「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年4月21日水曜日

糞とその内容物

4月に入ってから寒い日が続いていたので、食肉目の動物たちが何を食べているのか?啓蟄を過ぎても雪が何度も降るので、ミミズやムカデなどの土壌動物たちも腐葉土の奥深くに隠れたままであるので、テンやタヌキやキツネたちが食料不足になっていないか心配していた。
19日の堤川林道で前夜か数時間前にしたと思われる新鮮なテン糞を見つけた。
これは上の糞から2メートルくらいしか離れていないので、同じ個体のものと考えた。
これらを水に浸けておいたので、昨夜5ミリメッシュの茶漉しで水洗いした。
分かるかな?茶漉しの残渣をお皿に空け、水を2ミリくらい入れて内容物を見易いようにした。
細い糸状の物は、残渣の大半を占め、乾かしてライターの火で焼いてみると毛が焼ける匂いがした。ヒミズの毛のようだ。が、歯も骨も爪も見つからない。
中央に昆虫の足先がある、さらにカマドウマの足の部分、ムカデの外骨格と思われる部分などがあった。

このテンは土壌動物お少しとヒミズを一匹たべることができたようだ。
「能の爪」から「鍋嵐」へ向かう途中で、カモシカのタメ糞があった。
カモシカは個体が狭いナワバリを形成するので、同じ場所に糞をすることになり、
まるでタヌキのタメ糞のように新旧の糞が積もり重なる。

帰路、シイタケを採った後、宮ヶ瀬尾根を北上していくとこの3年間いつも同じ場所に大量のタヌキのタメ糞がある。
新鮮と云っても2、3日前くらいのものが一個あったので、それをゲットしてくる。

糞ばかりなので、野草の花でも!
水がたくさん流れている堤川林道で:オランダガラシである。好きなのでかなりムシャムシャ食べた。
ムラサキケマンは柔らかそうな姿をしているが、タケニグサと同じケシ科なので食べない。
今日は、学校から帰ってきてから花の終わったラン鉢を外に出した。
植え替えをしなければならない。それは今度だ。

2010年4月19日月曜日

丹沢は雪景色!そして大量のシイタケを採る。

今日は土山峠に車を置き、堤川林道終点から沢を遡上して「能の爪」に向かおうと思った。
沢を歩き出して、すぐ方針を変える。宮ヶ瀬尾根と「能の爪」を結ぶ稜線にでることに決める。
「不思議なミズキ」の随分手前の細尾根に出る。
お昼までは時間がたっぷりあるので、「鍋嵐」に向かう。
雪が残るが、「能の爪」-「鍋嵐」は明後日には雪は無くなるだろう。
鍋嵐で丹沢・蛭ヶ岳を見る。雪の世界だ!
真ん中に見えるのが蛭ヶ岳
今回の目的はテンやタヌキなどの肉食動物の新鮮な糞を見つけることであった。
テン糞3個とタヌキ糞1個をゲット。
帰路、何気なくシカ柵の中を見ると、キノコが目に飛び込む。
ん?まさか?双眼鏡でじっくり見る。やはりシイタケだ!
赤い鉄製の梯子がかかっているところまで戻り、中に入る。
大きいのは帽子くらい。皆厚い。齧る。うん、いける!
大きいのはすべて採る。ザックがずしりと重くなる。
頭骨をゲットしたときや、美味しい山菜やキノコを採ったときは、
足取りが軽くなり、早く帰りたくなるから不思議。

動物たちの糞や山の様子は次回にアップします。

2010年4月18日日曜日

春は苦味を盛れ!

今日は、久しぶりに晴れたので庭にでた。
オニタビラコが小さな黄色い花を咲かせている。
これはキク科なので、苦くて美味しいだろうと思う。
家の軒下など周りのオニタビラコを摘んだ。
全体を水洗いして、根付きのまま茹でた。
花茎の根元の方は硬いので、下部は取り去った。食べてみるとほのかな苦味があって美味い。
お浸しで醤油をつけて食べる。美味い。
少し苦味があるので、酢味噌を作りそれにつけてみるとこれも美味い。
とうとう缶ビールを開けて、ビールのツマミとした。
幸せな日曜日の昼下がりである。

2010年4月16日金曜日

ノウサギの切歯は全て黒ずむ!

