「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年9月28日火曜日

カピパラとマーラの草の消化システム

専門学校でカピパラとマーラが飼われている。餌の大半は干し草である。
この2種はネズミの仲間である。日本に生息するネズミの仲間は雑食か植物食だ。
植物食でも草や葉を主食にすることはない。食べても消化することができないからだ。だから、果実や種子なら炭水化物やタンパク質なので消化することができる。
南米のネズミの仲間はセルロースを分解発酵するバクテリアをどこに持っているのだろうか?

タイトルを「カビパラとマーラ」から「カビパラとマーラの消化システム」に変えました。

2010年9月24日金曜日

アタチガ沢のクマ糞の内容物

21日(火)にアタチガ沢右岸で見つけたクマ糞の拡大。
内容物は、特定の種子と恐らくその果皮や果柄だけだ。
ほんの少しの部分を小枝で取ってビニールの小袋に採集する。
水洗いして乾かした、種子である。
どこかで見たことがある種子の形状だ!
以前、サル糞の内容物にもあったタネだ!
モチノキ科アオハダと思い、ネットで調べる。
当たった!
なんといとも簡単に当たった。
でも、実際にアオハダの果実の種子を採取するまでは安心できない。

アオハダはたくさん実をつけるが、このように大量の糞をするくらいだから、一頭で一本のアオハダの木の実を食べつくしたことだろう。
でも、こうやって種子は消化されないで排出されるので、動物たちが歩き回る場所に分散されて新天地で発芽し生育していくんだ。

**:やまぼうしさんから、アオダモではなくアオハダとの指摘があり訂正させてもらいます。
嫌ですネ、自分ではアオハダと書いたつもりでした。


 

2010年9月23日木曜日

ハタチガ沢林道・アカチガ沢・作業道

9:36、ハタチガ沢林道を少し下り、沢へ下りて、遡上して間もなく、丸木で作った感じの良い作業道が岩壁をトラバースするように作られている。
沢は10センチくらいで浅い。
この橋を渡って突き当たりはイワタバコが群生している。
何段もの小滝だ。この滝沿いに登れば、鍋嵐から下るゴジラ尾根の677ピークだろう。
さらに上にも滝が続く。秋にもう一度来てみたい。
さらにアカチガ沢を遡上していくと、Jピークへといくような経路もある。
アカチガ沢の左岸から右岸に渡るザイルの手すりのついた丸木橋である。
アカチガ沢の右岸沿いの急斜面を行くと、今朝早くか前日のものと思われるクマ糞だ!
ほとんどが種子よりなる。
一部採集してきて水洗いした。あとで、アップします。
さらに、スズメバチの巣がバラバラになって落ちている。
なんとなく、クマが近くにいるのでは?ナタをザックから取り出す。
宮ヶ瀬尾根と能の爪を結ぶ稜線付近まで経路が続くことがわかる(後でGPSの軌跡から)。
稜線へと登る道と沢へ下る道があり、沢へ下る。
わずかに水が流れている枯れ沢を渡り、沢の左岸の尾根を登ることになる。
登り詰めていくと、「ん?この伐られた木、見たことがある!」
奥に仏果山が見える。
ここからひたすら尾根を登る。
シカの歯型(下顎の幅広の第一切歯の痕)がついた、立ち木が多い。
11:30、とうとうピークに到着
ここで、グレープフルーツを4分の1食べ、サンドイッチも食べる。
能の爪から鍋嵐までの道はこのピークの裏(南)側を巻くようについている。
ここから鍋嵐に向かう。思いのほか遠かった。
12:15~12:54まで鍋嵐で休息。
13:38、祠の分岐
植栽されたヒガンバナが5個、顔を出していた。
一個だけが開花し、他は蕾。
ここから辺室山を通って土山峠までがバテた。

