12月11日の早戸川林道、伝導、造林小屋の続き:早戸川林道から沢を渡渉して対岸の奥野林道の終点近くにある大平まで登っていく場所を過ぎる。
8時36分、またまたテン糞だ。内容物のマメガキの種子やエゾエノキの種子が判る。しかし、ゲットだ!
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
12月11日の早戸川林道、伝導、造林小屋の続き:早戸川林道から沢を渡渉して対岸の奥野林道の終点近くにある大平まで登っていく場所を過ぎる。
8時36分、またまたテン糞だ。内容物のマメガキの種子やエゾエノキの種子が判る。しかし、ゲットだ!
以前、宮ヶ瀬ビジターセンターの学芸員をしていたAokiさん(現在は「生命の星・地球博物館」)から、11月下旬にアップしたバッタがトノサマバッタではなくて、ツチイナゴだと指摘された。Aokiさんのメールによると成虫で越冬すると云うことだった。しかし、パフィオペディラムの葉の上にいるところを撮ってアップして以来、どこに行ったか見当たらなかった。ぼくは部屋のどこかでアカネズミのネズ吉のように死んでしまっているかもしれないと思っていた。
それが、突然、昨夕、学校から帰ってインスタントコーヒーを飲んでいると、目の前にバッシと音がして彼が跳びはねてきた。パソコン横の箱に停まったので撮る(図1)。また、バッシと跳ねた!パソコンの上にいる(図2)。コヤツ、今までどこにいたのだろう。何も食べていないだろうと冷蔵庫から長ネギを持って来て前にそっと置いた。が、今度は壁に跳び、また、どこへ行ったのか判らなくなった。が、セロジネの鉢にいた(図3)。
一昨日(金)は早戸川林道のゲート近くの道の窪みに車を置いて、GPSをセットしたのが7時9分だった。GPSが衛星を捉えた発信音が鳴って歩きだしたのが12,3分頃だろう。ゲートの脇をすり抜ける。あの自転車の二人組は自転車を持ち上げてここを通ったのだ。20分くらい歩くとあの二人連れが陥没した箇所を渡って歩いているのが見える。自転車は陥没した前の沢側と山側に一台ずつ置いている。ぼくが陥没箇所をガードレールを頼りにカニ歩きしている内に彼らの姿は見えなくなった。彼らは早戸大滝を目差している。50代くらいの年齢だから歩くのが早い。ぼくは、まず伝導、伝導まで楽だったら造林小屋までは行こうと決める。
7時37分、おー、テン糞だ!これはエゾエノキを食べたものだろう。
今日は、朝4時半に起き、山行きの準備をし、車に乗って出かけた。が、なんだか視界が良くない。暗いせいなのかもしれない。しかし、近くのものは良いが、遠くがダメだ。メガネは本読み・パソコン用だったのだ。もちろん、すぐ引き返す。家に土足で上がり(登山靴は着脱に時間が掛かる)、車・山用のメガネを掛けて出発だ。なんと、5時に出かけたのが、5時半だ。でも、6時前なので渋滞にはならない。車のヘッドランプが眩しい。清川村に住んでいるやまぼうしさんが羨ましく思う。
国際マス釣り場のところにある、進入禁止の柵を横にどかして入る。ここで待ち合わせていたのか自転車の二人が何故か、ぼくに何か言った!ぼくはお早うと変な返事をして柵を戻して進む。車をゲートの少し前の沢の処の窪みの空間に置く。準備していると自転車の二人が「あー、ここに車を止められるんだ!」「どちらへ?」、ぼくは伝導までかな?っと応える。彼らは早戸川大滝まで行くようだ。「自転車は、ゲートを過ぎてから道路が陥没しているので、そこまでで自転車で行けます」。「写真で見た道路陥没の場所は、近くのようだ」っと話している。彼ら二人は自転車で行く。
ゲートを過ぎて歩いていくと、道路の陥没地帯を渡った青色と黄色のヤッケを着た二人が歩いているのが見える。自転車は、陥没した前の左右に置いてある。
魚止め橋を過ぎ、先週日和った箇所を乗り越え、懐かしい伝導だ(図1)!看板が増えたかな?ここで止めようと思ったが、まだ、10時前だ。直進して、尾根に取り付き以前の早戸大滝への道へでる。
2016年11月に東西線の架橋の近くにある専門学校の2階への外階段の近くにハクビシンの糞がありアップした。そのハクビシンはその場所をタメ糞ばに使い始めた。12月の糞にはカキの種子や果肉果皮とイチジクの種子(Akikoさんよりのコメント)が入っていた。
今回は、12月8日に葛西にある別校舎の外階段の5階の所に糞が落ちていたのを学生たちが拾って、9日に学校でビニール袋に入った糞を手渡された。黒い果肉付き果皮と5個の黒い種子、さらには黒い果実が1個そのままの状態であった。あきらかに哺乳類の糞であった。学生たちはこの動物が食べたと思われる同じ果実がついたクスノキの枝もこのビニール袋に容れていた。ぼくは頭から鳥でもあるまいし哺乳動物がクスノキの実を食べるとは思っていなかった。しかし、糞の様子からハクビシンが排泄したものであることは間違いがない。
その場でクスノキをクスノキ科の、、、んー、このクスノキ科は新芽の様子が独特なんだと云いながら学生たちにスマホでクスノキ科を調べさせた。で、タブノキだ!と叫んだ。が、ぼくの誤りを指摘して、学生たちは「先生謝りな!クスノキだ!」
帰宅してしっかり洗って調べ、手持ちのクスノキの種子と見比べたら種子はクスノキのそのものであった(図1)。
しかし、今でもちょっと信じられない。それは、クスノキを含めてクスノキ科の実も葉もとてもぼくらヒトが食べられるような物ではない。しかし、ぼくは山で月桂樹の葉の代わりにヤブニッケイの葉をカレーやスープに入れたことがある。思い出した!屋久島では西海岸の林道沿いに生えているアオモジの葉や新枝をサルたちが辺りに匂いを撒き散らしながら食べていた。
ヒトも食べ物の好悪がある。ぼくはこのところようやくパクチー(コリアンダー)に慣れてきたが、20歳の時初めて台湾で接した時は、この小さな葉を取り除いて食べたものだ。もっとも箱根のサルは朽ちた樹皮の裏に越冬している、このパクチーに似た臭いを発するカメムシを旨そうに食べていた。 だから、ハクビシンがクスノキの実を食べて驚くのは余りにも馬鹿げている。ヒトも動物も食物の好き嫌いはそれぞれだ!