いくつかあるノウサギの切歯をみた。
これは、千葉の高校の生物のK.A先生から17年前にいただいた。
このノウサギの歯が一番黒ずんでいた。
切歯の正面も側面も裏面も、臼歯も咬面を除いて黒ずんでいる。
これなら、タンニンで黒く染まるというのが理解できる。
しかし、ヌートリアもアカネズミの切歯が黒ずむのは正面部分だけだ。
しかも、このノウサギよりも綺麗に黒く染まっている。
アカネズミが草木を主に食べているなら、
このノウサギのように歯の回り全ても黒ずんでもらいたい。

葉食のアカコロブス(アフリカのサル)の7頭骨のいずれの歯の回りも黒ずんでいる。
また、シカ、カモシカでは臼歯の回りが黒ずんでいる。
しかし、ニホンザルでは黒ずみは薄い。
イタチ、テン、タヌキ、アナグマ、キツネではどこも白い。
イノシシでは臼歯の回りに黒ずみが少しある。

take隊員が指摘してくれたように葉や樹皮を食べるものたちの歯はタンニンで黒ずむようだ。
しかし、ヌートリアやアカネズミでは何故切歯の正面の部分だけが黒ずむのか??

アカネズミの切歯も黒かった!

切歯の色が気になり齧歯類の写真をスキャンした。
2006年9月29日に早戸川流域のキャンプ場でアカネズミの死体を拾った。
その個体の頭骨を2007年4月26日に撮ったものだ。
上下の切歯とも表面が黒い。
側面から見たアカネズミの頭骨。
同じアカネズミを頭骨を2009年1月30日に再び撮っていた。
しかし、正面からの写真を撮っていない。
下顎の切歯が黒ずんでいるのがわかる。
斜め前からも撮っている。
上顎の切歯は赤褐色になっているが、下顎の切歯の表面はまだ少し黒い。

今現在はどうなのか、昨夜から探しているが、このアカネズミの頭骨だけがみつからない。
2センチちょっとの大きさの頭骨なので、ガーゼで包んでフィルムケースのようなものに容れてしまっている筈だが、、、、、。

この黒ずみがとれると赤褐色の表面が表れる。
この赤褐色も黒く染まる部分も、切歯の表の面だけであり、側面や裏面は白いままだ。

ラット(ドブネズミ)の赤褐色の上顎の切歯を引き抜いてみた。
赤褐色の部分は、骨(前顎骨)から出ている部分とその半分くらいの長さの骨に入っている部分も赤褐色だ!
つまり、正面の表面部分が歯茎から出る前から赤褐色になって用意されている。

ヌートりアもリスも日本や中国のネズミやジリスたちもアメリカモモンガやレミング、アフリカのケーンラット、アフリカオニネズミやハムスターも赤褐色の切歯だ。しかし、モルモットやチンチラは白いままだ。

この違いは何なんだろうか?系統的な違いなのだろうか?とすると赤褐色の切歯を獲得した進化生態上の意味はどんなものなのだろう。きっと先人たちが明らかにしていることだろう。

2010年4月15日木曜日

ヌートリアの切歯の色

岡山県にいた教え子から送ってもらったヌートリアの頭骨を眺めていた。
ん?どこか違う。以前見ていたものと違うと思った。
このヌートリアは岡山県高の農作物を荒らすため、農家の人が捕まえて叩き殺したものを教え子のM.Tさんが送ってくれたものだ。
解体して除肉して、水に浸け腐らして晒骨した。激しく何度も叩かれようで、頭骨は割れていたが、どうにか三次元のジグソーパズルをしあげた。
完成してからじっくり眺めた時の印象と現在のもの(上の写真)が違う。
確か、完成した時に写真を撮ったので、頭骨・齧歯目のフォルダー内を調べた。あった!
え?と思う。切歯の色が真っ黒だ!
切歯の表面が真っ黒だったのだ。そのためどこか違うと感じたのだ。
ぼくの持っている本には、齧歯類やトガリネズミ類の分類で、切歯の表面が赤褐色に染まるという記載があるが、晒骨してしばらく経った後の状態の色なのだろう。

おもしろいのは上の切歯は当初から黒さが薄れている。
現在は上下とも全く黒く染まっていない。
  
切歯の表面が赤褐色に染まっているのは死後、晒骨してからの状態なのだろうか?
生きているときは赤褐色ではなく、黒いのだろうか?
ヌートリアの口を空けて確かめたみたいものだ。
他の齧歯類やトガリネズミ類ではどうなのだろう?

