今日、岐阜県各務原市に住む友人からのクール宅急便が届いた。
昨日、登校前に友人から「早朝の散歩で新鮮なモグラを拾ったので、必要か否か」というメールがあったので、即刻コウベモグラMogera woguraを欲しいと返信していたのだ。
厳重に氷嚢で包まれており、新鮮そのものだ。
まず、包みを開けて驚いた。こんな巨大なモグラは見たことがないのだ。
ずっしりと重く重量感もある。
頭胴長は16センチはあるだろう。
早速、コウベモグラの特徴の一つである。上顎3対の切歯の並び方を見た。
教科書通りに円を描くようにまるくなっている。アズマモグラのようにV字状に並んではいない。
コウベモグラは初めてだ。自然とニコニコしたくなる。
モグラ科でもヒミズ亜科のものたちは犬歯よりも第一切歯が長いが、モグラ科のものたちは
犬歯が切歯よりも大きく長い。
前足も巨大なシャベルだ。
これは、右手であり、死んだ状態の時も親指が下向き(腹側)になっている。
さらに、第三の親指の骨とも言うべき骨が皮膚の上から触っても判る(赤線で囲った部分)。
手は重量感に溢れているが、足は細くて貧弱だ。
これだと、ほとんど前進するのも手ではないかと疑ってしまう。
尾は可愛過ぎる。
明日、専門学校の夏休み前最後の授業なので、持って行って見せてあげたいが、新鮮なうちに解剖をしてみたい。
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