先日、塩水橋から林道を登り、途中で円山木ノ頭(中峰)を目指して登った。
日当たりの雪が無いところの腐った倒木の上にあったテン糞を拾ってきた。
水につけておいたがなかなか分解してくれない。
で、指先でもむようにしてバラシタが、それでもくずれない。
上の写真を拡大した物だ。
小さな種子はキブシだ、毛は?
上の糞の大半が極細の灰黒色の毛であった。
そのため、水に浸けてもバラバラにならなかったのだ。
この糞の大半は下の毛と23個のキブシの種子とおそらく、キブシの果皮と思われる植物と
ガガンボウ?の羽が一つだった。
この毛、今まではネズミの毛としてきた。
冷凍してあるヒミズとヒメヒミズの毛と見比べた。似ている!
ネズミの毛ではないことは確実だ。
モグラやトガリネズミの仲間の毛であることは確実だ。
骨や歯でもでてくればもう少し何とかなるのに!
しかし、せめて日本に生息する哺乳類の毛だけからでも動物種を簡単に同定できないだろうか?
せめて、光学顕微鏡、可能ならフィールドで虫メガネで同定したいものだ。
毛の長さ、太さ、色、硬さくらいは現場で可能だが、、、。
毛の切断面の構造となるとお手上げだ!
2 件のコメント:
こちらも動物を食べた毛だらけのテン糞を水洗いしました。
骨の一部が入っていたので、あとでアップしますが、かなり太いものがあるので、ネズミなどではなさそうに思います。
獣毛から同定するスンプ法というのが野良こねこさんからいただいた「動物遺物学の世界にようこそ」という本に載ってました。
最終的には顕微鏡での観察になりますが、私の持っているのはレンズを替えれば270倍で、200倍のリスの毛の直径が3センチぐらいに写ってたから、使えそうです。
今度やってみようと思います。
take隊員へ
スンプ法を使うと現場でも出来そうですね。
ネットで調べるとたくさん出てきます。
ありがとう。
ん?野良こねこさんにも感謝ですね。
ぼくは、見て、触って違うことが分るものをさらに簡単に他の人に説明する方法がないかな?っと思ってます。
先ずは、スンプ法をやってみなければダメかな?
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