尖閣諸島の魚釣島に固有の哺乳類が生息する。
齧歯目ネズミ科アカネズミ属のセスジアカネズミApodemus agrarius と
トガリネズミ目モグラ科モグラ属のセンカクモグラNesoscaptor uchidai である。
セスジアカネズミは1970年と1979年に採集されており、魚釣島以外では、台湾、中国本土、欧州に広く分布しているようだ。
センカクモグラは1976年に採集され、1991年に新種として登録されたようだ。現在では、モグラ属Mogera に含められるようだ。
魚釣島近海は漁場でもある。さらに地下資源が眠っているようだ。島は1978年に右翼団体によって持ち込まれたヤギによって植生が破壊されつつあるようで、セスジアカネズミやセンカクモグラは絶滅の危機にさらされている。
日本列島は北の北海道宗谷岬から南の八重山諸島の波照間島にいたるまでにたくさんの島々からなりたっている。そのため、その島固有の動物が生息する。
八重山諸島のすぐ北に尖閣列島があり、魚釣島があるわけだが、戦前は沖縄諸島の人々によって作られた船着場や魚工場があったようだ。
今、ご存知のように魚釣島が中国・台湾が自国の領土だと主張し始めている。
魚釣島への近隣の島々に住む人々の考えはどうなのだろうか?
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