日本には野生のデンドロビューム属の一つのセッコクがある。
サルを追っていて山中でセッコクを見つけたときは大感激したことを覚えている。
デンドロビューム・キンギアナムは東南アジア産ではなくオーストラリア産のものだ。
このギンギアナム知人から一株いただいたものだが、増える増える増える。
すぐ、大鉢にしなければいけなくなる。
花の香りが良いのでどうしても育ててしまう。
昨年は、フウランとともに庭の梅の木にぶら下げたままにして置いた。
睡蓮鉢の水に氷が張ったが、フウランもキンギアナムも寒さに耐えていた。
今、我が家の庭はこのキンギアナムの香りがする。
もちろん、庭に面したガラス戸を開けていると香りが漂ってくる。
ドイツスズランも今満開で、良い匂いだ。
釧路の原野にスズランが咲く季節は、スズランの香りで満たされる。
学校も家も、雑貨屋も、酒屋も街中がスズランの匂いだ。
子供の遊びも原野でのスズラン狩りである。
学生の時、北大空手部にいた友人から1、2度スズランの束が航空便で送られてきた。
アパートの大家さんにあげ、玄関にガラスコップに挿して飾ってもらった。
数日間、アパート内はスズランの香りに包まれた。
草花の良い匂いは気持ちを和ませて、落ち着かせてくれる。
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