ニホンザルの仲間のマカク属Macacaのサルたちは雑食であるが、植物食が主で、昆虫食などは珍しい。
老衰したニホンザルの♂の歯は茶褐色に汚れており、4歳♀のタイワンザルの歯も汚れている(図2)。さらにカニクイザル♀の歯も汚れている(図3)。これらのタイワンザルやカニクイザルも屋外で自然死したものと考えられる。つまり、主に植物食をしていた事を示している。
しかし、医学実験用に飼育下にあったカニクイザルの歯は真っ白だ(図4)。恐らく、木の葉などは与えられずモンキーフードを食べさせられていたのであろう。
図1.丹沢で老衰死したオス・ニホンザルMacaca fuscata
図2.4歳メス・タイワンザルM.cyclopis、台東在住のYNから
図3.メス・カニクイザルM.facicularisの頭骨、東南アジア旅行のTEから
図4.実験用に飼育されていたオス(上)、メス(下)カニクイザルM.facicularis 教え子のMOから
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