16日のルートで拾ってきたテン糞を水洗いして調べた。
①:ハグロケバエ幼虫7匹、膜翅目胸部腹部翅
②:ツバキの雄蕊のような植物質のものが、0.5ミリメッシュの隙間から全て流れ落ちた。
これは、大型水鳥の糞だったようだ。
③:キブシ種子果肉、長ネギの葉茎状の2~6センチの植物質(下の写真の半透明の茶色のもの)、橙色の果肉or根茎状のもの(左上部のもの)、昆虫の脚
水洗いした結果の上の鉢受け内の内容物を見るとテン糞ではなくて他の動物の可能性もある。
テンは草本の根茎は食べないと思われるし、またササの葉茎のような部分も食べないとおもうのだが、厳冬期にはテンは腹を満たすためにこのような植物質のものを食べるのだろうか?
④:ネズミ亜科&?の毛、臼歯、切歯、骨片
これは、まだ分析中である。分かったらアップしたい。
⑤:イノシシの外毛、内毛、骨片
イノシシの太い毛とやや細い毛とさらに細い毛がでてきた。
⑥:キブシ種子、果肉
⑦:イヌツゲ種子、ハグロクロバエ幼虫
⑧:小動物毛のみ
草食性の大型水鳥の糞②もテン糞を見誤った。
まだまだ、難しいものだ。
また、糞③は昆虫の脚が一本入っているだけで、残り全てが上の鉢受けの中身で、全てが植物質で、しかも果実ではないものであった。テンが果実以外の根茎の類を食べるのだろうか?
もっともクマは植物のほとんどすべての部分を食べるので、テンが食べてもそう不思議ではない。
ハグロケバエの幼虫の外皮が入っている糞が2個あったが、降雪前に食べて排泄したものだろう。
それとも、雪を搔き分けて腐葉土の表層にいるハグロケバエの幼虫を食べたのだろうか?
糞④から出てきた、臼歯はネズミ亜科のものだが、もしかしたらヤマネ?モモンガのものかも知れない。また、歯根が一本の臼歯と鍵爪も出てきているので、詳しい分析結果は次回にする。
いずれにしても、糞はそろそろ卒業かな?と思うとまたまた不思議な糞が出てくる。
再来年くらいには拾い分析した糞の個数が1000個になるだろう。
千の大台を越せばもう少し分かるかな?
0 件のコメント:
コメントを投稿