9日にあった最後の丹沢実習での土山峠から辺室山往復で、拾った糞は、タヌキ糞1個とテン糞7個であった。
8:52 タヌキ糞
ケンポナシ種子・果柄、マメガキ種子、*ドングリ子葉、腐葉細片、砂泥
*ドングリ:カシの堅果の子葉が噛み砕かれ、大きな物では縦ミリ、幅4ミリのも厚さ3ミリのもあった。
8:51 テン糞1
キブシ種子・果肉・果皮、ケンポナシ種子・果柄、昆虫脚
9:10 テン糞2
キブシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子・果肉果柄
9:58 テン糞3
羽毛・羽毛芯・脚皮膚
10:15 テン糞4
キブシ種子・果肉果皮、甲虫外翅・内翅・脚
10:17 テン糞5
ケンポナシ種子・果肉果皮、カマドウマ脚
10:29 テン糞6
マメガキ種子、サルナシ種子・果肉果皮、砂泥
10:47 テン糞7
ケンポナシ種子・果肉果皮果柄、マメガキ種子・果肉果皮
タヌキ糞でカシ類のドングリの子葉部分が出てきた。これまでドングリの子葉が出てきたのはタヌキでは初めてだ。しかし、イノシシやサルでは出てきている。いずれにしてもキブシ、マメガキ、ケンポナシの果実が食べられており、そろそろマメガキやケンポナシを食べつくしキブシ食いになるだろう。2月1日に不動尻から三峰山途中までのルートで拾ったテン糞にも鳥の羽毛や爪が入っていたが、今回もテン糞3から羽毛と脚の外皮が出てきた。この時季、テンにとっては鳥は獲物として狙いやすいのだろうか? 全ての糞の内容物を表1にまとめた。
表1.糞の内容物
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