2010年9月22日水曜日

土山峠から岩のピーク、林道の終点の出会いの峠まで

7:13、この経路の左の尾根を登る。
7:53、シカの糞、新しい糞は久しぶり!
シカ柵に苦労しながら、登っていくととうとう岩のピークにでる。
コナラのドングリが小枝をつけてたくさん落ちている。
ゾウムシの仲間のハイイロチョッキリがドングリに穴を開けて卵を産んだのだ。
真ん中のドングリの帽子の部分に穴
詳細は、ハイイロチョッキリの土に潜る生活史(2009.09.16)のブログを見て!
尾根を南に進むと
8:35、アカマツの松毬の種子を食べたリスの食痕。
これと同じような食痕が10メートルも歩かないで3箇所にあった。
堤川林道とハタチガ沢林道の終点の出会いとなる峠で地図を見ながら休息し
ハタチガ沢林道に下りる。
途中で、ハイイロチョッキリがたくさんコナラのドングリ付き小枝を落としていた。

2010年9月21日火曜日

土山峠・アカチガ沢・鍋嵐・辺室山の軌跡

今朝は5時半に目覚める。まずい、寝過ごした!
今日は久しぶりに丹沢へ行ける日だ。
パン一枚を食べ、さらにパン2枚にイチジクジャムをはさんでサンドイッチにし、グレープフルーツを一個持って、早々に出かける。6時だ。
土山峠のバス停付近の空き地に車を置き、フェンスを乗り越える。
堤川林道の工事が始まったようだ。帰路は予定変更だ。
堤川林道に沿った尾根を登る。
うるさいくらいにシカ柵があり、ハシゴで乗り越えたり、破れ穴を潜ったり、戸を開けたり、4、5度そのようなことをして、岩のピークに着く。
そこから、宮ヶ瀬尾根を南下して、堤川林道の終点とハタチガ沢林道の終点の出会いとなる尾根に行き、そこで休憩。どういうコースをとるか地図を見ながら思案。
そこからハタチガ沢林道まで下りて、少し下り、ハタチガ(アカチガ??)沢に下りる。
それからのコースは、作業用経路の通りに歩いた。
久しぶりに鍋嵐に行くことが目的の一つだったので、足を伸ばす。
が、辺室山の登山路のかったるさで息が上がった。もってきたグレープフルーツがすごく美味かった。これからはレモンを持ってきたいくらいだ。
途中で新鮮なクマ糞を見つけた。一部をゲット。
今日は、まず、GPSの軌跡をカシミール3Dで電子国土で見たものだ。

2010年9月20日月曜日

遠隔地と中央

ぼくの生まれ故郷は道東の釧路である。
高校2年の時の修学旅行まで、北海道以外の世界を知らなかった。
釧路から列車と青函連絡船、奥羽本線で二昼夜かけて京都・奈良に辿り着き。

庭先に柿が生っているを始めて見つけて感激し、バスの中でその渋さを味わった。
出会う人々の日焼けした肌に、自分たちの肌と較べて異質の人々ではないかとさえ感じた。

水田の稲を見るのも始めてであれば、見る風景がすべて教科書のようであった。
小豆島、高松と周り、鎌倉・東京を経由してまた列車に揺られて釧路まで戻ってきた。

道産子にとっては北海道から南にある本州、四国は内地であった。

内地から転向してきた子たちは綺麗な服を着て、頭も良かったし可愛かった。
風の又三郎のように消えていく転校生もいた。
転校生は内地からやってきた。

内地に対する憧れのようなものが芽生えていた。

教科書は、音楽でも、国語でもぼくら道東で生まれた子供には想像さえつかないような
内地の農山村の世界が広がっている。

台風一つとっても道東の子供には楽しそうなものであった。

”夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る、、、、、”
道東では、まだ若葉が茂っていない。

”桜、桜、弥生の空は、、、、、”
道東では桜が咲くのは皐月である。

国語の現代文や古文の文法が苦手であった。
現代文でもぼくらが日常使っている文法と違った。

日本のように北から南まで長い国の遠隔地で生活する人々にとっては、
中央の考えが知らないうちに押し付けられる。

中央は素晴らしい所、遠隔地は「いなか」と蔑まされる。
故郷へ錦を飾ると云うのがその表れであろう。

アメリカ、ロシア、中国は広大な国土をもった国である。
北海道生まれのぼくが考える以上にそれぞれの国の遠隔地で生まれた
子供たちは中央とのギャップに戸惑っているのだろう。

