昨日も家を出たのは7時半を回っていた。相変わらず朝の通勤時間帯の渋滞だが、それを分かっているので、特にイライラはしない。カーラジオに耳を傾けながら走る。
広沢寺温泉無料駐車場を過ぎて新大平橋を渡り、石切り場跡のスペースに車をとめる。ここから不動尻キャンプ場跡まではぼくにとっては山に入るアプローチの距離としては丁度良い。帰りも山神トンネルからはイヤにならない距離だ。
図1. 9:26 石切り場跡はかなりのスペースがある
今日は、暮れに登ろうとして挫折した尾根に再挑戦しにきた。結果を述べる。ダメ!10メートルくらい登っただけで、敢え無く戻る。
図2. 9:51 テン糞1だ!
図3. 10:03 テン糞2だ!
図6. 10:44 すぐまた沢を渡ると、、
図7. 10:44 道標がある
さぁー、ここかからこの尾根を登るのだ
図7の道標の所から尾根を登る。枝打ちされたスギの枝に足を下ろす。浮石がある。それらを越えてからストックをザックに付ける。尾根上のスギの根や幹を手掛かりに身体を持ち上げる。スギ林はすぐ終わる。急に険しくなり、岩やシキミなどの雑木を手掛かりに登る。が、日向に出ると木々が密になり、しかも細尾根となり、ノバラや小さなサンショウの木の棘が腕やズボンに引っ掛かる。まるで50年前の山に戻ったようだ。昔の陽の当たる尾根道はノバラ、メギ、サンショウなどの棘がある木々があったので、ナタを振り下ろしながら道をつけたものだ。せめて剪定鋏があればと思う。ダメだ!気力が落ちた。若い時ならそのままバリバリとチカラマカセに進めたものだが、そんな気力も体力もない。
図8. 11:16 上を見上げて諦める
戻ろうとしてもズボンがノバラの棘に引っ掛かり、ストックを出して、ノバラが引っ掛からないようにストックで除けながら下る。僅か2,3メートル下るのに5分以上かかる。スギ林に降りてホッとする。登山道登り口の不動尻キャンプ場跡の森の事を説明した大きな看板の前の石垣に座ってお昼を食べる。ガスストーブでお湯を沸かし、インスタントラーメンを半分とコンビニで買ってきた赤飯オニギリ1個を食べる。ここでは先客の夫婦もお湯を沸かしてお昼を食べていた。
帰りの車の中で、どうしてあの尾根を登りたいと思うのだろうか?っと何か不思議な気がした。もう、若くはないのだから、年齢と体力に応じた山歩きにすべきだとも思う。ぼくらの身体はどうも頭と肉体が一緒になっていない。肉体の筋力・バランスが急激に衰えているのにそれに応じて頭がついて行っていない。この尾根を登りたいという気持ちがあっても肉体がそのように動かないのだ。きっと、肉体が動かなくなったら頭も死を意識するだろう。
図9. 歩いたルート
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