ー昨日の榛ノ木丸の続きー
魚止め橋からヘアピンカーブのところで急峻な登り、初めはスギの植林地帯であるが、植林地を過ぎるとさらに険しい登りになり、ストックはしまって両手を使って立ち木を支えにして身体をグィーッと引き寄せて登る。右肩が肩鎖関節脱臼しているので、肩の動かし方を整えながら右手を使う。こうやって登ると身体全体の細胞、組織が生き生きするような感じがする。霧雨が間断なく降り注ぐが汗が出て気持ちが良い。
9:02 登ってきた方を振り返る、落ち葉で埋め尽くされている。
足元を見ると、塩水林道にたくさん落ちていたイヌブナハボタンフシの虫瘤がイヌブナFacus japonicaの葉に付着して落ちている。塩水林道では、この虫瘤が葉と離れて落ちていた。しかし、ここでは葉についている。何と、気が付くともうこの虫瘤がついたイヌブナの葉だらけ!
ぼくは、滑らないように登山靴をしっかり上に乗せて歩く。登る。
9:16 あのイヌブナハボタンフシの虫瘤だ!
10:35 出発して2時間余りでようやく1292のピークを過ぎる。風が強い。晴れて風がなければ気持ちの良い場所なのだが、、、。周りの景色を撮る。ここから榛の木丸まで10分位だ。
ピーク1292付近の平なところ。
10:44 朝鮮語由来の山名の榛ノ木丸
榛ノ木丸で自撮りをしてすぐ下る。凄い風の強さだ。時折、雨ではなくアラレかヒョウのような物が飛んでくる。蛭ヶ岳は雲で覆われそこから吹いてくる風が冷たく強烈だ。軍手を取り出す。
11:10 ようやくシカ柵の扉のところまで下りてきた。風は頭上を吹きすさぶ。途中で、東丹沢トレイルランと書かれた白い紙が透明なプラスチックに挟まれて木の幹に縛り付けられていた。下の扉の右の木の幹に赤ペンキの目印もその時のものだろう。
しかし、トレイルランをする人たちはぼくが登り下りているルートを走るのだ。先日、円山木ノ頭でお昼をとっている時もランニング姿で走り過ぎる人がいた。
11:10 シカ柵の開け放された扉
11:15 風が当たらなくなったのでほっとしてミヤマシキミの赤い実を撮る
風が全く当たらない場所で、蛭ヶ岳とは反対方向の山並みを撮る。落葉広葉樹が赤茶けた秋の色になっている。
11:28 魚止め橋の方を撮る
12:22 伝道に降り立つ。今回は、膝が痛くならないように2、3度膝を伸ばすようにしたせいか、膝が痛くならないで降りてくることができた。早戸川の沢音が激しい。
12:33 もう、寒そうな沢
12:36 テン糞だ!林道に転がっている1メートルくらい大きな岩の上にあった。
車の置いた場所には12:49に着いた。ぼくが来た時にあった横浜ナンバーの白い車はまだあった。今回は、十分汗をかいたし、ギンナンが入ったタヌキ糞を拾ったので、充実したものとなった。家について車から出る時も膝が痛くはなかった。嬉しい!
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