなかった。ゴリラは見られたくないのだろう。一頭もどの窓からも見ることができなかった。スマトラトラは痩せて同じところへの移動を繰り返し、シロクマは背を向けていた。どうも動物たちは見た目は自然に近い雰囲気の中に容れられているのだが、可哀そうにストレスを感じている。まだまだ生きている動物たちの展示の仕方に工夫が必要だ!

図1.サル山で 
図2.下北半島脇野沢のサルたち
お昼になったので、動物園から出て、公園のすぐ側にあった「餃子の王将」に行こうと思ったが、無い!で、スマホで調べて御徒町店に行く。そこで、先ず生ビールと餃子、揚げニンニク、ポテトチップと飲み食いしていたら、隣席の地元入谷の50歳の若者が話しに入ってくる。そして、何とぼくら二人に一杯づつビールを奢ってくれる。日本でこのような事は初めてだ。ビールを鱈腹飲み店を後にする。再び上野公園に行き、台湾フェスティバルに入り(図3)、台湾ビールとお摘みを食べる(図4)。
図3.台湾フェスティバル
図4.太い腸詰と台湾パンケーキ
5時近くなったので、会社帰りの通勤時間帯になりそうなので、駅に急ぐ。TGは京成上野へ、ぼくはJRへ、乗った東海道が平塚行きでそのまま戸塚まで、帰宅したのが6時15分頃、そのまま風呂に入り、もうバタンキューだ。眠くて眠くて、、、。今朝4時に起きる。

2022年6月17日金曜日

アナグマの陰茎骨  Os penis of badger(Meles meles)

6月7日 にキツネの陰茎骨をアップしたが、いろいろ集めた骨を整理しているうちにアナグマの陰茎骨もみつかった。2009年12月に谷太郎林道から鳥屋待沢左岸を歩いている時にアナグマの白骨化した頭骨や骨を見つけた(図1)。その時は雨が降っていたが、傘を差しながらできるだけ骨を拾った。この拾い集めた骨の中に陰茎骨があった(図2&3)。もっとも今まで陰茎骨と思わず、腓骨か橈骨の奇形かな?っと思っていたのだ。もしかしたらっと思って、ネットでOs penis of Meles melesで検索したら、まさしく同じ骨が載っていたのだ。

図1.アナグマの頭骨や骨 鳥屋待沢左岸で 2009年12月
図2.アナグマの陰茎骨 左が先の方
図3.アナグマの陰茎骨
キツネのOs penisとは比較にならないほどしっかりした骨である。7センチくらいの長さがあり、幅も1センチもある。こんな大きな陰茎骨がアナグマのペニスの中にあるんだ。これなら確かに交尾の時に役立ちそうだが、、、非発情季にもこんな大きな骨が入っていれば逆に不便ではないだろうか?っと思ってしまう。

2022年6月16日木曜日

足根骨と脛骨と腓骨の不思議3) Mystery of ankle, tibia and fibula

齧歯目ネズミ科の脛骨と腓骨、足根骨を見ると、腓骨は脛骨の半分より下の方で合体し、腓骨はウサギに比べると細く針金状である(図1&2)。腓骨の上端(腓骨頭)は脛骨の外側顆(膝の外側に当たる部分)に完全に接していない(図2の右の腓骨と脛骨)。
ちょっと不思議だ!どうしてなのだろう?っと云うのは、腓骨が脛骨から離れているからこそ足首(足根骨から先)が内側外側に曲げられるのだ。マウスやアカネズミはぼくらヒトよりもいろんなところにも登り降りできる。にもかかわらず、彼らの腓骨は脛骨と足首の方で癒合合体している。きっとネズミたちの足首にある足根骨(7つの小さな骨からなっている)とそれに結び付く靭帯や筋肉がネズミたちがさまざな動きを可能にしているのだろう。
我が家で飼っていたゴールデンハムスターの脛骨と腓骨を見てみよう。ハムスターは回し車を回しすばっしこい。しかし、脛骨と腓骨は足首の方で癒合合体している(図3)。激しく動き回るが足首は内外に回転できないんだ。
ふーんそうか!ネズミたちは見た目は結構足を器用に動かしていると思ったが、、、、。しかし、ハッっと思った。音見沢左岸のクマの平のカヤバで見たカヤネズミは両足でカヤの葉や茎を持っていた。しかも、素早く動く!
マウスやアカネズミは地上生活者だが、カヤネズミは半地上生活者だ。
図1.マウスの左足の脛骨と腓骨 MOMさん作成
図2.アカネズミの脛骨と腓骨
左:右大腿骨と脛骨・腓骨 右:左脛骨・腓骨

図3.ゴールデンハムスターの脛骨と腓骨
左:右脛骨と腓骨 右:左脛骨と腓骨
やまぼうしさんから2014年4月にプレゼントされたカヤネズミを骨にしているので、それを見よう。脛骨長は11ミリと短い。腓骨は脛骨の中くらいで合体している。しかし、足首の方で再び腓骨外顆が離れている(図4)。と云うことはカヤネズミはマウスやアカネズミ、ハムスターよりも足首を内外に少し動かせることが判る。
同じネズミ科Muridaeの動物なのに足の使い方に少し違いがあるんだ。
図4.カヤネズミの脛骨と腓骨 やまぼうしさんから
左:右脛骨と腓骨 右:左脛骨と腓骨
次回はカヤネズミと同じ齧歯目のリス科の脛骨と腓骨を見よう!
「ぼくは骨だけしか見ていない。それは事故死体を骨にしたり、白骨化した骨を拾い集めたりしているだけで、生体解剖して筋肉や靭帯のつき方を調べてはいない。」このことがぼくの骨に関する知識の盲点だ!

2022年6月15日水曜日

駐車場にクマネズミ  A black rat on the floor of parking lot

先ほど、雨が上がったようなのでちょっと駐車場から庭に回ろうとした。すると、駐車場にネズミが一匹転がっている。すぐ戻って連れ合いに話してカメラを持って戻る。ドブかクマのどちらかだろう。クマネズミかな?足を持つと連れ合いは大声を出して手で持つとバイキンが移るという。何を言ってるんだ!ネコがゴロゴロ鳴いて、あるいはイヌが尾を振って寄ってきたなら頭や背を撫でるだろうにと思い、無視して庭の水道栓まで運ぶ。
で、定規を置いて頭胴長を測っているときに思った。連れ合いはネズミに対して凄い偏見を持っているんだ。イヌやネコなら撫でるのに、ネズミならもう気持ち悪がる。齧歯目でもリスやハムスタは手に乗せるだろう。
このネズミ、耳が大きいので前に倒すと目を全部覆ってしまう。乳頭式を調べようと胸や腹の毛を除けようとしたが、湿っているので判らず。2+0(1)+3=10(12)ならクマネズミなんだが、、、。まー、クマネズミで間違いがないだろう。オスであり、睾丸も膨らんでいる。
図1.駐車場のクマネズミ♂ 
図2.庭の水道栓のシンクに置いて頭胴長を測定
尾長は頭胴長よりも長い
このクマネズミは手に持って乳頭式を調べた時にもどこからも出血の痕がない。しかし、恐らくこのネズミは我が家の周りをうろつくネコにやられたのであろう。時々車の下にいるネコキチかも知れない。せっかくの御馳走を食べないで、まさか、ぼくに持ってきた訳ではないだろう、、、、、、。