「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年11月25日日曜日

キャンプ場から宮ケ瀬バス停へ From the Camp Site to the Miyagase Bus Stop

11月22日5時起床
5時になったのか隣に寝ていたHさんが起きて外に出て行く。学生の足音も聞こえる。ぼくの電波腕時計は暗いと全く時間が分からない。起きて、蛍光灯を点ける。シュラフを畳み、マットも空気を抜いて畳んで袋に容れて、ザックに納める。靴を履こうとしたら、左足の脹脛が攣りそうになる。危ない危ない!足に力を入れないで静かに足を靴に入れる。トイレに行き、洗顔をしてバーベキュハウスに行ったら、皆、すでに食事作りをしている。
朝食はホットサンドだと云う。エ?っと思う。我家には娘が買った電気のホットサンドクッカーならあるが、、、。なるほど焚火の火で両面を焼く鉄製のホットサンドクッカーがあるんだ!知らなかった!
二つのホットサンドで16人分作るのは時間が掛かるので出来た順に一人づつ食べる。
まだ、外は暗い、ホットサンドの上に食パン、ハム、野菜、ツナ缶のツナ、マヨネーズ、チーズ、食パンを挟んでいるUさん
ぼくの齧ったホットサンドイッチ、ボリュームがあり旨い!山でホッとサンドイッチを食べたのは初めてだ。メニューを考えた1年生に感謝!
朝食の準備に忙しい学生たち
スープを作り、ホットサンドを焼き、薪を拾いに行き、皆忙しい。
コッヘル、飯盒、白ガスストーブのMSR、お昼用の惣菜類を持ち、火の回りを掃除し、8時半前には各自のザックを含めて全て整理整頓できた。何と言う事だろう。9時前に出発できる。この1・2年生のチームワークの良さと手際の良さに感心だ!一人一人何をすべきか知っている。
8:33 さぁー、集合写真を撮って出発だ!
キャンプ場のオーナーに皆で感謝の挨拶をする。オーナーも元気な挨拶にニコニコしている。
8:44 テン糞6
ちょっと降りそうな天気だが、降らないで欲しいと願いながら歩く。
9:00 秋の色に染まる中津川の川原が見える

9:01 テン糞7

9:15 ハダカホウズキだ!

清川平成の森から御殿森ノ頭へ
9:28 清川平成の森のところでヘッドランプを貸してくれたK君と別れる。彼は一人で三叉路まで歩く。ぼくらの今日のルートは、青宇治橋経由で高畑山・宮ヶ瀬への登山路を歩けないことが前夜のナイトウォチングで分かったので、平成の森のところから中津川に架かる橋を渡ろうと考えていた。これが橋の中央に橋全体を覆うように人は通ることができないゲートが出来ている。
もちろん、引き返し、ルートをすぐ代える。
この清川平成の森の碑のところから北東に伸びる尾根を歩いて御殿森ノ頭を目指すことにする。
9:38 清川平成の森の碑があるところから御殿森ノ頭を目指す
10:00 ヒバカリだ!寒いので動きが鈍い!どうしてまだ冬眠してないのか?
ヒバカリとしたが、両性爬虫類に詳しい卒業生の鶴田充典氏に写真を見てもらった。ジムグリの間違いで、11月一杯まで活動しているようだ。
今、鶴田氏は沖縄で調査をしているようだ(Nov.26)。
10:02 モミの根元にモミの松毬を食べたリスの食痕がいっぱい
10:18 左の方に宮ケ瀬湖が見える
10:26 アカモミタケだ!
このアカモミタケを金曜日の夕食が鍋焼きウドンだったので、ぼくの鍋にシイタケと共に入れる。連れ合いは1個だけ?と云うが、もう晩秋だアカモミタケが出てきているのが不思議なくらいだ。
10:37 タヌキ糞1
タヌキのタメ糞を1年生に見せてあげることができて良かった。が、次々に見つかる。
10:49 H担任のスマホのアプリの位置とぼくの思っている位置とにズレがあった。ぼくの間違いに10分後に気が付く。このスマホの位置情報のアプリは素晴らしい。
C君は尾根沿い走る仕事道を歩いているので、学生たちにも歩かせる。ぼくは尾根を歩く。仕事道はシカ糞は見つけられるが、タヌキやテンは糞をすることが少ない。
タヌキのタメ糞は尾根にある!
11:27 ヤブコウジのたくさん
学生たちは尾根沿いに走る仕事道を歩いていた学生たちが尾根に上がってきているのが見える。
何だか久しぶりにヤブコウジを見たかな?
11:29 ヤブコウジのすぐ側にタヌキ糞2
仕事道が崩壊していて、Y.N君とT.K君が茨に取り囲まれてしまい、ザイルを投げてそれを伝って来させる。
12時前に御殿森ノ頭の道標前に辿り着き、ぼくが最後に着いた時はもう既にお昼の用意をしている。運の悪い事に雨がパラついてくる。皆雨具を着る。寒くなってきた。

