「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2022年2月11日金曜日

この小鳥は誰?  Who is this little bird?

2月1日に大平の石切り場跡に車を置き、二の足林道を不動尻キャンプ場跡まで行き、三峰方面への登山道を歩いて戻ってきた。その時に拾ったテン糞2個を今朝になってようやく洗った。それは、9日の丹沢実習で辺室山を歩いた時に、タヌキ糞1個、テン糞8個も拾ってきたからだ。たくさんの糞を洗うのは水が冷たく大変だ!
図1.9:51 テン糞1
キブシ種子・果肉、カマドウマ脚・産卵管、小鳥羽毛・羽毛軸・皮膚のついた脚・爪、腐葉細片、砂泥
図2.10:03 テン糞2
マメガキ種子・果皮、キブシ種子・果肉果皮

テン糞1からは、小鳥を食べたようで羽毛や脚、爪が出てきた(図3)。今の時季は小鳥たちは群れて採食しているので、この小鳥はどのような油断があったのだろうか?この爪や羽毛で小鳥がどこまで同定できるだろうか?鳥に詳しい方教えて下さい。

図3.テン糞1に含まれていた小鳥の羽毛と爪

昨夜、響を味わった。 I tasted the Hibiki whisky last night.

専門学校の3月に卒業する野生動物専攻の学生たちからサントリーウィスキーの響をプレゼントされた。授業の時に大手町から東京駅までの地下通路オアゾにあるILーバーでウィスキー響のシングルを飲んだことを話したからだろう。学生たち一人2千円ずつ出したようだ。嬉しいより驚きだ!自分が彼らに対してそんな授業をしただろうか?と申し訳ない気持ちになる。
昨夜、少し味わった
昨日、こちらは終日雨だったが、今朝の宮ケ瀬湖ライブカメラで見ると高取山は雪で覆われている。

2022年2月10日木曜日

最後の丹沢実習は辺室山   The last Tanzawa exercise was Mt.Hemuro

 昨日、ぼくにとって最後の専門学校の丹沢実習があった。雪上の動物たちの足跡を観察することが目的で2月の最後の授業日に実習を計画したのだ。が、山はカラカラ乾いていてフィールドサインとしてのテン糞やタヌキ糞さらにシカ糞、カモシカの角砥ぎの痕、古い熊剥ぎの痕、イノシシの林床の掘り起こし、アカネズミの巣穴などが目に留まった。風もなく温かな日だったので、辺室山の山頂で、2時間もの休憩を兼ねたお昼にしたので、鳥好きの学生たちにとっては、小鳥たちの写真が多く撮れたようだ。

集合写真 辺室山山頂で
一転して今日は、昨日とは違って朝から雨、宮ケ瀬湖ライブカメラで高取山の様子を見ると、雪だ。今日なら新雪を踏んで歩く楽しみもあったが、雪でバスが土山峠まで登れないかも知れない。まー、昨日で良かったのかもしれない。
一昨日には、集合写真で写っている学生たちから、寄せ書きと共になんとサントリーの「響」をプレゼントされた。この学生たちは一昨年、昨年と入学してからコロナ禍で実習も少なく、動画配信などのオンラインなどで気の毒な2年間だった。でも、皆、仲良く、互いを思いやり素晴らしい学生たちだった。卒業後、コロナが終息したならば、皆で集まって大いにお喋りしてもらいたい。また、好きなバードウォッチングや昆虫探し、さらには哺乳類のフィールドサインを含めた野山の自然探索を続けてもらいたい。

我が家の前に駐輪場がある。今、外へ出てみると冷たい雨の中お母さんが小さな子を自転車から下ろし、彼女は自転車を車止めに置いていた。小さな子は雨合羽を羽織ってはいたが、帽子をかぶらず雨に打たれていた。40年も前の頃を思い出した。当時は乳母車に娘を乗せて保育園まで運び、雨の時は背負子に乗せて行ったことを思い出した。若い時だからできたことである。小さな子がいるお母さんやお父さん、頑張れ!


