前回サルの仲間(霊長目)の翼状突起は属や科を飛び越えて似ていた。では、鯨偶蹄目の反芻亜目のシカ科ニホンジカ(図1)とウシ科カモシカ(図2&2’)の翼状突起を見比べてみよう。
図1.シカの頭骨底面から翼状突起
図2.カモシカの翼状突起
図2’. カモシカの翼状突起拡大
外側板と小さな内側板がある事が判る
シカの翼状突起は頭骨採集の時に既に欠損していたためではないかと思った。が、拾った死骸を水に浸けて腐らして頭骨にしたものも同じ形状の単純な翼状突起であった。
Animak Diversity Webのウシ科Bovidaeの頭骨写真を見ると、ニホンジカのような翼状突起であるが、下方に広がっている。内側板の有無は不明である。https://animaldiversity.org/accounts/Bovidae/specimens/?start=195
哺乳類頭蓋の画像データベースのウシ科でも、内側板の有無は不明だが翼状突起は下方に広がっている。ttps://dept.dokkyomed.ac.jp/dep-m/macro/mammal/jp/family/bovidae.html
エ?では、同じ偶蹄類のイノシシが気になる。
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