お昼は温かいリゾット
何とお昼はリゾットだと云う。
昨晩炊いたご飯を小分けしてサランラップに包んでいた。その一つを渡される。ぼくには量が多いので身体が大きいC君に半分渡す。さらに、Yさんからスライスチーズを渡される。ご飯とチーズを100均で買ったお椀に入れる。ゴーっと唸るMSRストーブの上に置かれたコッフェルには野菜、トマト、ウィンナー、キノコなどがトマトジュースとトマトケチャップと共に煮られている。
その熱々の汁をご飯とチーズの上にかけられる。
それらを熱々の内に掻き混ぜるとチーズは溶け、冷たいご飯に混ざり、フーフーしながら食べたのだ。旨い!山のお昼に美味しいリゾットを!しかも30分くらいで作るとは感心だ!手際の良さに脱帽だ!
帰りのバスの中でMさんに教わったリゾットを土曜日のお昼に作って食べた。うん、これはイケル!
12:46 リゾットを作った女子4人、お昼を食べ終える
写真を撮るために集合してもらう
13:12 集合写真を撮って御殿森ノ頭を出発

丹沢山登山口ではなく宮ヶ瀬バス停へ
登山道を下って行くが、宮ヶ瀬のバス停まで行く尾根道を行くことに、ルートをまたもや変更する。
丹沢山登山口に降りて舗装道路を歩くよりも少しでも山道を歩きたいという希望があったのだ。C君は元気に先頭に行くが、ハンミョウのようにぼくが着くとドッチと方向を聴く。倒木などを乗り越えて進み、途中で東に折れる。ここが判りづらいが運良くスギの木に赤いテープが下がっていた。
13:17 タヌキ糞3
C君が張り切り過ぎたのだろう。太腿が攣って痛いという。ぼくはオカシクて笑いこける。彼を後にして下る、下る。
13:55 タヌキ糞4
糞を拾ってジプロックの袋に容れてくれる助手のようなC君がいないので、自分で拾う
13:58 太腿が攣って足を下ろすのも痛いC君が降りてくる
14:19 タヌキ糞5

バス停からかなり離れた宮ヶ瀬園地に!
最後の下りで、宮ヶ瀬14:50発のバスに乗るために急ぐことになる。しかし、降り立ったところはバス停からかなり離れたところ。
ぼくが転んでから、皆の後に着いて行ったのでバス停までのショートカットの道(下の地図:トンネルの上を過ぎてから北に降りる緑色)を踏み外したのだ。
予定のバスには乗れず15:50発に乗る。
22日に歩いたルートGPS上の距離10.6キロ
何だか、歩き足りない学生もいたかも知れないが、充実した実習だった。特にほうとう鍋、ホットサンドイッチ、リゾットは丹沢実習というよりも山では初めての経験だ。

2018年11月24日土曜日

お昼を食べに黒岩方面へ We went to Kuroiwa direction to eat lunch.

