日本に生息する齧歯目はヌートリア科、ヤマネ科、リス科、ネズミ科の4科が生息する。ヌートリア科の移入種のヌートリアとヤマネ科のヤマネの頭骨を先ずアップする。
図1.ヌートリアMyocastor coypus
図2.ヤマネGlirulus japonicus
獨協医科大「哺乳類頭蓋の画像データベース」から
ヌートリアもヤマネ(不鮮明だ)も口蓋骨水平板末端と最後位臼歯の後端がほぼ並ぶ。ヌートリアはほぼ草食と考えていたが、植物食と考えて良さそうだ。それはヤマネもそうだ。
動物園で見る南米育ちのカピパラやマーラはどうなのだろう?前にいた動物の専門学校では両者に牧草を与えていた。
図3.カピパラHydrochoerus hydrochaeris
図4.パタゴニアマーラDolichotis patagonum
図3&4はミシガン大学、Animal Diversity Webから
カピパラの口蓋骨末端は最後位臼歯とほぼ同じ位置だが、マーラはずっと前にある。それにしてもカピパラの歯はこれまで見た事もない歯で、最後位臼歯が前後に長く、前の臼歯2本と前臼歯1本を合わせた長さとなっている。
日本に生息の齧歯目は他にリス科とネズミ科がいる。次はそれらを眺めてみよう。
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