鍋嵐・辺室山の続き:
実は、当日尾根道とわ言わず、風が抜けるような場所には
このクモが巣を張っている。
顔にかかり、メガネにクモの巣がつく。
光の加減で巣が見えたり見えなかったりする。
手には葉がついた小枝を前にかざしながら歩く。
それでも顔にクモの巣がかかる。帰路、写真を10枚くらい撮ったが、どれもピンボケだった。
不思議なミズキの辺りで、見慣れない小さなカエルがいた。
背はいぼいぼ状態。ヒキガエルのチビ?とも思われない。
結構、すばやく動く。
手にとるとこんな状態に20秒くらいフリーズ状態になった。
このカエルは何ガエル?
今夏は暑いせいか背中がアセモになったようで、痒い。
痛さは耐えられるが、痒さは耐えられないものだ。
何だか、早く涼しい秋が来い!と思うようになった。
7 件のコメント:
カエルの同定も案外難しいですね〜。
いまのところ近いのがツチガエル(別名イボガエル)ですが、まだそっくりの絵柄が見つかりません。
千石正一編の「原色 両性爬虫類」(家の光協会)で、絵合わせと大きさを確かめたんですが、体長は3センチ前後であることとザラザラした感触が、ツチガエルに相当する。
しかし、こやつがいた場所は水場からはほど遠い尾根上である。
しかも、強い匂いがすると記載されているが、匂いを嗅いだわけではないが、強い匂いがするなら、手に取った時に匂うだろう。
ぼくは新種のカエル?とさえ思い、持ち帰ろうとさえ思った。
こんな小さなカエルで親(多分)だなんて、
もう少し、調べてみたい。
take隊員へ
ネットで調べました。
腹側からの写真のものがあり、丹沢で手にとったものと同じでした。
ツチガエルでOKのようです。
ただ、どの記載も水辺に生息と捕まえると異臭がするとあります。
クサガメでさえ、2度(房総と丹沢)も尾根で見つけているので、ぼくが見つけたツチガエルも生まれた水辺から遠くの地へ分散する途中だったのかもしれません。
となると、あとは臭いだけだが、陸上を移動中の個体は臭いを発しないのかも知れませんネ!
カエルの話題だったので久しぶりに書き込みます。
これはヒキガエルの幼体ですよ。ノシノシ歩いていませんでしたか?ツチガエルはジャンプ力があるのでかなり動きが素早いです。
ヒキガエルは体重と同じくらいの水分を体に蓄えることが出来るので乾燥に非常に強い種です。対してツチガエルは平べったい体型をしていて遊泳力が非常に高く水辺依存の強い種です。乾燥した場所に出てくることはまずありません。
ヒキガエルには東日本に生息するアズマヒキガエルと西日本に生息するニホンヒキガエルが居ますが、幼体なので私にはよく判りません。分布域で推測してください。
それでは、また。
バッジーノさんへ
ヒキガエルのチビですか?
こんなに小さいんですね。
ツチガエルはどの記載も水辺になっているし、また、捕まえると異臭がするとあるが、乾いた尾根で、捕まえたのに全く臭いを感じなかったことで、ツチガエルという判定にも????という思いでした。
ヒキガエルもこんな小さい時があるんですね。
ありがとうございました。
また、いろいろ教えてください。
福田様
カエルの親の大きさと幼体の大きさには直接関係は無く、オタマジャクシで過ごす期間の長さなどによって変わるようです。
ヒキガエルはオタマジャクシから幼体に変態した時の大きさは非常に小さくて1cm位しかありません。これは早春の水たまりの様な非常に不安定な水域に産卵する事も多いので、なるべくオタマジャクシの期間を短くしたいための適応では?と思います。同じ時期に産卵するアカガエル類もほぼ同じ大きさです。
対してツチガエルのオタマジャクシは水量の安定した河川や水路に生息し、さらに幼生のまま越冬(国内産のカエルで幼生のまま越冬するのは本種のみ)することも多いため、変態時の幼体は3cm以上もあります。(外来種で幼生のまま越冬するウシガエルはさらに大きくなります。)
上陸したヒキガエルは最初は小さいですが、あっという間に大きくなりますので、この写真のヒキガエルはこの春に上陸した個体と思われます。
>また、いろいろ教えてください。
いえいえこちらこそ勉強させて頂いております。これからもよろしくお願いします。
バッジーノさんへ
さらに詳しいヒキガエルについてのコメントありがとうございます。
考えてみれば、ヒキガエルのオタマジャクシはすごく大きな訳ではありませんね。
ヒキガエルのイメージから尾がとれて手足が出て陸に上がる時には大きくなっていると漠然と思っておりました。
あのように小さなカエルなら、来春、ヒキガエルの卵を少し持ってきてふ化させ、カエルまで育ててみようと思いました。
カエルの仲間の繁殖・育児は奇想天外なこともあるので興味深いです。
本当に、今後とも宜しくおねがいします。
コメントを投稿