2022年2月7日月曜日

頭骨の不思議 1)後頭骨は一つ The mysteries of mammal's skull 1)Occipital is one

 このところ骨や頭骨を眺める時間が多くなった。午前中いっぱい眺めていることもある。そして、判らない事が多くなった。それは本やネットを調べてもぼくが求める答えが無い(見つからない)からである。図1は、若いキツネの上から見た頭骨だ。頭骨も含め、殆どの脊椎動物の骨格は左右対称だ。もちろん、心臓が一つで左側にあるようにイッカクの切歯のように非対象のものもある。骨は複数の左右対称の骨のパーツから成り立っている。頭骨の鼻骨も左右の骨から、切歯が出る前顎骨も左右の骨から、頭頂骨も左右対称の骨が正中線で図1の骨のように縫合・合体する。それは下顎骨もそうだ(図2)。

図1. 上からのキツネの頭骨
A:前顎骨 B:上顎骨 C:前頭骨 D:頭頂骨 E:後頭骨
正中線に沿って左右の骨の縫合線があり、さらに隣り合った骨同士の縫合線も見える。
図2. 上からのキツネの下顎骨
左右の下顎骨を木工ボンドで接着
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このキツネは2000年10月15日に奥野林道で死体をその臭いで見つけ拾ったものだが、一週間前に林道をフラフラよたよた歩いていた。大きさからして、親元から分散したがエサを見つけられなくて餓死した個体である。
もう、20年も経ったと云うことが嘘のようだ。あの頃はまだ若者の気持ちを持っていた。
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年(月)齢と共に左右対称の骨や隣り合った骨同士が縫合・癒着し、その縫合線が不明確になる。老化すると全く縫合線が判らなくなる。が、全ての哺乳類の左右の後頭骨は生まれながらに縫合合体し一つになっている(図3)。

図3. 上図のキツネの後頭骨、大孔が開く
あらゆる哺乳類の左右の後頭骨は生まれながらに縫合癒着している
どの哺乳類の後頭骨も生まれながらに一つなのは理解できる。それは、後頭骨の大孔の周りにある後頭顆に首の骨(環椎)が着くから、重い頭を支えるには二つに分かれているよりも一つの方が理に適っている。
しかし、生まれながら一つになっている頭骨の骨がまだまだある。

2022年2月4日金曜日

アイスホッケーを見て、子供の頃の思い出が、、、、 Watching the ice hockey brought back memories of my childhood,,,,,

 TVでニュースが終わってから北京オリンピックの女子アイスホッケーをやっていた。日本とスウェーデンの試合である。2対1で勝っている。パックをストックで操って走るスピード、激しいぶつかり合い。体格では同じように見える。日本女子がスウェーデンのキーパーまで攻撃に出てきた間隙にパックを取りす早く落ち着いてシュートだ。これが決まり、勝負が決まった。

アイスホッケーは厳冬期の2月頃の新釧路川に流れ込む仁々志別川沿いに作られていたリンクで十条製紙工場の選手たちが、厚い肩パットを着け、分厚いグローブのような手袋をし、顔を覆う鉄でできたマスクをし、まるで剣道着をつけたような感じで氷の上を走り回り押し合っていた。十条製紙と他のチームの試合があると見にいった。寒風吹きすさぶなか、こちらはアノラックの襟を立てて見ているだけなので、寒さで足踏みしながら見たものだ。

このアイスホッケーのスケートリンクは氷面の上から1.5メートルくらいが、頑丈な板の柵で囲まれており、その囲いの中で選手たちが激しくぶつかり合っていた。氷が溶けて春になると川の水が入って、リンクの中の水は深さが50センチくらいになった。そのためリンクは小さな子供の雑魚取りの遊び場であった。

春の温かい日、板で囲まれたリンクの中の水は温かくなり、水が澄んでいたので魚やヤゴの動きを板柵の上から覗き込めた。トンギョやドンコ、ドジョウを釣ったり、リンクの中に入って網で掬った。ウグイやフナの1センチくらいの小魚は二人がかりで両手で手ぬぐいを広げて持って獲った。トンギョの卵が入った巣をいくつも獲ってきては、粉ミルクの缶で作ったバケツに入れて持ち帰った。獲ってきた卵はタライや空き缶に容れて、その発生を見守った。が、ほとんどが卵が白くなって死んでしまったり、稚魚が生れたとしても日向に置いておくので水がお湯のようになって稚魚たちが死んでしまった。

そんな事をアイスホッケーの試合は思い出させた。

2022年2月2日水曜日

昨日は少し登って諦める! Yesterday, I climbed a little and gave up.