キャンプ場に荷物を置いてサブザックにお昼と観察用具だけを持って、お昼を食べるに適した場所を探す。赤い唐沢公園橋を渡ってすぐ唐沢沿いに歩き黒岩方面への山道を歩く。
腹がすいているので出来るだけ近い場所で日向があればそこにしようと思っていたが、この唐沢沿いは秋なので乾いてはいるが、いつも湿っぽい場所だ。
古びた丸太作りの橋を幾つか渡り、4つ目くらいの橋に倒木が完全に倒れ掛かっていて橋の上を多い被さっている。しかし、皆、そこを潜ったり上の太い枝を跳び越えたりで、皆、流石に身体が柔らかい!ぼくなんか堅くなった身体を折り曲げてようやく渡る。
13:44 朽ちた木にいるクワガタ幼虫を1年生が見つけてくる。
13:29 アナグマ糞だ!
13:55 山道の全てに渡ってイノシシが掘り起こしている。
探しても日当たりの良い場所がない。もう、お昼の時間をかなり過ぎているので、座っても尻が濡れないような乾いた場所でお昼にする。
E.G君はガスでお湯を沸かしてカップラーメンを食べている。うん、うまそうだ!どうも、この頃、ぼくはお握りや弁当のご飯は冷たいせいか喉が通らない。
サルナシの実を見つけることもできず。キャンプ場に戻ることにする。
14:39 テン糞5
唐沢公園橋に到着する。唐沢公園橋の上で遅れている人たちを待つ。
14:39 2年生と1年生女子 おどけているのはC君
14:41 S、N、K、Gの1年生
1年生とは初めての実習だし、顔も先週1時間だけ合わせたばかりなので、ぼくの方も1年生も互いにまだ打ち解けない。

キャンプ場に戻って、皆テキパキを夕食の準備に取り掛かる。薪となる木の枝を拾いに行く者、火の準備をしている者、台所で夕食用の野菜を切ったり、飯盒にご飯を容れたりしている者、ぼくは何も云うこともないので黙って学生たちの写真を撮ったり、様子を見ている。
薪を拾っている学生、山に入っている者たちもいる
何やら切っている女子
火を起こした男子
ぼくには何も役割を与えられていないのが少し寂しい。
川原を少し散歩だ。
16:14 シカの足跡だ!

16:15 ん?イタチ糞?
何と、夕食はほうとう鍋だった!山の夕食でほうとう鍋なんて初めてだ。しかも、旨かった。それにデザートが大学イモということでビックリだ!しかも、MSRの白ガスの火と薪の火を利用して野菜や芋や肉を切り、煮て焼いて絡めて、なかなかのものだ!

夕食後、ナイトウォチングに出かける。
出かけられないY.K君が彼のヘッドランプを貸してくれる。
これが光が強く優れモノだった。
歩いて、間もなく10数頭のシカのグループを見つける。目が光る、光る。10分くらいシカグループを見て、しばらく歩くと今度は3頭のイノシシを見つけた人たちがいた。さらに、タヌキ?テン?と思われる目やシカを見つける。
青宇治橋まで歩いて行こうと思ったが途中で道路一杯に歩行者も通ることが出来ない工事のために閉鎖しているゲートがある。引き返す。明日の予定ルートが行けなくなった。

キャンプ場に戻ってから明日のコースの説明をする。
黒岩・唐沢林道・煤ケ谷ルートは取れないので、清川平和の森のところから橋を渡って中津川を越えてハタチガ沢林道を詰め、山越えして堤川林道に降りて土山峠に行くことにする。