2010年9月19日日曜日

魚釣島の固有動物

尖閣諸島の魚釣島に固有の哺乳類が生息する。
齧歯目ネズミ科アカネズミ属のセスジアカネズミApodemus agrarius 
トガリネズミ目モグラ科モグラ属のセンカクモグラNesoscaptor uchidai  である。

セスジアカネズミは1970年と1979年に採集されており、魚釣島以外では、台湾、中国本土、欧州に広く分布しているようだ。
センカクモグラは1976年に採集され、1991年に新種として登録されたようだ。現在では、モグラ属Mogera に含められるようだ。

魚釣島近海は漁場でもある。さらに地下資源が眠っているようだ。島は1978年に右翼団体によって持ち込まれたヤギによって植生が破壊されつつあるようで、セスジアカネズミやセンカクモグラは絶滅の危機にさらされている。

日本列島は北の北海道宗谷岬から南の八重山諸島の波照間島にいたるまでにたくさんの島々からなりたっている。そのため、その島固有の動物が生息する。

八重山諸島のすぐ北に尖閣列島があり、魚釣島があるわけだが、戦前は沖縄諸島の人々によって作られた船着場や魚工場があったようだ。

今、ご存知のように魚釣島が中国・台湾が自国の領土だと主張し始めている。
魚釣島への近隣の島々に住む人々の考えはどうなのだろうか?

2010年9月15日水曜日

ウリボウの下顎骨!

12日(日)にウリボウの様子を見に行って、石組みの枠から引っ張り出された頭骨部分を採集してきて水につけていた。この3昼夜の内にすっかり綺麗になった。
今朝、早起きして洗面所で洗う。
見てのとおり、切歯や犬歯は抜け落ちている。
さらに、まだ骨の各パーツが縫合していないため、水洗いするのにも注意が必要だった。
上からみた頭部、後頭骨部分がそっくり欠けている。
じつは、この下顎骨を皆さんに見てもらいたくて、まだ濡れたままなのに写真を撮った。
左右の下顎骨が正中線でまだしっかり癒合していないのだ。
縫合線が判る。
生後何週目の個体であるかは判らないが、少なくても誕生後すでに左右の下顎骨が癒合してはいないのだ。クリックして拡大して見て!
ぼくは「頭骨コレクション」(築地書館)の17「なぜ、ヒトやサルの下顎骨は一つだけ?」で、
「サルやイノシシたちは離乳が過ぎるころにはしっかり咀嚼できるような下顎骨が必要なので、左右の下顎骨が癒合して生まれてくるのだ。p186」と書いた。
この記載は間違いであることになる。
次のように訂正したい。
「サルやイノシシたちは離乳が過ぎるころにはしっかり咀嚼できるような下顎骨が必要なので、サルでは左右の下顎骨が癒合して生まれくるし、イノシシでは生後まもなく下顎骨が癒合することになるのだ。

一つの事実によってすぐ仮説が覆ってしまう。資料収集をすることを重んじなければいけない。
アフリカの帰りに大英博物館に一度行ったことがある。動物の骨格標本の展示物の多さに圧倒された。なおかつ、地下の部屋は何百という数のクジラの骨格標本があると知って、日本の動物学が太刀打ちするのは難しいかなと思ったものである。

