テン糞を久しぶりに見て気持ちが高揚し、少し元気が湧いて感じである。おー、またテン糞だ!小さな種子が浮き出ている。テン糞を拾ってダイソウで買った小さなビニールのチャック袋に容れて、もうすぐ宮ヶ瀬越の看板が見える直線コースへ出ると思うところで上から中年夫婦を思われる二人が下りてきて男性は山側の木に摑まって道を開けてくれ、「ゆっくりで良いですよ!」といたわりの声を掛けてくれる。ぼくはゼイゼイ荒く息を吐きながら彼らの横を通りすぎる。何だか、横断歩道で車が止まってくれたので急いで歩いているようだ。ぼくは相当な老人と思われた訳だ。
図1.10:04 テン糞2
ん?どうしてこんなにもたくさんのミヤマシキミの小枝が散らばっているのだ(図2)?小枝を取って枝先を見るがナイフのようなもので切り取られた訳ではない。上方にはミヤマシキミがあり、枝先が無い(図3)。シカかカモシカの仕業だ!でも、食べないでただ噛み落としただけだ。こんな事をするのはサルか?イヤ切り口?がザラザラだからやはりシカかカモシカだ!図2.10:18 ミヤマシキミの小枝が登山道の上にも散在
図3. ミヤマシキミの枝先が摘み取られている
おー、宮ヶ瀬越だ!道標が見える(図4)。左に折れて高取山へ向かう。また、テン糞3だ(図5)。
図4. 10:18 宮ヶ瀬越
図5. 10:24 テン糞3
流石に稜線はさらに風が強い。道標(図6)を過ぎて登っていくと高取山方面からぼくくらいの歳の人が下りてきた。ニコニコ顔で「風が強いですねぇー。大棚沢の方から登ってきたのですね。車を停められましたか?バスですか?自分はダムの方に車を置いて登ってきたが、向こうへ下るのは急なので、、、。気を付けて!」と元気だ!ぼくは「お互い気を付けましょう!」と云ったら「そうですね!」とニコニコして下りて行った。図6.10:26
ニコニコおじさんと別れてすぐ高取山まで50メートルの道標だ。山頂の休み台にガスストーブでお湯を沸かしている登山者が一人いた。登りで2番目にぼくを追い越して行った人だ。ぼくがカメラをセットして走って高取山道標までドタドタと走ったものだから休み台の登山者は何事か?っと思ってこちらを見て、笑っていた。図7.10:44 高取山までの最後の道標
図8.10:46 山頂で笑われた
すぐ、展望台に登り、蛭ヶ岳、大山を遠望する。標高1000メートル以上は雪で覆われている大山北尾根歩きにはアイゼンが必要だ。宮が瀬湖を見下ろす。すると展望台の下に登山者が一人やってきた。ぼくを登りで最初に追い越していった人だ。図9.10:50 蛭ヶ岳
図10. 大山
図11. 宮が瀬湖
下に降りてぼくを追い越して行った人に話しかける。仏果山の帰りだ。早い!展望台を登っていった。ぼくは、展望台に登っていった登山者に下りも追い抜かれる屈辱を味わいたくないので、急いで下る。宮ヶ瀬越の手前でテン糞4だ(図13)。宮ヶ瀬越からの急な道を下っていくと下から二人の登山者が登ってくる。え?向こうが立ち止めってぼくを待っている。大変!さらに急がなくてはならない。また、登山者が登ってくる。今度はぼくが待つ。マスクをした同年配か上の人だ。クマ避けの鈴を鳴らし、ラジオまで流している。屋外でこんなに風が強いのにマスクをしているなんてっと思うが、冷たい風で唇が荒れるのを防ぐだろう。また、寒さ避けにもなるかな?
図12. 10:54 展望台に登る登山者と休み台の登山者
図13. 11:13 テン糞4
休み台のところで、ザックを下ろして裏へ回りまた小便だ。そして戻ってきてスポーツドリンク。若い単独行の人がこんにちはと云って通り過ぎる。こんな天気なのに随分登山者が多い。
図14. 11:33 休み台を過ぎる
登山口近くまで下りて来て、後ろを振り返ったら登山者が駆けるように下りてくる。宮ケ瀬湖の湖面に陽が射しキラキラ湖面が輝いている(図15)。車に着くが、キーが見当たらないので探していたら駆け下りて来た若者がぼくの隣の車のトランクを開け、下着を取り換え、衣類を着替えて出ていった。え?これから会社図15. 12:21 眩しい湖面
GPSでは7.9キロを4時間37分で歩いたことになる。拾ってきたテン糞は温かい日のお昼頃にでも洗おう。久しぶりの山歩きなので帰ってからすぐ風呂に入ったが、その後も今朝も膝が痛いし、太腿や脹脛が痛い。膝が痛いので階段も手すりにつかまりそろりそろりだ。先ほど、いつも野菜をもらうNKさんの奥さんがフキノトウをたくさん持ってきてくれる。ヤッタね!もう蕗の薹が出ているんだ。今夕は天麩羅と酢味噌和えで一杯かな!
0 件のコメント:
コメントを投稿