ぼくは、8時半を過ぎると眠くなるので夕食後早々に部屋に引き上げる。カメムシがまた沢山落ちて歩いている。カメムシたちを拾って外に投げ出す。部屋の中はカメムシのあのイヤな独特の臭いが立ち込める。
板の間に持ってきたシートに空気を吹き込む。枕代わりにズボンと雨具を重ねる。もう40年近く使っている羽毛下着の上下を着て、これまた40年以上使っている冬用羽毛シュラフを広げて、中に入る。
少し暑いかなと思い、靴下を寝袋の中で取り去る。
ぼくの頭の方が、通りになっているので、学生たちが走って自分たちの部屋を出入りしている音がする。途中で、同部屋のH担任に入ってきて、彼が寝袋に潜り込む音を寝ながら聞いている。彼が中央にぶら下っている蛍光灯のスイッチを引っ張って電気を消す。
学生たちの声や走る音がするだけだ。
カメムシの臭いを嗅いで寝ていて、カメムシの事を思い出した。湯河原でサルを追っていた時、サルが樹皮の割れ目や岩の割れ目に越冬しているカメムシを漁って食べる。辺り一面カメムシの臭いが立ち込める。サルたちは旨そうにカメムシを食べる。また、木曽のサル調査をしている時に檜尾避難小屋に泊まった。小屋に入ってホエブスの火を着けてお湯を沸かし始めたら、天井からポタポタ、ポタポタとカメムシやテントウムシが丼ぶり2、3杯くらい落ちてきて閉口したことがあった。
GPS上のキャンプ場から唐沢沿いのルート図

2018年11月23日金曜日

天気に恵まれた丹沢実習 It was good weather that we had Tanzawa out door exercise.

21日、22日と唐沢のキャンプ場に泊まっての丹沢実習が行われた。
7時40分本厚木駅発の宮ヶ瀬行のバスに乗る。ぼくら以外にも7、8人の中高年の登山者がいた。彼らは仏果山登山口で降りた。ぼくらは三叉路で降りて、唐沢キャンプ場へ向かう道を歩く。ぼくにとっては懐かしいような道だ!吹風トンネルを通り、宮ヶ瀬霊園を過ぎると周りの木々の葉が茶色、黄色、赤色に変わって秋の色になっている。
天気予報では21日は晴れるが、22日は雨模様の天気だ!
晴れている中の山の中の県道70号線は舗装道路であるが、唐沢キャンプ場より先が通行止めになっているので車がほとんど走っていないので、秋の山の風景を満喫できる。
11:01 県道70号線を歩く
長者屋敷キャンプ場を過ぎてから中津川の川原が右下に広がる
学生たちの写真を撮ったここまで、バスを降りてから2時間以上掛かって歩いている。
それまでは、糞を見つけたり、果実を見つけたり説明しながら歩く。
8:58  アライグマ糞だ!シカorカモシカの毛が見える
9:03  鳥糞 黒いカラスザンショウの種子と二つの大きな種子が判らなかった!
9:12  アオツヅラフジだ!アンモナイト状の種子を見てもらう
青黒い実なので食べられそう!と云うので有毒だが1個くらい汁を舐めてごらん!甘く感じるがダメ!
9:45 おー、テン糞1だ!
9:58  エビヅルではなくてノブドウだ!
食べると美味しくないが、ブドウと同じような形の種子をしていると話す。
10:44  ナス科のヒヨドリジョウゴだ!
C君は食べられますか?と訊くので、「一個くらいは君なら大丈夫だ!でも、これはナス科で有毒だ!あのハシリドコロもナス科だ!」と云うと「え!ハシリドコロと同じか!」っと絶句。そして、「そうだよね。食べられるものなら先生がいち早く食べているものね!」
10:52  サルトリイバラの仲間のシオデだ!
しかし、シオデという名前が出てこなく、「以前はユリ科であった。東北地方ではヒデコと呼ばれている春の芽生えのシュートがアスパラみたいで山菜として最高だ!」と話す。石川県出身のM.Tさんはヒデコって聞いたことがあると云ってくれた。
10:58  リュウノウギク
沢と川原の幅が広く、日当たりが良いので、気持ち良く歩いている。
学生たち一人一人は皆、精神的肉体的な悩み・苦しみを抱えている。しかし、先週も体調が優れず学校を欠席していたH.Y君も参加し、1年生10名2年生4名の一人の欠席者もなく全員で歩いている。
時間が過ぎるごとに山の気持ちの良い陽の光を浴び皆元気になっていく。学校の教室で授業を受けるよりも野山を散策しながら歩いた方が、皆、心身ともに元気になっていく。
11:03    テン糞2
11:05 ガマズミの実が美味しそう
皆に食べてもらう。C君はこれは好きな味だ!っと手に二房持っているので、一房を取る。
11:06 テン糞3 かなり古そうだ。沢側の路肩に石の上に
11:24 テン糞4 これは新しい
キャンプ場に着いたのは11時半近く。荷物を部屋に置き、サブザックに昼食や観察用具などを容れて15分後に再び集合してもらう。
ザックを担いで黒岩方面への山道の日向でお昼にするつもりだ。