昨日も家を出たのは7時半を回っていた。相変わらず朝の通勤時間帯の渋滞だが、それを分かっているので、特にイライラはしない。カーラジオに耳を傾けながら走る。

広沢寺温泉無料駐車場を過ぎて新大平橋を渡り、石切り場跡のスペースに車をとめる。ここから不動尻キャンプ場跡まではぼくにとっては山に入るアプローチの距離としては丁度良い。帰りも山神トンネルからはイヤにならない距離だ。

図1. 9:26  石切り場跡はかなりのスペースがある
今日は、暮れに登ろうとして挫折した尾根に再挑戦しにきた。結果を述べる。ダメ!10メートルくらい登っただけで、敢え無く戻る。
図2. 9:51 テン糞1だ!
図3. 10:03  テン糞2だ!
図4. 10:33  鎖場を登り
つい2,3年前は鎖に頼ることなく、足と手だけで這い登ったが、、、
図5. 10:42  この道標の指示どおり右の沢を渡る
図6. 10:44 すぐまた沢を渡ると、、
図7. 10:44 道標がある
さぁー、ここかからこの尾根を登るのだ
図7の道標の所から尾根を登る。枝打ちされたスギの枝に足を下ろす。浮石がある。それらを越えてからストックをザックに付ける。尾根上のスギの根や幹を手掛かりに身体を持ち上げる。スギ林はすぐ終わる。急に険しくなり、岩やシキミなどの雑木を手掛かりに登る。が、日向に出ると木々が密になり、しかも細尾根となり、ノバラや小さなサンショウの木の棘が腕やズボンに引っ掛かる。まるで50年前の山に戻ったようだ。昔の陽の当たる尾根道はノバラ、メギ、サンショウなどの棘がある木々があったので、ナタを振り下ろしながら道をつけたものだ。せめて剪定鋏があればと思う。ダメだ!気力が落ちた。若い時ならそのままバリバリとチカラマカセに進めたものだが、そんな気力も体力もない。
図8. 11:16 上を見上げて諦める
戻ろうとしてもズボンがノバラの棘に引っ掛かり、ストックを出して、ノバラが引っ掛からないようにストックで除けながら下る。僅か2,3メートル下るのに5分以上かかる。スギ林に降りてホッとする。

登山道登り口の不動尻キャンプ場跡の森の事を説明した大きな看板の前の石垣に座ってお昼を食べる。ガスストーブでお湯を沸かし、インスタントラーメンを半分とコンビニで買ってきた赤飯オニギリ1個を食べる。ここでは先客の夫婦もお湯を沸かしてお昼を食べていた。

帰りの車の中で、どうしてあの尾根を登りたいと思うのだろうか?っと何か不思議な気がした。もう、若くはないのだから、年齢と体力に応じた山歩きにすべきだとも思う。ぼくらの身体はどうも頭と肉体が一緒になっていない。肉体の筋力・バランスが急激に衰えているのにそれに応じて頭がついて行っていない。この尾根を登りたいという気持ちがあっても肉体がそのように動かないのだ。きっと、肉体が動かなくなったら頭も死を意識するだろう。

図9. 歩いたルート

2022年1月30日日曜日

クサボケの実  Japanese quince's fruit

庭のクサボケの花が何故か11月下旬から咲いており、しかも花が咲いていながら実をつけだした。しかもこの実1個や2個だけではない。たくさん実がなっている。この寒空に実が大きくなって不思議に思ってしまう。ただ判るのはボケの花の子房はキュウリなどと同じように花弁より下にある。これはリンゴなどもそうだ。リンゴのお尻はこの花弁や雄蕊があったところなんだっとあらためて思う。
今、たくさん実がついているが、この内の何個が夏過ぎまで残るのだろうか?
NIKON D5500   f/5.6   1/2500   ISO-4000
デジカメで全てオートではなくて、初めてISOを変え、シャッタースピードを1/2500にして
シャッター優先でピンを手動で合わせて初めて撮った。

 昨日、3回目のワクチン接種をした。この新型コロナがどんどん変異している。ヒトがサルからどんどん変異して現在のヒトに進化するのに数百万年もついやしている。同じ生き物であるウィルスはその変異はすごい早い。ヒトの世代交代は早くても15年以上かかる。しかし、ウィルスは秒分?(とても短い時間)で次の世代を産み出していく。ヒトは知恵でもってこのパンデミックを乗り越えなければならない。

2022年1月28日金曜日

この果物は何?  What are these fruits?

 先日引地川沿いを歩いていたら、寒風の中に黄色に輝くカリンかマルメロのような果実を見ました。これは常緑ですので柑橘類ですね。大きさはドッチボールくらいあります。柑橘類ならザボン?ブンタン? 巨大な柑橘類は何だろうか?レモンにも形が似ている。アフリカで放棄された家の庭に生っていたドッチボールくらいの大きさのレモンを採った事ががあるが、図2のオニユズのような肌、果皮であった。この大きな実はこのオニユズくらいの大きさである。長径はこちらの方が長いかな?

