「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2015年2月25日水曜日

懐かしい笹原 The nostalgic Sasa field.

昨日歩いたGPS軌跡。
奥野林道と伊勢沢林道のゲート前に駐車。
既に車が2台とまっていた。女性たちのパーティで賑やか。
どこに行くのか聞かれたので、伊勢沢林道を往き、帰りは奥野林道だと応える。
この時は、伊勢沢林道から伊勢沢へ下りて奥野林道に上がろうと思っていたが、
歩き始めて、すぐ気持ちが変わる。水沢の方で枝打ちのチェーンソーの音が聞こえたので、伊勢沢林道から水沢林道へと方向を変える。
案の定、山に人が入っているため、水沢沿いの山道のコクサギなどが切り払われ歩きやすくなっている。が、鳥屋・焼山の登山道への斜面の登りは以前のままだ。
ZigZagに登って登山道に出る。9時に歩き始めて1時間9分も掛っている。
もっとも、ルートファインディングしなければならなかったし、テン糞を拾ったりしたからだ。
下の写真のところに出てくる予定だったが、20メートルくらい下の登山道に出た。
この白い看板には←水沢へと書かれている。
登山道は以前のように歩き易そうだ。
10:19、焼山3.0km 平戸2.7kmの道標が朽ちかけている。
ここにある休み台の上に倒木だ。
馬ノ背のサルを追い始めた頃、この尾根を下りたこともあった。
間もなく、ササがたくさん繁茂しているところに出た。
40年前の丹沢はこうだった。何となく笹原が懐かしい。
 このように1メートルちょっとの草丈のササが生い茂っているところは、下りは歩けるが登りとなると大変な藪漕ぎだった。しかも、このササの中にサルトリイバラやキイチゴ、サンショウなどのトゲのある木があってナタで切り払っても100メートル進むにに1時間も掛かったものだ。
サルはそんなところでも難なく移動していった。
 今は、このようなササやススキが生い茂っていないので、ぼくらでも平気でと云うよりもナタを持たなくても登山道でないところを歩くことができる。
2,30代の血気盛んな時には、ナタは双眼鏡と共にサル観察・追跡の必需品だった。
だから、下のようなササで覆われた斜面が懐かしい。
しかし、どうしてここのササはシカに食べられずに残っているんだ?
またしても、ぼくの疑問が頭をもたげてきた。
本当に丹沢の山にササが見られなくなったのはシカが食べたためなの?
 この後、登山道に覆いかぶさった倒木を巻いたり、乗り越えたり、潜ったりが続いた。
 
 
 
 
11:06、焼山2.3km 平戸4.5kmの道標と休み台
11:53、子供の水筒が置かれている。子供を連れて焼山の登った人がいるんだ。
この水筒があったところから間もなく、ガレ場の連続だった。
この雪が残っているところが道である。
表面の雪は柔らかいが下は凍っている。渡って振り返る。アイゼンが欲しかった。
12:05、以前はここは上を巻いた。
12:12、再びガレ場をトラバースする。
12:13、ここは5メートルくらい上部を巻いて、対岸の雪原に出た。
もう、この時はこの道はアイゼンがないので、引き返せない。
兎も角、登って姫次・焼山の登山道に出るしかないと思う。
上の写真の雪面の斜面に出て、登山靴の先で雪を蹴って、足を乗せるステップを作りながら一歩一歩歩く。ようやく、階段が出てくるが、そこも同じように歩く。
12:16、焼山0.9kmの道標のところだ。
ここにも休み台があり、この下にテン糞を見つけた。
ここを登山道を行かないで休み台のある尾根を下っていくと、伊勢沢林道に出ることができる。
12:36、上の休み台のところから焼山0.7kmの道標を過ぎて雪原を歩くことになる。
表面3、4センチは柔らかく下は凍った腐れ雪だ。
 登山者の靴跡が残っていたり、無くなったりするが、ぼくはぼくの記憶通りに歩く。
12:39、登山道の道標が見えた。着いた。
 登山道から登ってきた方を振り返る。
この登山道、日影は腐れ雪で、日向は表面5センチくらいの泥んこ道だ。
5センチ以下は霜柱が10センチくらいにもなって、陥没し、歩き辛い。
 黍殻山にも登らず、ただひたすら黍殻避難小屋を目差す。
ぼくと同年齢くらいのマタギのように木の棍棒を杖がわりについてやってくる単独行者と挨拶を交わす。今回歩き始めて会った唯一の登山者だ。
避難小屋では13:36~14:10分までの約30分間、休憩をする。
帰路奥野林道でテン糞を3ヵ所で拾い。車に着いたは16:55にもなっていた。
もっとも、日が長くなっていたから、焼山・姫次の大平分岐からはほぼ1時間かけてゆっくり下った。
歩いた距離はGPSでは18.7キロだった。

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