2010年9月13日月曜日

身近にある見込み捜査=冤罪

厚生省の村木元局長が無罪となった。
検察側の勝手な思い込みによる流れの中に彼女が居たわけだ。
が、その流れがウソであることが明確になった。
それにしても、厚生省の彼女の元上司や部下の男たちが捜査段階で彼女に指示をした、彼女から指示を受けたと偽証をした。
何故彼女のように頑張れなかったのか?
特にかっての上司であり、現在、町長をやっている男の人間性を疑う。
彼らが始めからウソをつかなければ検索は早い時期に方針を変えたであろう。

しかし、このようなことが日常茶飯に行われている訳ではないだろうが、事件が起こると警察・検察側は推論をした上で捜査をすることになる。
事件が起きた日時、人間関係、背景などから推論しその裏づけを取っていくことになる。
その裏づけが取れていないにも関わらず、見込み捜査をしていくからこのような冤罪を生むことになる。

特捜部が関与する事件だからぼくら庶民の生活とは関係しないと思ってはいけない。

数年前、鹿児島県議選で、大勢の市民が選挙違反事件で掴まり、裁判により冤罪となった。
これなどは、警察が勝手に事件を作り上げて市民を捕縄し、その結果、ある県議を当選させるというものだった。
この事件を担当した警察部長と当選した県議は親子同然の仲だったというから、これが現在の日本で起こった事件かと自分の耳目を疑いたくなる。
是非、ネットで鹿児島県議選 冤罪で検索してみて!

村木局長を冤罪に落としいれた特捜部も鹿児島県警察本部もなんのお咎めもないというのは不思議でもある。

冤罪によって殺人者のレッテルを貼られた人たちも大勢いるのだ。
見込み捜査のようなもので、ぼく自身が疑われたことがある。
平日に、家の近くで自転車(娘と二人で使用しているがもう15年以上も使っている古い物)に乗っていると、パトカーが擦り寄ってきて、停止を求められた。
盗んだ自転車ではないかというものだった。

警察の考えでは、平日の昼間に中年男が無精ヒゲを生やし古びた自転車に乗っているのは、もう自転車泥棒=犯罪者という筋書きができているようだ。

幸い、家から50メートルも離れてない所だったので、家に帰るところなので家に来てもらった。
我が家で古い自転車なのは、新しい自転車はすぐ盗まれてしまうからだと説明した。これまで3台の自転車が盗まれた。
古い自転車だけは盗まれない。それで、かれらは納得である。

もし、これが数キロも離れたところで職務質問を受けていたらどうなっただろうか?
以来、なるべく平日に外出する時には、不精ヒゲを剃ることにしている。
(上は疑われた我が家の自転車)

2010年9月12日日曜日

ウリ坊あった!

9月4日にハタチガ沢林道で滑落死していたウリボウの様子を見に行ってきた。
台風が通り過ぎた時は、西丹沢で豪雨だった。しかし、東丹沢の伊勢沢を9日に歩いた限りではそれほどの降りではなかったようだった。その日にハタチガ沢林道へ入る事を禁じられたので、日曜日は工事関係者は来ていないだろうと、早朝に行ってきた。
赤布の目印をつけておいた現場に6時半についた。
途中、林道を歩いている時はウリボウは残っていると確信した。
台風通過時には、雨水が林道を走ったろうがそれほどではないことが分かる。
今回:左の斜面中央の下付近に草むらにウリボウを置いた。
前回:これは現場を上から見たところ。
右の石で囲った中にウリボウを埋葬した。
その上に、手前にある平たく大きな石を乗せた。
上に乗せていた石をのぞくとシデムシなどの腐肉を食べる昆虫たちが蠢いていた。
左の方に向けていた頭部が無い。
辺りを見回すと、1メートルくらい離れたところに下顎骨があり、頭蓋部は倒れている草の下になっていた。

タヌキか、アナグマかネズミたちがやってきて、頭部は引っ張り出したようだ。
さらに、前脚なども無い。石を浮かさないで、そのまま上に乗せておくのだった。
いつも反省だ。
散らばっている骨だけを採取してきた。
毛と虫と骨の部分は10月になったら取りにこよう。