2010年4月12日月曜日

ホウチャクソウの開かない花

庭の隅のホウチャクソウの花が咲いていた。
このホウチャクソウはもともとこの界隈の野草であった。朝日が少しだけ当たるところと湿っぽい条件が良いようで、蔓延るので引き抜く。
この花、決して開かない。これで開花しているのだ。
しかも、このようにいつもうなだれたように首をまげて咲く。
花名は、花咲く姿が、神社仏閣の軒先の四隅に下がる宝鐸に似ているところから付けられたということをネットでしった。

今日は、いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だ。
いつの間にか、庭の小さな梅の木の葉も展開し、サクランボくらいの大きさの梅の実がなっている。エビネも蕾をつけた花茎を伸ばしている。
鉢をどけたら、ダンゴムシとナメクジが穴底のところにいた。

2010年4月10日土曜日

マテバシイの大木が、、、、、、、

御殿森ノ頭にあった大木の一部が割れて倒れていた。
真夏には広い日陰を提供してくれていた。
清川村一帯のサル調査をした1973年からすでに御神木のような威厳をかもしだしていた。
まだ、半分以上は残って枝を広げている。
写真を撮りながら頑張れ!と声がでてしまった。
尾根を下ると、K.Yさんが尾根直下の斜面にシイタケを見つける。
もちろんゲット。
尾根上のタヌキのタメ糞やキツネ糞を採集しながら、途中から「水源の森」の見回り道をくだる。
コクサギの花が咲いていた。
学生の頃はコクサギの匂いが好きではなかった。
今は、嗜好が変わったのか、、、、。
フデリンドウやリスの巣は見つけられなかったが、久しぶりに明るい日差しの中の丹沢であった。

2010年4月9日金曜日

宮ヶ瀬霊園・御殿森ノ頭・高畑山

宮ヶ瀬霊園の斜め前?の尾根から御殿森ノ頭・高畑山コース
ミツバツツジ?の紫色が遠くからも鮮やかに浮き出てみえる。
尾根沿いにもあった。
満開で、花びらが落ちていた。
登山道近くまで登るとまだ蕾の木があった。
ン?良い香り!
捜すと尾根の下にミヤマシキミと最初は思った。
しかし、樹形がいつも見るミヤマシキミのものとは違う。
葉も長くない。
これは、一本の幹であり、細尾根下の乾燥したところにあった。
ん?シキミ、花が違う!
帰ってきて図鑑をみたら、やはりミヤマシキミ。
ミヤマシキミの花の香りがこんなに良いニオイだったなんて、今まで気がつかなかった。

2010年4月7日水曜日

コンゴ盆地のゴリラは15年以内に消滅!

2、3ヵ月振りにPrimate Info Net http://pin.primate.wisc.edu/  を見た。

ゴリラが2025年までに消滅 Gorillas could vanish from Congo by 2025 (UPI; Mar 25) という文字が目に飛び込んできた。

国連環境計画(UNEP)と国際刑事警察機構(ICPO:Interpol)は、コンゴ盆地のゴリラ(ニシゴリラ)が2025年までに消滅すると述べている。

森林の伐採、密猟、エボラ出血熱が3大要因のようだ。
森林伐採によるゴリラの生息地破壊。
密猟とした子供の行き先はアジアのようだ、肉は食肉。
エボラはぼくがタンザニアにいた時に始まった。

    飛行機からみた1998年8月のガボンのニシゴリラが生息する森(緑に見えるところ)
森があるのは谷間だけであった。
森の近くの道には、伐採した直径1メートル以上もあるような材木を運ぶ大型トラックが埃を上げて走っていた。
川には丸太が筏になって流れ、首都のリーブルビルの海岸には流れ着いた丸太がたくさん転がっていた。

当時から、ゴリラが絶滅が危惧された。それが、15年以内に、、、、消滅。
何故か、シーシェパードが思い出された。