2018年11月20日火曜日

コモンリスザル  South American squirrel monkey

今日は専門学校で1、2限目の授業があった。
帰路、飼育の檻をのぞいたらリスザルを肩に乗せている女子がいた。
リスザルの世話係のようだ。
ぼくがカメラを向けると女子は恥ずかしがって後向きになった。
ちょっと残念であるが、学校で飼育されている動物たちをこの場でアップしていこうと思っているだけなので、まー、これでも構わない。
しかし、後ろを向いたのでピントがずれた。
学校にはサルの仲間はこのリスザルだけである。
飼育女子の肩に乗るコモンリスザルSaimiri sciureus

もう、何十年も前に南米の「リスザル猟」というのを本で読んだことがある。
リスザルは驚かして追うと地面に降りて走る。そのため、リスザルを追い込む方に漁網をV字状に囲って、Vの先は穴を開けて逃げ込む別の袋を作って置き、皆で声を出して追い込むようだ。
すると、樹幹を跳び回っていたリスザルたちは林床に降りて走り出す。もちろん、漁網の高さは1メートル足らずしかないので、上から逃げていく個体もいるが、大半は追い込み先のV字の先の穴の袋に入ってしまうようだ。
このリスザルの習性は、ニホンザルでも同じだ。捕獲檻に入ったサルを捕まえるには、檻の角にサルが潜れるくらいの穴を開けて、その先に穴の大きさに合わせてゴルフネットのような網を筒状につけておくと、捕獲檻に入ったサルたちは檻に人が檻に近づくか入っただけで、逃げ場所を探し、一頭でもその穴を見つけて入っていくと、次々に入り、サルの腸詰(ネット詰)が出来上がる。
これは、他の動物やヒトでも同じかもしれない。

明日から一泊二日の丹沢実習だ。1、2年生合同の宿泊なので楽しみだ。でも、夜は寒いだろう!

2018年11月19日月曜日

ウマとは意思疎通ができる? You can communicate with horses?

とうとう6時になっても暗い日となってしまった。これからは山も暗い内に歩き始めなければならない。
昨日、高校生向けの授業をするため葛西にある専門学校へ行った。
ぼくの担当の野生動物保護専攻への学生は参加者でゼロであった。
帰路、飼育専攻で飼育されているウマとカピパラにちょっと話しかけてきた。
面白いことに僕が檻の回りで動き回るの静かに見つめて、ぼくを気にしているのはウマであり、ウマの右手にいるカピパラはぼくの存在には全く無関心であった。
ウマの気持ちは何となく理解できるような気がしたが、カピパラの気持ちは人は解らないのでないかと思った。
ぼくが写真を撮ったら、なんとなくポーズをつけた

カピパラは全くぼくに無関心
帰りの電車の中で、ウマとカピパラの事について考えた。ウマは家畜歴が長いし、さらにウマとヒトとの関係はカピパラとヒトとの関係とは異なる。ウマは専ら使役として人に使われてきたが、カピパラは食糧として人に殺されてきた。使役としての人との接触が互いに意志が通じ合えるようになったのかもしれない。