「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年10月16日土曜日

三叉路から高畑山へ   To Mt.Takahata from the Sansaro 2)

 御殿森ノ頭で休んだ後、ぼくはキノコを探しながら歩く。が、お目当てのアカモミタケはもう一本も見つからず。歩き始めて30分くらい経ってから学生たちが先頭を歩いていたぼくを呼ぶ。糞があるようだ。イノシシの糞だ。イノシシは今の時季は林床に落ちたドングリを主に食べ、腐葉層の土壌動物をも食べている。タヌキ糞のように大きな円筒状の塊りの糞もあるが、今は草食獣のような塊りを積み重ねたような糞をする。

イノシシ糞だ!
間もなく、高畑山への道標がある場所に来る、ほぼ直登だ。これまであった木製の見晴台のような休憩場が取り払われたので、高畑山山頂に来ても見晴らしは良くないし、学生たちにとってはつまらないようだ。休み台が二つあり、それに腰掛ける。辺りはシカが食べないトリカブトとシソ科のテンニンソウに覆われている。ぼくは一人お湯を沸かし、採ってきたアカモミタケを入れ煮立ってから、前もって椀に入れておいた味噌と具にお湯を注ぎ、アカモミタケも注ぎ入れて椀の味噌を掻き混ぜる。熱い味噌汁を口にする。アカモミタケの出汁が出ていて汁が旨い。アカモミタケの茎の部分を食べる。作ってきたお握りを食べる。熱い味噌汁を飲む。旨い!アカモミタケの傘も食べる。旨い。学生たちに見せびらかすが、彼らはキノコを本当に食べているっと云ったような顔をしている。
食後、辺りをうろつく。赤い花のヤマシャクヤクがあった場所にいく。本数が増えている。
さらに、うろついてキノコを探していると、なんとヤマシャクヤクの群落のような場所に出た。驚きだ!来春が愉しみだ!

12時10分に皆、食事が終わったので、戻ることにする。帰路は春ノ木丸経由で行くと地図を休み台の上に置いて説明する。M.T君がぼくのズボンに毛虫が付いていると取ってくれる。その毛虫は下のものだ、早速これから卒業生のS.Aさんに送ってみてもらおう。
ズボンについていた毛虫
帰路、春ノ木丸(487m)に登らずにその南側斜面を巻いて、間違った尾根を下る。これでこの尾根を下ったのは3度目だ。最初は下って沢に出た。沢沿いを下って車の音が聞こえるので、道路に出られた時があった。15年前の5月だった。
R.Mくんが春ノ木丸のピークに登り、降りてくる。尾根(間違っている)を下る、何かオカシイ。先週登ったところなのにオカシイと思いながら下る。立ち止まる。担任のHさんが、「先生、間違っている!」と教えてくれる。春ノ木丸を巻いたところで、地図とコンパス、あるいはスマホのGPSを見ればこんな間違いなどすぐ気付くはずなのに、先週歩いているからという思いで、しかもオカシイと思いながら下る。何故、オカシイと思った時にすぐコンパスを見なかったか!大反省だ!
戻る、降りてきたところまで登る!っと皆に声を掛ける。すぐ、学生たちは登っていき姿は消え、声だけになる。R.Mくんが待っていて、先生のザックを持ちますと云う。断ると、バックだけでも持ちましょう!っと云ってくれる。有り難い。もちろん持ってもらいたいが、まだ、自分の荷物くらいは自分で持って歩けるので、礼を言って断る。彼はぼくを心配してから5,6メートル先を着かず離れずゆっくり歩いている。
ぼくは相当バテタ感じで歩いているんだ。そうだろう。自分が間違った尾根を下り、その尾根を引き返して皆で登っているんだ。コンパスやGPSを何故見なかったのか悔やみながら登る姿にR.Mくんは見ていられなかったんだ!サンキュウ、気持ちだけ感謝だ!左足の脹脛が攣る。
バス停の方へ下るシカ柵の扉のところで、小休憩。バスの時間までは1時間ちかくある。「ここからは1本道で迷うところがない。もう一つシカ柵扉を開けて下るとすぐだ。ぼくは30分くらいここで休む!」っと皆を先に行かせる。座り込んでスポーツドリンクを飲む。ヒルがやってくるが無視。
15:21 春ノ木丸への登り口着
15時50分発のバスに乗る。出て間もなく仏果山登山口を過ぎる頃には、皆、座席では眠り込んでいる。学生も朝は早いし疲れたんだ!

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