図1. 引地川沿いで見た柑橘類
図2. 知人の畑のオニユズ 2017年11月藤沢市で
昨日も散歩がてらに同じ木を見にいった。幹の樹皮の様子が判るかな?葉も撮った。散歩で通りかかった老夫婦が来たのでこの木の実は何だか判りますか?っと訊いた。が、ダメだった。
図3. 幹の部分
図4. 葉の様子
図5. 下から見上げた大きな実

2022年1月26日水曜日

スゲを薬草として食べるタヌキ A raccoon dog who eats sedge as a medicinal herb

 先日、仏果山登山口から高畑山を往復した時に、テン糞3個とタヌキ糞2個を拾ってきた。水洗いして内容物を調べた。いずれの糞にもキブシの種子が入っていた。キブシの実は冬季のテンやタヌキの大事な食物の一つであることが判る。他にはマメガキの種子がテン糞3やタヌキ糞2にも入っていた。残っているマメガキがあったので食べたのだろう。また、テン糞3を除く全ての糞に昆虫を含む節足動物の脚や外骨格があった。林床の落ち葉の積もった辺りをタヌキばかりでなくテンも漁ったのだ。

また、テン糞2からは4センチの長さの細く柔らかい毛がでてきた、このような毛を持つ動物はノウサギであると考えられる。また、タヌキ糞1からは4センチ以下の固い毛が出てきた。これはイノシシ毛と思われる。また、この糞では単子葉植物の葉が5本(スゲと考えられる)出てきた。これはスゲを薬草代わりに食べたのだろう。

11:24 テン糞1
キブシ種子・果肉果皮、腐葉細片、直翅目産卵管、昆虫外骨格・脚
12:15  テン糞2
キブシ種子・果肉・果皮、腐葉細片、柔らかい獣毛ノウサギ?(<5cm)、甲虫外骨格・産卵管、
13:39  テン糞3
キブシ種子、マメガキ種子、腐葉細片
12:33  タヌキ糞1
キブシ種子・果皮、スゲ5本(<5cm)、固い獣毛イノシシ?(<4cm)、節足動物外骨格、砂泥
12:40  タヌキ糞2
ケンポナシ種子・果柄、マメガキ種子・果皮、キブシ種子・果皮、節足動物脚・外骨格、砂泥

3回目のワクチン接種が29日(土)になった。この新型コロナ、どこまで変異するのか?マスクをするとメガネが曇る。だから、外を歩く時はメガネを外すことが多くなった。

2022年1月24日月曜日

中国白酒を飲むとキンシコウやタイワンザルの調査を思い出す  Drinking Chinese riquor reminds me of the research on golden monkey and Formosa macaque.

知人の中国の女性から白酒をもらった。500ccの陶器のビンなので、何だか勿体なくてしばらくそのままにしておいた。アルコール%は52%だ。通常のウィスキーの40%や43%とは度数が全くことなる。久しぶりの飲むと喉がカァーっと熱くなった。でも、それも一口目だけで二口目はカァーっとしなくなった。でも、中国の白酒独特の味と香りで、ぼくはキンシコウの調査で秦嶺山脈の田舎に入った時を思い出した。山から帰ってきて夕食前にぼくをこの調査に誘ってくれた老教授と飲んだのだ。1日に1本空けることも度々であった。その位山歩きに疲れ、身体を癒やすために白酒が必要だった。酔うよりも先ず身体の疲れを取るというような飲み方であった。
白酒を初めて口にしたのは、大学1年の春休みのタイワンザルの調査の時であった。台湾の南東にある知本温泉の山に入った。連れて行ってくれたのは台東の高砂族の猟師の人たちであった。彼らは、休むとビンに入っている水を飲んだ。時々僕らにも勧めたが、ぼくらは水筒に水があると断った。ある時、沢があるところで休んでいると彼らは沢の水を飲まずにビンの水を飲んだ。でも、その飲み方は喉を潤すようにゴクゴクと飲むのではなく舐めるような飲み方だった。その水は日本酒や焼酎のように透明な白酒だった。少し飲ませてもらった。喉も頭も身体もカァーっとなった。アルコール度数が50%以上あると云う。台湾に来る前に沖縄に寄り、国際通りでジョニ黒を買い、ホテルでテーブルの上にジョニ黒を垂らしそれに火をつけ、その火で皆でマールボロに火をつけた。そのジョニ黒よりアルコール度数が高かったのだ。
白酒は水に高粱、小麦、大麦、キビ、豆類などを発酵させ蒸留したものだ。あの独特の香りや味はどうやって付けるのだろう。